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定価:3,960円(3,600円+税)
判型:A5
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内容紹介
超高齢社会における在宅介護の実態と課題は何か。要介護者とその家族介護者や介護支援専門員に対する実証的調査の結果をもとに、高齢者夫婦間介護における身体的、精神的負担感に着目することで、配偶者間特有のリスクを明らかにし、効果的な支援方法を提言する。
目次
まえがき
第1章 研究の概要
第1節 在宅介護における介護者の変化と介護者支援に関する問題提起
1 高齢化社会の進展による介護問題の普遍化
2 在宅介護に関する意識の変化
第2節 介護者支援に関する制度の歴史と現状
1 家族介護者支援に関する政策展開の歴史的変遷
2 介護保険制度における介護者支援制度の限界性
第3節 研究の目的と方法
1 目的
2 研究の対象
3 研究方法の概要
第4節 用語定義
1 介護者
2 高齢者夫婦間介護
3 介護に対する認知的評価
第5節 本書の構成
第2章 先行研究における成果と課題33
第1節 続柄別から見る特徴と支援のあり方
1 介護者の介護に対する意識に関する研究
2 介護に対する認知的評価に関する研究
3 支援のあり方に関する研究
4 小括
第2節 高齢者夫婦間介護に関する先行研究
1 高齢者夫婦の関係性に関する研究
2 介護者に対する支援の必要性
3 高齢者夫婦の在宅介護の状況
4 妻介護者と夫介護者それぞれの特徴
5 小括
第3章 高齢者夫婦間介護の特徴および介護者の主観的介護負担感に関する分析
第1節 アンケート調査の概要
1 目的
2 方法
第2節 調査の結果
1 対象者全体の状況
2 高齢者夫婦間介護の状況
第3節 高齢者夫婦間介護の介護者の特徴
1 続柄別から見る要介護者と介護者の特徴
2 要介護者の状態
3 一日の平均介護時間およびインフォーマルサポートの状況
4 介護者の健康状態
5 介護に対する認知的評価
第4節 介護者負担感に影響を及ぼす要因
1 「配偶者」群に対する分析
2 「その他」群に対する分析
第5節 従来の介護負担感尺度の限界性に関する考察
1 長時間介護による介護者の健康状態への影響
2 介護に対する認知的評価から見る高齢者夫婦間介護の特徴
第4章 高齢者夫婦間介護におけるリスクの構成要因に関する分析
第1節 インタビュー調査の概要
1 研究の目的
2 対象者の概要と調査の方法
3 調査の内容
4 倫理的配慮
5 分析方法
第2節 分析対象とするケースの基本状況
第3節 リスクを構成する要因についての分析結果
1 親密な夫婦関係による在宅介護に対する執着
2 公的支援の利用に対する抵抗
3 高齢者夫婦間介護におけるインフォーマルサポートの不足
4 介護者の健康状態への不安
5 高齢者夫婦間介護における不適切な介護状態
6 介護における夫婦間の緊張的な関係性
第4節 リスクの発生要因と相互の関連性についての分析
1 在宅介護に対する執着による不適切な介護のリスクの発生
2 インフォーマルサポートの不足による不適切な介護のリスクの発生
3 支援の不足による高齢介護者の健康への影響
4 夫婦の緊張的な関係性と在宅介護への執着が相互作用することで閉鎖的な在宅介護環境を生み出す
第5節 小括
第5章 高齢者夫婦間介護への介護支援専門員のケアマネジメント支援の展開
第1節 夫婦の関係性をめぐる支援の展開
1 夫婦の関係性に配慮する支援
2 介護者に対する支援の展開
第2節 介護保険サービス利用上の課題に対する支援
1 介護保険サービス利用に至らない理由
2 介護保険サービスの利用しづらさ
3 サービス利用につながる支援の工夫
第3節 加齢によるリスクに対する支援の展開―予測に基づく支援
第4節 小括
終章 今後の高齢者夫婦間介護の支援のあり方
第1節 高齢者夫婦間介護への支援の方策
1 高齢者夫婦の関係性に介入する支援の重要性
2 高齢者夫婦の意識を変える支援の重要性
3 早期介入の重要性
第2節 介護保険者における家族介護者支援事業の実施状況
1 調査の背景と目的
2 家族介護者支援事業の実施の現状
3 家族介護者支援事業の課題
第3節 介護者支援の国際的動向から見る介護者支援の制度化の必要性
1 諸外国における家族介護者に対する支援の展開
2 介護者(インフォーマルケアラー)向け支援策の動向および問題点
3 日本における介護者支援の制度化の必要性
第4節 本研究の意義と課題
1 学術的・社会的意義
2 本研究の限界性および今後の研究方向
文献
あとがき
索引
第1章 研究の概要
第1節 在宅介護における介護者の変化と介護者支援に関する問題提起
1 高齢化社会の進展による介護問題の普遍化
2 在宅介護に関する意識の変化
第2節 介護者支援に関する制度の歴史と現状
1 家族介護者支援に関する政策展開の歴史的変遷
