( )
定価:5,500円(5,000円+税)
判型:四六
書店在庫をチェック
内容紹介
近代世界のなかで死と死にゆく過程と葬送はどのように変容してきたか。人々は、死別の悲嘆に個人的・集団的にどう対処してきたか。国際的に著名な死生学者が、各国の歴史や文化、法律や制度による違いに注目しつつ、医療や家族のあり方、宗教やメディアや戦争の影響などをグローバルに考察した集大成の書。社会学、宗教学、人類学、医療・ケア分野の学生・専門家必読。
目次
謝辞
日本語版への序文
序論 死のジグソー・パズル
第一部 近代性
第一章 寿 命
1 早死──原因と治療
2 七〇歳を超えて生きること──原因と結果
3 死にゆく過程
4 悲嘆すること
5 移住、家庭、仕事
6 長寿の社会的帰結
7 結 論
第二章 医 学
1 医療化
2 合理化
3 専門職化
4 施設化
5 死のシステム
6 医療化を超えて
7 結 論
第三章 商品化
1 生命──商品化か神聖化か
2 脱商品化の多様な形態
3 死にゆく過程
4 葬 儀
5 悲 嘆
6 結 論
第四章 コミュニケーション
1 文字を書くこと
2 電気と電信
3 写真と録音機(蓄音機)
4 マス・メディア
5 デジタル戦争
6 インターネット
7 ソーシャル・メディア
8 結 論
第五章 死の否認?
1 不可視な/不慣れな
2 隔 離
3 恐怖の管理
4 結 論
第二部 リスク
第六章 安定性と不安定性
1 脱希少性
2 リスク社会
3 死の認知運動
4 結 論
第七章 物理的世界
1 死者を処理する
2 制約はするが決定はしない
3 現在のハザード
4 未来のハザード
5 身 体
6 結 論
第三部 文 化
1 文化と死
2 文化の変異
3 文化の複雑さ
第八章 個人と集団
1 近代性と個人
2 死因となるもの
3 死にゆく過程の管理
4 悲 嘆
5 結 論
第九章 家 族
1 孝
2 家族関係における選択
3 宗 教
4 国 家
5 医療従事者
6 結 論
第十章 宗 教
1 すべての宗教が同じというわけではない
2 世俗化
3 宗教についてどう考えるか
4 宗教と死の慣行
5 結 論
第四部 国 民
第十一章 国民集団を近代化する
1 近代化
2 植民地主義
3 結 論
第十二章 戦 争
1 国民集団のための犠牲
2 記憶すること、忘れること
3 戦争は平時の慣行をどう形成するか
4 結 論
第十三章 政策と政治
1 イデオロギー
2 法 律
3 制 度
4 政 策
5 政 治
6 チャンス
7 結 論
第五部 グローバル化
第十四章 グローバルな流通
1 商品とサービス
2 民 族
3 情 報
4 慣 行
5 結 論
第十五章 死のさまざまな未来
1 現在の潮流
2 未来のシナリオ
注
訳者あとがき
文献一覧
事項索引
人名索引
日本語版への序文
序論 死のジグソー・パズル
第一部 近代性
第一章 寿 命
1 早死──原因と治療
2 七〇歳を超えて生きること──原因と結果
3 死にゆく過程
4 悲嘆すること
5 移住、家庭、仕事
6 長寿の社会的帰結
7 結 論
第二章 医 学
1 医療化
2 合理化
3 専門職化
4 施設化
5 死のシステム
6 医療化を超えて
7 結 論
第三章 商品化
1 生命──商品化か神聖化か
2 脱商品化の多様な形態
3 死にゆく過程
4 葬 儀
5 悲 嘆
6 結 論
第四章 コミュニケーション
1 文字を書くこと
2 電気と電信
3 写真と録音機(蓄音機)
4 マス・メディア
5 デジタル戦争
6 インターネット
7 ソーシャル・メディア
8 結 論
第五章 死の否認?
1 不可視な/不慣れな
2 隔 離
3 恐怖の管理
4 結 論
第二部 リスク
第六章 安定性と不安定性
1 脱希少性
2 リスク社会
3 死の認知運動
4 結 論
第七章 物理的世界
1 死者を処理する
2 制約はするが決定はしない
3 現在のハザード
4 未来のハザード
5 身 体
6 結 論
第三部 文 化
1 文化と死
2 文化の変異
3 文化の複雑さ
第八章 個人と集団
1 近代性と個人
2 死因となるもの
3 死にゆく過程の管理
4 悲 嘆
5 結 論
第九章 家 族
1 孝
2 家族関係における選択
3 宗 教
4 国 家
5 医療従事者
6 結 論
第十章 宗 教
1 すべての宗教が同じというわけではない
2 世俗化
3 宗教についてどう考えるか
4 宗教と死の慣行
5 結 論
第四部 国 民
第十一章 国民集団を近代化する
1 近代化
2 植民地主義
3 結 論
第十二章 戦 争
1 国民集団のための犠牲
2 記憶すること、忘れること
3 戦争は平時の慣行をどう形成するか
4 結 論
第十三章 政策と政治
1 イデオロギー
2 法 律
3 制 度
4 政 策
5 政 治
6 チャンス
7 結 論
第五部 グローバル化
第十四章 グローバルな流通
1 商品とサービス
2 民 族
3 情 報
4 慣 行
5 結 論
第十五章 死のさまざまな未来
1 現在の潮流
2 未来のシナリオ
注
訳者あとがき
文献一覧
事項索引
人名索引
著者略歴
トニー・ウォルター(ウォルター トニー worutaa tonii)
トニー・ウォルター(Tony Walter)
1948年生。英国バース大学名誉教授。同大学「死と社会センター」元所長。死の社会学を牽引する存在として、死生学者のあいだで最も評価されている。本書以外の主要著作に、既存の死生学の「死のタブー」言説を問い直すThe Revival of Death(『死のリバイバル』)、悲嘆の比較文化論On Bereavement: The Culture of Grief(『死別について──悲嘆の文化』)、邦訳に『いま死の意味とは』(岩波書店)がある。
堀江 宗正(ホリエ ノリチカ horie norichika)
堀江 宗正(ホリエ ノリチカ)
1969年生。東京大学大学院人文社会系研究科教授。死生学、スピリチュアリティ研究。博士(文学)。著書に『ポップ・スピリチュアリティ──メディア化された宗教性』、『スピリチュアリティのゆくえ』(シリーズ「若者の気分」)、編著に『現代日本の宗教事情』、共著に『死者の力』(以上、岩波書店)ほか、訳書にウォルター『いま死の意味とは』(同)がある。
タイトルヨミ
カナ:キンダイセカイニオケルシ
ローマ字:kindaisekainiokerushi
※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。
トニー・ウォルター 最近の著作
もうすぐ発売(1週間以内)
※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを利用しています。