目次

〈環境文学〉論の道程
自然不在の王朝文化
幸若舞曲『文覚』小考
江戸〈環境文学〉雑記
朝鮮時代の空間論と自然観についての緒論
園芸書の文学性
『日本書紀』における祥瑞災異の記載内容の変容
讖緯思想からみる水の怪異と王権
ベトナムの妖鶏
人文学によるベトナムの地震研究
武士と両班の存立基盤
災害・怪異の歴史叙述
前近代ベトナムの諸史料や文学資料から見た疫病神信仰
象が田を耕す話
ドメスティケーションの帝国
お伽草子における物の〈精〉について
お伽草子の食の風景
室町時代の食の文芸と社会環境
南方熊楠と安藤みかん
捨かたきハ人の命ぞかし
琉球の説話・歴史叙述と環境
敦煌文献「五台山讃」詩群にみる五台境界
近代日本の紀行文学における張家口の表象
韓国の風水思想と説話
記号・儀式と古代東アジア古代世界
胎内五位説と日本中世の心身論
空間表象の写実性
人間と非-人間の互酬性と環境人文学