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定価:8,580円(7,800円+税)
判型:A5
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内容紹介
モロッコを中心に北アフリカに暮らすベルベル人が使う「ティフィナグ文字」とは――ベルベル人がたどってきた歴史を紹介するとともに、ティフィナグ文字とラテン文字で併記する形で、ベルベル語の日常用語を品詞別に整理する。
目次
序
はしがき
第1部 ベルベル語の概観とその歴史的背景
第1章 北アフリカ史の中のベルベル人――「ベルベル」とは何か
1.1 ベルベル語の概観:「ベルベル」とは
1.2 近年におけるベルベル語研究の動向
1.3 「ベルベル」という名称について
1.4 ヨーロッパにおいて「ベルベル」が意味するもの:スペインの場合
1.5 北アフリカ史の中のベルベル人
◇アラブ人による北アフリカ征服の過程
◇ベルベル民族の系統:ゼナタ系,マスムーダ系,サンハージャ系
◇アラブ系遊牧民の流入
1.6 リングワ・フランカにみる北アフリカの言語事情
第2章 ベルベル語の話されている地域――ベルベル復興運動とベルベル研究の変遷
2.1 ベルベル語使用地域の推移
◇アルジェリア
◇モロッコ
◇トアレグ系
◇リビア
◇チュニジア,モーリタニア,エジプト
◇カナリア諸島
2.2 ベルベル文化復興運動の興り
2.3 ベルベル人アイデンティティーの確立
◇19世紀以前のカビール系ベルベル人
◇フランス支配下のカビール地域
◇1949年:ベルベリストの危機
◇1962~1980年:アルジェリア独立とその後
◇1980~1989年:抵抗運動の社会的波紋「ベルベル“amazigh”の春」
◇1989~1990年:世界へ発信された“amazigh”の存在
2.4 ベルベル言語・文化研究:発祥とその推移
◇1960年代:ベルベル研究の草創期
◇1970~1980年代:国際社会におけるベルベル言語・文化研究の充実期 42
◇1990年以降:言語的側面からみたベルベル語の位置づけ
2.5 スペインにおけるベルベル研究の歩み
◇ベルベル語研究の先駆者たち
◇近代スペインにおけるベルベル語研究の動向
第3章 「ベルベル」から「アマズィグ」へ――姓名に残るティフィナグ文字の痕跡
3.1 「ベルベル」(Berber)から「アマズィグ」(Amazigh)へ
3.2 古代エジプト史の中のアマズィグ人
3.3 タマズィグト語の起源にまつわる諸説
3.4 アマズィグ人の宗教観:ユダヤ教,キリスト教との関連から
3.5 イスラーム教支配下のアマズィグ人
3.6 タマズィグト語研究の方法論をめぐって
3.7 アマズィグ系の姓名に残るティフィナグ文字の痕跡
3.8 むすびにかえて
第2部 品詞・項目別ベルベル語小辞典(日本語-ベルベル語)
◇本書で使用される33のティフィナグ文字とローマ字表記
◇調音点と調音法について
Ⅰ 動詞・派生名詞
Ⅱ 形容詞・派生名詞
Ⅲ 副詞・接続詞・前置詞
Ⅳ 名詞・代名詞
①人称代名詞
②数・数詞
③疑問詞
④暦
⑤自然
⑥鉱物・金属
⑦動物
⑧植物
⑨人体
⑩人々
⑪食料品
⑫衣服
⑬家・家具
⑭日用品
⑮日常生活
⑯乗り物・交通
⑰職業・仕事
⑱町
⑲村・田舎
⑳国
㉑国家と政府
㉒社会
㉓武器・兵器
㉔宗教
㉕教育
㉖スポーツ・競技
㉗芸術
㉘出版物
㉙文法用語
㉚挨拶と感謝
あとがき
特別寄稿
索引
はしがき
第1部 ベルベル語の概観とその歴史的背景
第1章 北アフリカ史の中のベルベル人――「ベルベル」とは何か
1.1 ベルベル語の概観:「ベルベル」とは
1.2 近年におけるベルベル語研究の動向
1.3 「ベルベル」という名称について
1.4 ヨーロッパにおいて「ベルベル」が意味するもの:スペインの場合
1.5 北アフリカ史の中のベルベル人
◇アラブ人による北アフリカ征服の過程
◇ベルベル民族の系統:ゼナタ系,マスムーダ系,サンハージャ系
◇アラブ系遊牧民の流入