2 介護保険制度における介護者支援制度の限界性
第3節 研究の目的と方法
1 目的
2 研究の対象
3 研究方法の概要
第4節 用語定義
1 介護者
2 高齢者夫婦間介護
3 介護に対する認知的評価
第5節 本書の構成
第2章 先行研究における成果と課題33
第1節 続柄別から見る特徴と支援のあり方
1 介護者の介護に対する意識に関する研究
2 介護に対する認知的評価に関する研究
3 支援のあり方に関する研究
4 小括
第2節 高齢者夫婦間介護に関する先行研究
1 高齢者夫婦の関係性に関する研究
2 介護者に対する支援の必要性
3 高齢者夫婦の在宅介護の状況
4 妻介護者と夫介護者それぞれの特徴
5 小括
第3章 高齢者夫婦間介護の特徴および介護者の主観的介護負担感に関する分析
第1節 アンケート調査の概要
1 目的
2 方法
第2節 調査の結果
1 対象者全体の状況
2 高齢者夫婦間介護の状況
第3節 高齢者夫婦間介護の介護者の特徴
1 続柄別から見る要介護者と介護者の特徴
2 要介護者の状態
3 一日の平均介護時間およびインフォーマルサポートの状況
4 介護者の健康状態
5 介護に対する認知的評価
第4節 介護者負担感に影響を及ぼす要因
1 「配偶者」群に対する分析
2 「その他」群に対する分析
第5節 従来の介護負担感尺度の限界性に関する考察
1 長時間介護による介護者の健康状態への影響
2 介護に対する認知的評価から見る高齢者夫婦間介護の特徴
第4章 高齢者夫婦間介護におけるリスクの構成要因に関する分析
第1節 インタビュー調査の概要
1 研究の目的
2 対象者の概要と調査の方法
3 調査の内容
4 倫理的配慮
5 分析方法
第2節 分析対象とするケースの基本状況
第3節 リスクを構成する要因についての分析結果
1 親密な夫婦関係による在宅介護に対する執着
2 公的支援の利用に対する抵抗
3 高齢者夫婦間介護におけるインフォーマルサポートの不足
4 介護者の健康状態への不安
5 高齢者夫婦間介護における不適切な介護状態
6 介護における夫婦間の緊張的な関係性
第4節 リスクの発生要因と相互の関連性についての分析
1 在宅介護に対する執着による不適切な介護のリスクの発生
2 インフォーマルサポートの不足による不適切な介護のリスクの発生
3 支援の不足による高齢介護者の健康への影響
4 夫婦の緊張的な関係性と在宅介護への執着が相互作用することで閉鎖的な在宅介護環境を生み出す
第5節 小括
第5章 高齢者夫婦間介護への介護支援専門員のケアマネジメント支援の展開
第1節 夫婦の関係性をめぐる支援の展開
1 夫婦の関係性に配慮する支援
2 介護者に対する支援の展開
第2節 介護保険サービス利用上の課題に対する支援
1 介護保険サービス利用に至らない理由
2 介護保険サービスの利用しづらさ
3 サービス利用につながる支援の工夫
第3節 加齢によるリスクに対する支援の展開―予測に基づく支援
第4節 小括
終章 今後の高齢者夫婦間介護の支援のあり方
第1節 高齢者夫婦間介護への支援の方策
1 高齢者夫婦の関係性に介入する支援の重要性
2 高齢者夫婦の意識を変える支援の重要性
3 早期介入の重要性
第2節 介護保険者における家族介護者支援事業の実施状況
1 調査の背景と目的
2 家族介護者支援事業の実施の現状
3 家族介護者支援事業の課題
第3節 介護者支援の国際的動向から見る介護者支援の制度化の必要性
1 諸外国における家族介護者に対する支援の展開
2 介護者(インフォーマルケアラー)向け支援策の動向および問題点
3 日本における介護者支援の制度化の必要性
第4節 本研究の意義と課題
1 学術的・社会的意義
2 本研究の限界性および今後の研究方向
文献
あとがき
索引
著者略歴
張 梦瑶(チョウ ムヨウ chou muyou)
中国天津市出身。大学卒業後来日。2012年から法政大学大学院人間社会研究科の研修生、修士課程、博士後期課程を経て、2020年3月、博士号(人間福祉)を取得。社会福祉士。
2015年から、法政大学大学院多摩共生研究所特任研究員。
現在、東洋大学ライフデザイン学部生活支援学科助教。
[専門]高齢者福祉と地域福祉。
[主な論文]「介護保険制度における家族介護者への支援施策に関する歴史的変遷と課題―全国の自治体の介護保険者への量的調査の結果を通して」(『法政大学大学院紀要』第83号、2019年)、「新型コロナウイルスの感染拡大による民生委員・児童委員の活動への影響について」(『コミュニティソーシャルワーク』第26号、2020年)、「『介護離職ゼロ』への課題―在宅介護実態調査より」『一般社団法人社会福祉研究所所報』(第99号、2021年)など。
タイトルヨミ
カナ:コウレイシャフウフカンカイゴノリスクブンセキ
ローマ字:koureishafuufukankaigonorisukubunseki
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