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定価:5,940円(5,400円+税)
判型:A5
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内容紹介
琉球併合以来、多くの海外移民を送り出してきた沖縄。同時に沖縄からは日本本土に向けても多くの人びとが出稼ぎにわたった。近年、本土出稼ぎ者と海外移住者が神奈川・鶴見で沖縄アイデンティティを引き継ぐものとしての邂逅をはたしている。ディアスポラとして再会する人々が生みだすダイナミズム。
目次
はじめに
第1章 沖縄ディアスポラの視座から読み解く南米系移民
1.問題意識――グローバル化のなかで邂逅をはたすディアスポラの人々
2.先行研究
3.研究課題
4.分析枠組み
5.調査方法――①歴史的過程への注目と②マルチサイトな調査
6.本書の構成
第2章 「帝国・冷戦の時代」と沖縄からの離散――植民地主義のもとでの犠牲者ディアスポラ
1.はじめに
2.「帝国の時代」:日本への強制的な編入と政策的に作り出される貧困
3.「冷戦の時代」:沖縄戦により荒廃する土地と押しつけられる米軍基地、そして本土復帰運動
4.小括
第3章 「帝国・冷戦の時代」と鶴見への沖縄系移民――底辺労働市場への編入と二重意識の形成
1.はじめに
2.「帝国の時代」:本土移住の始まりと「沖縄的労働市場」の形成
3.「冷戦の時代」:本土県人会も巻き込んだ「本土送り出しシステム」の形成
4.小括
第4章 「冷戦の時代」と南米への沖縄系移民――転住がうながすコミュニティの発展とアイデンティティ形成
1.はじめに
2.コロニア・オキナワの沖縄系コミュニティ――農業コミュニティとしての発展と転住の進展
3.ビラ・カロンの沖縄系コミュニティ――自営業コミュニティとしての発展と転住者の受入
4.小括
第5章 「グローバル化の時代」と鶴見への南米系移民――世界的な経済の不安定化を乗り越える
1.はじめに
2.コロニア・オキナワから鶴見への移民
3.ビラ・カロンから鶴見への移民
4.「フレキシブルな非熟練労働力」としての下請構造への編入
5.小括
第6章 就労におけるエスニック・ネットワーク――強い紐帯のもとでのエスニックな労働市場の確立・継承へ
1.はじめに
2.沖縄系電設業者からの独立と起業の進行
3.強い紐帯のもとでの労働市場安定化に向けた取り組み――アソシエーションの結成
4.南米系第二世代への継承
5.小括
第7章 生活・教育におけるエスニック・ネットワーク――犠牲者ディアスポラとしての歴史が生み出す「共振」と断絶
1.はじめに
2.「犠牲者」性がうながす/阻む日本人とのネットワーク
3.日本人の取り組みがうながす子どものエンパワメント――「沖縄へルーツを探る旅」
4.小括
第8章 ブラジル系コミュニティと男性稼ぎ主型ジェンダー分業――再生産労働を担う女性たち、ブラジルへ帰還する男性たち
1.はじめに
2.女性の直面する困難と強い紐帯のもとでのエンパワメント活動
3.ブラジルへ帰還する男性たち
4.小括
第9章 植民地主義と新自由主義の間で
1.はじめに
2.鶴見区側における取り組み――新自由主義下で観光資源化する「沖縄」
3.沖縄側における取り組み――植民地主義下での「世界のウチナーンチュ」政策
4.トランスナショナルな民族関係の再編
5.小括
おわりに
1.本研究の結論
2.今後の課題
参考文献
索引
あとがき
第1章 沖縄ディアスポラの視座から読み解く南米系移民
1.問題意識――グローバル化のなかで邂逅をはたすディアスポラの人々
2.先行研究
3.研究課題
4.分析枠組み
5.調査方法――①歴史的過程への注目と②マルチサイトな調査
6.本書の構成
第2章 「帝国・冷戦の時代」と沖縄からの離散――植民地主義のもとでの犠牲者ディアスポラ
1.はじめに
2.「帝国の時代」:日本への強制的な編入と政策的に作り出される貧困