1.6 リングワ・フランカにみる北アフリカの言語事情
第2章 ベルベル語の話されている地域――ベルベル復興運動とベルベル研究の変遷
2.1 ベルベル語使用地域の推移
◇アルジェリア
◇モロッコ
◇トアレグ系
◇リビア
◇チュニジア,モーリタニア,エジプト
◇カナリア諸島
2.2 ベルベル文化復興運動の興り
2.3 ベルベル人アイデンティティーの確立
◇19世紀以前のカビール系ベルベル人
◇フランス支配下のカビール地域
◇1949年:ベルベリストの危機
◇1962~1980年:アルジェリア独立とその後
◇1980~1989年:抵抗運動の社会的波紋「ベルベル“amazigh”の春」
◇1989~1990年:世界へ発信された“amazigh”の存在
2.4 ベルベル言語・文化研究:発祥とその推移
◇1960年代:ベルベル研究の草創期
◇1970~1980年代:国際社会におけるベルベル言語・文化研究の充実期 42
◇1990年以降:言語的側面からみたベルベル語の位置づけ
2.5 スペインにおけるベルベル研究の歩み
◇ベルベル語研究の先駆者たち
◇近代スペインにおけるベルベル語研究の動向
第3章 「ベルベル」から「アマズィグ」へ――姓名に残るティフィナグ文字の痕跡
3.1 「ベルベル」(Berber)から「アマズィグ」(Amazigh)へ
3.2 古代エジプト史の中のアマズィグ人
3.3 タマズィグト語の起源にまつわる諸説
3.4 アマズィグ人の宗教観:ユダヤ教,キリスト教との関連から
3.5 イスラーム教支配下のアマズィグ人
3.6 タマズィグト語研究の方法論をめぐって
3.7 アマズィグ系の姓名に残るティフィナグ文字の痕跡
3.8 むすびにかえて
第2部 品詞・項目別ベルベル語小辞典(日本語-ベルベル語)
◇本書で使用される33のティフィナグ文字とローマ字表記
◇調音点と調音法について
Ⅰ 動詞・派生名詞
Ⅱ 形容詞・派生名詞
Ⅲ 副詞・接続詞・前置詞
Ⅳ 名詞・代名詞
①人称代名詞
②数・数詞
③疑問詞
④暦
⑤自然
⑥鉱物・金属
⑦動物
⑧植物
⑨人体
⑩人々
⑪食料品
⑫衣服
⑬家・家具
⑭日用品
⑮日常生活
⑯乗り物・交通
⑰職業・仕事
⑱町
⑲村・田舎
⑳国
㉑国家と政府
㉒社会
㉓武器・兵器
㉔宗教
㉕教育
㉖スポーツ・競技
㉗芸術
㉘出版物
㉙文法用語
㉚挨拶と感謝
あとがき
特別寄稿
索引
著者略歴
石原 忠佳(イシハラ タダヨシ ishihara tadayoshi)
1952年生まれ。スペイン国立グラナダ大学哲文学部卒,同大学セム・ハム言語学科博士課程修了。グラナダ大学講師,創価大学比較文化研究所助教授を経て文学部教授。早稲田大学,国士舘大学,中央大学非常勤講師を兼任。現在スペイン高等アラブ学研究所(CSIC)およびモロッコ・アブデルマリク大学付属レルチュンディ図書館客員研究員を兼任。専門はベルベル語,アラビア語方言学。
著書に『スペインの社会――変容する文化と伝統』(共著,早稲田大学出版部,1998年),『モロッコ・アラビア語』(大学書林,2000年),『ベルベル人とベルベル語文法――民族・文化・言語 知られざるベルベル人の全貌』(共著,新風舎,2006年),『南スペイン・アンダルシアの風景』(共著,丸善ブックス,2005年),『世界の言語政策 第2集――多言語社会に備えて』(共著,くろしお出版,2007年),『世界の言語政策 第3集――多言語社会を生きる』(共著,くろしお出版,2010年),『まずはこれだけアラビア語』(国際語学社,2008年),『まずはこれだけエジプト・アラビア語――口語アラビア語入門』(国際語学社,2009年),『ベルベル語とティフィナグ文字の基礎――タリーフィート語入門』(春風社,2014年),『図説 古代文字入門』(共著,河出書房新社,2018年)などがある。
タイトルヨミ
カナ:ベルベルゴショウジテン
ローマ字:beruberugoshoujiten
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