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定価:5,600円(5,091円+税)
判型:A5
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内容紹介
21世紀に入ってからの約20年間余は、越境協働によるイノベーションの時代であったとも言える。この間のイノベーション研究は、それまで企業内部や国境内部で完結していたものが境界の外部に拡張し、「企業や国の境界を越えて協働する」ということを主要なトピックとしてきた。このような越境協働研究の隆盛にもかかわらず、イノベーションや新規事業の創造にとって、境界があることや、境界を越えることの意味について、包括的に議論した研究は、それほど多くはない。本書は、「企業の境界」や「国境」の概念を整理した上で、企業活動の「越境」から創出されるイノベーションのプロセスについて多角的に議論した貴重な研究成果である。同時に、筆頭編著者の椙山氏の門下生はじめ、共同研究者など、第一線の研究者23名が集結し、椙山氏の京都大学退職記念出版として企画された本書は、単なる記念本として書棚に飾られるのではなく、研究書として活用される価値ある書籍にすることを目指している。巻末の終章では、椙山氏を含む編著者4名が、経営学の研究観について自由に語り合う座談会を収録した。本書を手に取る研究者にとって、研究のスタンスを考える一助となるであろう。
目次
序章 越境協働の経営学
第1編 越境協働と二者間関係:オープン・イノベーション
第1章 技術の排出能力
第2章 企業と非企業の協働
第3章 否定感情と状況性
第2編 越境協働への全体論的アプローチ:事業エコシステム
第4章 エコシステムの境界とそのダイナミズム
第5章 共同研究の継承とビジネス・エコシステムの構築
第6章 ビジネス・エコシステムのリニューアルと企業の境界
第3編 越境協働と人工物:アーキテクチャと規格
第7章 コアモジュール部品間の調整戦略
第8章 規格間ブリッジ
第9章 企業と対立するユーザー・イノベーションと企業の対抗策
第4編 越境協働のドライバー
第10章 アジャンスマンとしての研究開発マネジメント
第11章 エゴセントリック・ネットワークの構造間の関係と調整の成果に関する実証研究
第12章 合弁による組織を越えた両利きの経営
第5編 国際的な越境協働
第13章 製品の現地適応と親会社の資源利用
第14章 国際的なエコシステム活用と互恵的関係
第6編 越境の意味の変化
第15章 変化する地域統括機能
第16章 クロスボーダーM&Aと海外拠点の役割変化
第17章 サービス産業における輸出概念の整理
終章 なぜ/どのように「越境協働」だったのか―研究観に関する座談会―
第1編 越境協働と二者間関係:オープン・イノベーション
第1章 技術の排出能力
第2章 企業と非企業の協働
第3章 否定感情と状況性
第2編 越境協働への全体論的アプローチ:事業エコシステム
第4章 エコシステムの境界とそのダイナミズム
第5章 共同研究の継承とビジネス・エコシステムの構築
第6章 ビジネス・エコシステムのリニューアルと企業の境界
第3編 越境協働と人工物:アーキテクチャと規格
第7章 コアモジュール部品間の調整戦略
第8章 規格間ブリッジ
第9章 企業と対立するユーザー・イノベーションと企業の対抗策
第4編 越境協働のドライバー
第10章 アジャンスマンとしての研究開発マネジメント
第11章 エゴセントリック・ネットワークの構造間の関係と調整の成果に関する実証研究
第12章 合弁による組織を越えた両利きの経営
第5編 国際的な越境協働
第13章 製品の現地適応と親会社の資源利用
第14章 国際的なエコシステム活用と互恵的関係
第6編 越境の意味の変化
第15章 変化する地域統括機能
第16章 クロスボーダーM&Aと海外拠点の役割変化
第17章 サービス産業における輸出概念の整理
終章 なぜ/どのように「越境協働」だったのか―研究観に関する座談会―
著者略歴
椙山 泰生(スギヤマ ヤスオ sugiyama yasuo)
長内 厚(オサナイ アツシ osanai atsushi)
亀岡 京子(カメオカ キョウコ kameoka kyouko)
舟津 昌平(フナツ ショウヘイ funatsu shouhei)
タイトルヨミ
カナ:エッキョウキョウドウノケイエイガク : ソシキトクニノキョウカイヲコエタジギョウプロセス
ローマ字:ekkyoukyoudounokeieigaku : soshikitokuninokyoukaiokoetajigyoupurosesu
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