近刊検索 デルタ

2022年7月19日発売

明石書店

出版社名ヨミ:アカシショテン

モルドヴァ民話

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内容紹介
ルーマニアとウクライナに挟まれた東欧の小国モルドヴァ。14世紀半ば国家として出現以来、ハンガリー、ポーランド、オスマン帝国、ロシアなど周辺大国の狭間で厳しい立場に置かれながらも伝統文化と言葉を武器にアイデンティティを保持してきたモルドヴァの人々。モルダヴィアの民として受け継がれてきた感性や想像力がいかなるものか、その景色の一端を知る珠玉の民話13篇。
目次
 「モルドヴァ民話」へのお誘い
 はじめに

第一話 暁の王子
第二話 宵の明星と明けの明星
第三話 緑の王の息子アリマン王子の物語
第四話 スグル-ムグル
第五話 スネーク・プリンスと王様の娘
第六話 貧乏なイオンと湖の妖精
第七話 フェザー王
第八話 ハンサムなバジルと太陽の妹金髪のレオノラ
第九話 魔法の馬
第十話 緑の小箱
第十一話 勇敢なドラガン
第十二話 アリスター
第十三話 勇士ヴィサン

 解説
 訳者あとがき
著者略歴
グリゴーレ・ボテザートゥ(グリゴーレ ボテザートゥ gurigoore botezaatu)
モルドヴァ共和国の民俗学者。1929年1月14日、同国バルツィ郡生まれ。 1954年、モルドヴァ国立大学歴史学部を卒業し、モルドヴァ科学アカデミーの歴史・言語・文学研究所に勤務。文献学博士号を取得。長年に亘り、モルドヴァ共和国だけでなく、ウクライナのキロボクラード、ニコラエフ、オデッサ地域や北コーカサスのモルドヴァの村でも民話を収集し、多数の研究成果を発表し高い評価を受ける。 1975~1983年には“Creaţia populară moldovenească”(モルドヴァの民衆の創作物)全16巻の作成と編集に参加するなど、民間伝承の分野で一連の研究の取り纏めに貢献。 2004年、短編小説“Apa tinereţilor”(青春の水)でモルドヴァ作家連合賞を受賞。 2021年12月、首都キシナウにて逝去。享年92歳。 〔著作(一部)〕 “Folclorul haiducesc în Moldov”(モルドヴァの義賊民間伝承)1967年 “Folclor moldovenesc. Studii şi materiale”(モルドヴァの民間伝承:研究と資料)1968年 “Făt - Frumos şi Soarele”(美童子と太陽)1982年 “Plugul de aur. Parabole şi poveşti nuvelistice”(黄金のすき:たとえ話と短編小説)1985年 “Moldavian Folk-Tales”(モルドヴァ民話)1986年 “Creaţia populară. Curs teoretic de folclor românesc din Basarabia, Transnistria şi Bucovina”(民衆の創作物。ベッサラビア、トランスニストリア、ブコヴィナのルーマニア民間伝承論)1991年
雨宮 夏雄(アメミヤ ナツオ amemiya natsuo)
慶應大学卒、1973年同大学院法学研究科修了、国際交流基金に入職。在米国ニューオーリンズ総領事、国際交流基金理事を経て、2009年秋より在ルーマニア特命全権大使。2012年帰国し、翌年国立愛媛大学国際連携推進機構客員教授。2014年12月一般社団法人モルドバジャパン代表理事。2022年4月より同法人顧問。
中島 崇文(ナカジマ タカフミ nakajima takafumi)
学習院女子大学国際文化交流学部教授。外務省研修所非常勤講師。専門は中・東欧地域研究、ルーマニア・モルドヴァ史。
タイトルヨミ
カナ:モルドヴァミンワ
ローマ字:morudovaminwa

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