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定価:3,960円(3,600円+税)
判型:四六
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内容紹介
難民は人権や人道からは「保護」されるべきであり治安や財政からは「負担」とされる。しかし、こうした視座そのものが「国民」を前提としている。本書は、人々が国境を越えて「移動」する時代に、こうした「難民問題」の視座の転換を目指す野心的な試みである。
目次
はじめに
第一章 国民国家システムと難民
第二章 難民の定義をめぐって
第三章 「移民状況」/「難民状況」
第四章 主権の過剰による難民の地位の変容過程
第五章 難民との友情
第六章 流動へと根づく
第七章 「中国残留邦人」という移動―「移動」と「定住」の弁証法
おわりに
参考文献
第一章 国民国家システムと難民
第二章 難民の定義をめぐって
第三章 「移民状況」/「難民状況」
第四章 主権の過剰による難民の地位の変容過程
第五章 難民との友情
第六章 流動へと根づく
第七章 「中国残留邦人」という移動―「移動」と「定住」の弁証法
おわりに
参考文献
著者略歴
山岡 健次郎(ヤマオカ ケンジロウ yamaoka kenjirou)
1977年生まれ。一橋大学社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。
現在、香川高等専門学校一般教育科准教授。
主な論文に、「難民不在の「難民問題」」(駒井洋監修、人見泰弘編著『移民・ディアスポラ研究6 難民問題と人権理念の危機:国民国家体制の矛盾』明石書店、2017年、58-61頁)、「「難民研究」への思想史的アプローチ:リベラルな難民観を超えて」(社会思想史学会編『社会思想史研究』No.42、藤原書店、2018年、114-131頁)、「難民の居場所を問い直す」(伊豫谷登士翁、テッサ・モーリス=スズキ、吉原直樹編『応答する〈移動と場所〉:21世紀の社会を読み解く』ハーベスト社、2019年、68-87頁)などがある。
タイトルヨミ
カナ:ナンミントノユウジョウ
ローマ字:nanmintonoyuujou
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