近刊検索 デルタ

2024年3月11日発売

明石書店

出版社名ヨミ:アカシショテン

現代韓国の教育を知る

隣国から未来を学ぶ
このエントリーをはてなブックマークに追加
内容紹介
多様な文脈から韓国教育の姿を描き出す。韓国教育の歴史的な側面や基本的制度を押さえつつ、初等中等教育から高等教育、生涯学習まで、具体的な事例を交えて最新かつ幅広い教育事情を網羅的に概説し、各分野における近年の変化や改革を考察する入門書。
目次
 はじめに

第1章 韓国教育の歴史と伝統
 1 試験に合格して立身出世
  儒教教育の世界
  儒教教育の機関
  立身出世への登竜門――科挙
 2 抑圧と抵抗のなかの教育――近代化と植民地支配
  開国と教育の近代化
  植民地下の教育
  私学の胎動
 3 解放された教育熱――植民地支配の終わりと教育の再興
  米軍政下での教育制度設計
  「弘益人間」の理念と学校体系
  朝鮮戦争の混乱と復興
 4 「漢江の奇跡」を支えた教育
  政治の混乱と軍事独裁政権の成立
  「愛国、愛族、反共」の教育
  経済開発下の人材育成
 5 民主化への歩みと教育
  民主化の機運の高まりと教育理念の変容
  加速する改革
  教育の量的変化
 6 ワールドクラスの教育をめざして
  二一世紀に向かう教育改革
  教育の「構造改革」
  少子高齢社会を迎えて
 コラム 国際統計からみえる韓国教育

第2章 教育行政制度
 1 教育政策は誰が決める?
  韓国の教育改革を突き動かすもの
  短い任期、強い権限の大統領
  教育部と教育部長官
  政策決定に大きな影響を及ぼす市民団体と保護者
 2 選挙で決まる地方の教育
  「強い中央集権」対「急速に進む教育の地方自治」
  二段階の教育行政システム
  教育委員会=教育専門の議会?
  「教育監」=教育市長が進める大胆な教育改革
 3 韓国の「モノ言う」保護者たち
  戦後の混乱期でも学びを!――学校を支えた保護者(会)
  学校の意思決定に関与する保護者――学校運営委員会
  学校暴力(いじめ)の解決にも保護者が参加――学校暴力専担機構
  ステークホルダーとしての保護者
 4 教育に投資する国
  「教育熱の高い」国
  財政の仕組み
  教育財政の財源――教育税
  初中等教育費は充実、だが高等教育は?
 コラム 共通する課題――子どもの貧困、少子化……抜け出す道は?

第3章 就学前から高校までの教育
 1 学校の仕組み
  日本とほとんど同じ学校システム
  中学校入試や高校入試がない?
  カリキュラム面で一元化されている就学前教育
 2 めざすべき「人間像」とそれを実現するための教育内容
  教育の究極目標、「弘益人間」とは?
  カリキュラム改革を加速しコンピテンシーを持つ人材を育成
  どんな教科があるのか――学年群・教科群って?
  変わる教科書制度とデジタル教
 科書のゆくえ
 3 子どもの能力・適性や社会のニーズに応じた特別な高校
  多様な高校はなぜ必要とされるのか?
  どんな高校が存在するのか?
  ノーベル賞をとるための理数系スーパー・エリート校――英才学校
  地域産業をリードする「匠(たくみ)」を育てるための学校ーマイスター高校
  特別な高校は「高校序列化」の元凶?――不透明なゆくえ
  コラム 学校に吹く新しい風――革新学校の挑戦

第4章 学校生活・文化
 1 ある高校生の一日
  学校生活
  放課後
  下校後の生活
  学校外での生活――B高校でのアンケート結果を中心に
 2 ある高校生の一年
  年間行事
  クラブ活動
  生徒会活動
  生徒指導
 3 子どもを取り巻く問題
  学校暴力
  学校暴力予防法をめぐる葛藤
  不登校・学業中断率
 4 人権親和的学校文化づくり
  進歩教育監の誕生と京畿道児童・生徒人権条例
  京畿道児童・生徒人権条例の内容
  児童・生徒人権条例に対する教師の立場
  児童・生徒人権条例のその後の展開
 5 学校空間
  教育の根幹を担う学校空間
  学校空間革新政策――グリーンスマート未来学校
  学校空間改善の意味
  学校空間革新実践例――児童・生徒の休息空間の創造
 コラム 無償給食