3.「冷戦の時代」:沖縄戦により荒廃する土地と押しつけられる米軍基地、そして本土復帰運動
4.小括
第3章 「帝国・冷戦の時代」と鶴見への沖縄系移民――底辺労働市場への編入と二重意識の形成
1.はじめに
2.「帝国の時代」:本土移住の始まりと「沖縄的労働市場」の形成
3.「冷戦の時代」:本土県人会も巻き込んだ「本土送り出しシステム」の形成
4.小括
第4章 「冷戦の時代」と南米への沖縄系移民――転住がうながすコミュニティの発展とアイデンティティ形成
1.はじめに
2.コロニア・オキナワの沖縄系コミュニティ――農業コミュニティとしての発展と転住の進展
3.ビラ・カロンの沖縄系コミュニティ――自営業コミュニティとしての発展と転住者の受入
4.小括
第5章 「グローバル化の時代」と鶴見への南米系移民――世界的な経済の不安定化を乗り越える
1.はじめに
2.コロニア・オキナワから鶴見への移民
3.ビラ・カロンから鶴見への移民
4.「フレキシブルな非熟練労働力」としての下請構造への編入
5.小括
第6章 就労におけるエスニック・ネットワーク――強い紐帯のもとでのエスニックな労働市場の確立・継承へ
1.はじめに
2.沖縄系電設業者からの独立と起業の進行
3.強い紐帯のもとでの労働市場安定化に向けた取り組み――アソシエーションの結成
4.南米系第二世代への継承
5.小括
第7章 生活・教育におけるエスニック・ネットワーク――犠牲者ディアスポラとしての歴史が生み出す「共振」と断絶
1.はじめに
2.「犠牲者」性がうながす/阻む日本人とのネットワーク
3.日本人の取り組みがうながす子どものエンパワメント――「沖縄へルーツを探る旅」
4.小括
第8章 ブラジル系コミュニティと男性稼ぎ主型ジェンダー分業――再生産労働を担う女性たち、ブラジルへ帰還する男性たち
1.はじめに
2.女性の直面する困難と強い紐帯のもとでのエンパワメント活動
3.ブラジルへ帰還する男性たち
4.小括
第9章 植民地主義と新自由主義の間で
1.はじめに
2.鶴見区側における取り組み――新自由主義下で観光資源化する「沖縄」
3.沖縄側における取り組み――植民地主義下での「世界のウチナーンチュ」政策
4.トランスナショナルな民族関係の再編
5.小括
おわりに
1.本研究の結論
2.今後の課題
参考文献
索引
あとがき
著者略歴
藤浪 海(フジナミ カイ fujinami kai)
1989年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士論文『犠牲者ディアスポラと労働ディアスポラの間で――横浜市鶴見区で邂逅するウチナーンチュたち』で博士(社会学)取得。現在は、日本学術振興会特別研究員PD。専攻は、国際社会学、国際移民研究。主な論文に、「沖縄系住民をめぐる民族関係の再編成と都市政策――横浜市鶴見区の植民地主義・新自由主義的文脈に着目して」(関東社会学会編『年報社会学論集』第32号、2019年)、「ブラジル系移民コミュニティと第二世代男性の進路選択――横浜市鶴見区の学習教室の事例から」(移民政策学会編『移民政策研究』第9号、2017年)など。共著に、額賀美紗子・芝野淳一・三浦綾希子編『移民から教育を考える――子どもたちをとりまくグローバル時代の課題』(ナカニシヤ出版、2019年)、佐藤文香・伊藤るり編『ジェンダー研究を継承する』(人文書院、2017年)など。共訳に、OECD編著『移民の子どもと学校――統合を支える教育政策』(明石書店、2017年)、OECD教育研究革新センター編著『多様性を拓く教師教育――多文化時代の各国の取り組み』(明石書店、2014年)など。
タイトルヨミ
カナ:オキナワディアスポラネットワーク
ローマ字:okinawadiasuporanettowaaku
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