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定価:5,500円(5,000円+税)
判型:四六
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内容紹介
19世紀末〜20世紀初頭、パリと並んで西洋の学芸の中心地であると同時に、反ユダヤ主義の温床ともなったウィーン。オーストリア国家を自殺に追いやり、絶滅収容所体制へと直結したナチスドイツによる「合邦」はなぜ、いかに仕組まれ、国民から歓呼で迎えられたのか。フロイトをはじめとする多数の思想家、芸術家そして政治家らの動向を詳細に跡づけ、この時代全体をパノラマで描ききった歴史ドラマ。
目次
1 合邦、追放、閉鎖
2 変わらないウィーン
3 ユダヤ人の不在
4 盗まれた共和国
5 魂の小説
6 フロイトの世界
7 フロイトという男とモーセの神話
8 ウィーンをめぐるヒトラーの嘘
9 冬季大会
10 命取りとなった春の夜
11 名前のない国
12 無慈悲に
13 名誉囚人シューシュニック
14 ウィーンのレクイエム
15 ドイツ的な変身
16 切断された履歴
17 トランジット
18 フロイト、 去る
19 ロンドンでのエピローグ
20 記憶の痕跡
謝辞
訳者あとがき
原注
参考文献
人名索引
2 変わらないウィーン
3 ユダヤ人の不在
4 盗まれた共和国
5 魂の小説
6 フロイトの世界
7 フロイトという男とモーセの神話
8 ウィーンをめぐるヒトラーの嘘
9 冬季大会
10 命取りとなった春の夜
11 名前のない国
12 無慈悲に
13 名誉囚人シューシュニック
14 ウィーンのレクイエム
15 ドイツ的な変身
16 切断された履歴
17 トランジット
18 フロイト、 去る
19 ロンドンでのエピローグ
20 記憶の痕跡
謝辞
訳者あとがき
原注
参考文献
人名索引
著者略歴
マンフレート・フリュッゲ(フリュッゲ マンフレート furyugge manfureeto)
マンフレート・フリュッゲ(Manfred Flügge)
1946年、デンマークに生まれる。ミュンスター大学とリール大学でロマンス語・文学と歴史学を学ぶ。1976年から90年までベルリン自由大学で講師を務め、1981年に教授資格を取得。その後、ベルリンで作家活動を続ける。主な著作として、『楽園での意志に抗して サナリー・スュール・メールに亡命したドイツ人作家たち』(1996年)、『つむじ風』(1993年、みすず書房、1999年)、ハインリヒ・シュリーマン『トロイアへの道 ある神話愛好家の物語』(2001年)、『ハインリヒ・マン 伝記』(2006年)、『マルタ・フォイヒトヴァンガーの4つの人生 伝記』(2008年)、『ステファン・エセル 幸せな反逆者』(2012年)、『夢の国と避難所 フランスのハインリヒ・マン』(2013年)、『マン家の世紀』(2015年)、『儚い楽園 コート・ダジュールに亡命したドイツ人作家たち』(2019年)などがある。
浅野 洋(アサノ ヒロシ asano hiroshi)
浅野 洋 1950年、千葉県に生まれる。慶応大学独文科卒。日本翻訳家協会事務局長・理事、埼玉女子短期大学名誉教授。オーストリア世紀末文学、ナチス時代の亡命文学を専攻。主な著書、訳書として、『異文化から学ぶ文章表現塾』『就活女子の文章表現塾』(以上、新水社、共著)、J. ゼルケ『ヨーロッパはプラハで死んだ』(新水社、日本翻訳出版文化賞受賞)、同『焚かれた詩人たち』(アルファベータ)、F. フンツエ一ダー『ネオナチと極右運動』(三一書房、共訳)、S. シュヌーアバイン『文化批判としての宗教』(恒星社厚生閣、共訳)、H. カンツィク『ヴァイマル共和国の宗教史と精神史』(御茶の水書房、共監訳)、アルバン・ベルク『ルル』(音楽の友社、共訳)、『マリア・カラス舞台写真集』(アルファベータ、共訳)などがある。
タイトルヨミ
カナ:タマシイヲウシナッタミヤコ
ローマ字:tamashiioushinattamiyako
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