第5章 高等教育
 1 幅広い「大学」――大学と専門大学
  大学校とイン・ソウル
  職業実践的な教育を展開――専門大学
  韓国の多様な大学――教育大学、産業大学、技術大学、遠隔大学
  ポリテクと大学院
 2 大学に進学するには
  受験勉強と塾(私教育)
  高校生の大学選び
  大学入試の仕組みとスケジュール
  大学修学能力試験の日
  韓国の大学入試で判定しない内容
 3 大学での学び
  大学の講義のしくみ
  大学の長期休暇と徴兵制
  学費から入学金が消える
 4 大学生活とキャリア
  大学生のアルバイト
  サークル活動
  大学生の就職活動
 コラム 韓国の就職事情

第6章 教師
 1 先生への道は狭き門
  人気の教職
  揺らぐ教職神話
  国際調査にみる韓国の教師像
 2 先生の「働き方」改革
  先生の一日
  先生の「多忙感」
  校務を支える電子システム
  勤務管理と残業
 3 先生からみた学校文化
  専門家としての教師
  専門的学習共同体
  教師の危機
 4 学校で働く人々
  さまざまな資格を持つ教師
  学校運営事務に従事する職員
  学校を支えるさまざまな「大人たち」
 5 教師のキャリアアップ
  大学院で学ぶ教師
  さまざまな研修制度
  昇進と報酬
  韓国の教師たち
 コラム 師匠の日――恩師への感謝を込めて

第7章 学びの機会の保障
 1 特別なニーズへの対応
  中学校の特別支援教師の一場面
  増加する特別支援教育対象の子どもたち
  特別支援教師資格
  特別支援教育課程
  特別支援教育振興のための法整備
  高等教育における障害者の学びの保障
 2 学校の多文化化
  韓国社会の多文化化
  韓国の多文化の現況――数字からみた多文化化
  国家による多文化教育政策
  韓国の多文化教育の実際
 3 「普通の学校」では満たされない子どもたちの学び
  オルタナティブ教育のはじまりと広がり
  学びのニーズは公教育の外で満たす?――無認可オルタナティブ・スクールの増加
  学校に通わず学ぶ子どもたち――ホームスクーリングの胎動
  どこまで学びの多様性や個別的ニーズを認めるのか?
 4 大人の学びを保障する
  生涯学習の機会
  成人の職業教育・訓練
  高度専門職業人の養成
 コラム 私教育――韓国教育の最大の敵?

 参考文献・資料
 韓国の学校系統図
 おわりに
著者略歴
松本 麻人(マツモト アサト matsumoto asato)
名古屋大学大学院教育発達科学研究科准教授。専門は比較教育学。韓国の高等教育、特にその歴史に関心がある。1997年、韓国人の友人との出会いを通して韓国と縁ができる。汁物をつまみにソジュをやるアジョシにちょっと憧れている。
石川 裕之(イシカワ ヒロユキ ishikawa hiroyuki)
京都ノートルダム女子大学国際言語文化学部教授。専門は比較教育学。大学院在学中に韓国の大学に交換留学。学生寮で慶尚道出身の韓国人ルームメイトと1年間暮らし、やや慶尚道訛(なま)りの韓国語が身につく。その韓国語も最近は鈍(なま)り気味。
田中 光晴(タナカ ミツハル tanaka mitsuharu)
文部科学省総合教育政策局調査企画課専門職。専門は比較・国際教育学。韓国の学校外教育に関心がある。日韓共催ワールドカップの際に「赤い悪魔」として応援して以来、韓国にはまる。チェユクトッパプとの出会いは今でも忘れない。鳥致院をこよなく愛する韓国ウォッチャー。
出羽 孝行(デワ タカユキ dewa takayuki)
龍谷大学文学部教授。専門は比較教育学、異文化間教育学。学部在学中に韓国・東国大学校慶州キャンパスに交換留学したのをきっかけに語学学院のテキストで朝鮮語を勉強してみる。就職後の2014年には念願のソウルにて師範学部客員教授生活を過ごす。
タイトルヨミ
カナ:ゲンダイカンコクノキョウイクヲシル
ローマ字:gendaikankokunokyouikuoshiru

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

-- 広告 -- AD --

【AD】
今、注目すべき第三書館の本
止められるか俺たちを 暴走族写真集
日本には暴走族がいる

-- 広告 -- AD --

もうすぐ発売(1週間以内)

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを利用しています。