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2024年4月4日発売

明石書店

出版社名ヨミ:アカシショテン

高等教育改革の政治経済学

なぜ日本の改革は成功しないのか
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内容紹介
知識基盤社会における高度人材の育成とイノベーション創出に応えられる高等教育改革とはどのようなものか。諸外国と日本の大学改革の成果と課題を政治経済学的な視点から比較評価し、日本の改革の失敗の本質を見定め、異なる改革の方向性と具体策を明らかにする。
目次
 はしがき

序章 本書の目的と分析の枠組み[田中秀明]
 第1節 背景
 第2節 枠組み
 第3節 構成と各章の概要

第Ⅰ部 高等教育改革の軌跡

第1章 イギリス――自律から新たな自律へ[大森不二雄]
 第1節 はじめに
 第2節 高等教育システムの現状と特徴
 第3節 高等教育改革の経緯と内容
 第4節 高等教育改革の特徴と評価
 第5節 おわりに

第2章 オーストラリア――連邦政府主導による市場化と国際化[杉本和弘]
 第1節 はじめに
 第2節 高等教育システムの現状と特徴
 第3節 高等教育改革の経緯と内容
 第4節 高等教育改革の特徴と評価
 第5節 おわりに

第3章 オランダ――ハイブリッド・モデルへ[田中秀明]
 第1節 はじめに
 第2節 高等教育システムの現状と特徴
 第3節 高等教育改革の経緯と内容
 第4節 高等教育改革の特徴と評価
 第5節 おわりに

第4章 ドイツ――抑制された舵取りモデルへ[田中秀明]
 第1節 はじめに
 第2節 高等教育システムの現状と特徴
 第3節 高等教育改革の経緯と内容
 第4節 高等教育改革の特徴と評価
 第5節 おわりに

第5章 フランス――全構成員自治からの漸進的変化[大場淳]
 第1節 はじめに
 第2節 高等教育システムの現状と特徴
 第3節 高等教育改革の経緯と内容
 第4節 高等教育改革の特徴と評価
 第5節 おわりに

第6章 日本――自律性の挫折から政府統制の強化へ[大森不二雄]
 第1節 はじめに
 第2節 高等教育システムの現状と特徴
 第3節 高等教育改革の経緯と内容
 第4節 高等教育改革の特徴と評価
 第5節 おわりに

第Ⅱ部 高等教育の政策過程

第7章 イギリス――政権交代を超えた改革[大森不二雄]
 第1節 はじめに
 第2節 統治構造
 第3節 政策過程
 第4節 政権交代時に引き継がれた高等教育財政改革
 第5節 改革の政策過程から見える政策パラダイムの共有
 第6節 おわりに

第8章 オーストラリア――実験的改革の試行と転換[杉本和弘]
 第1節 はじめに
 第2節 統治構造
 第3節 政策過程
 第4節 業績連動型配分システムの経緯・仕組み・評価
 第5節 需要駆動型財政配分システムの経緯・仕組み・評価
 第6節 おわりに

第9章 オランダ――科学的な分析と合意形成[田中秀明]
 第1節 はじめに
 第2節 統治構造
 第3節 政策過程
 第4節 業績協定と品質協定の経緯と仕組み
 第5節 業績協定の評価
 第6節 高等教育改革の政策過程の特徴と問題
 第7節 おわりに

第10章 ドイツ――合意形成と相互牽制[田中秀明]
 第1節 はじめに
 第2節 統治構造
 第3節 政策過程
 第4節 卓越構想と卓越戦略の経緯と仕組み
 第5節 卓越構想と卓越戦略の評価
 第6節 高等教育改革の政策過程の特徴と問題
 第7節 おわりに

第11章 フランス――中央集権制度と参加による合意形成[大場淳]
 第1節 はじめに
 第2節 統治構造
 第3節 政策過程
 第4節 高等教育改革の事例の政策・実施過程分析
 第5節 おわりに
 別紙 委員会等による調査活動

第12章 日本――検証なきトップダウン[田中秀明]
 第1節 はじめに
 第2節 統治構造
 第3節 政策過程
 第4節 業績連動型交付金の経緯
 第5節 業績連動型交付金の問題点
 第6節 高等教育改革の政策過程の特徴と問題
 第7節 おわりに

第Ⅲ部 高等教育改革の比較分析

第13章 高等教育改革の国際比較――改革の内容と成果[大森不二雄]
 第1節 はじめに
 第2節 改革の内容の比較
 第3節 大学の自律性の比較
 第4節 改革の成果の比較
 第5節 改革の特徴と成果から何が言えるか
 第6節 おわりに――日本の高等教育改革は失敗している

第14章 高等教育改革の政策過程――政策形成能力の比較[田中秀明]
 第1節 はじめに
 第2節 分析の枠組み
 第3節 改革の背景・契機
 第4節 政治・行政システムと政策形成過程の特徴
 第5節 高等教育改革の政策過程
 第6節 おわりに

終章 日本の高等教育は立ち直れるか[大森不二雄]
 第1節 はじめに
 第2節 日本の高等教育改革の失敗の本質
 第3節 これまでの政策を全面的に見直し、異なる改革の方向を示す
 第4節 おわりに――大学関係者は声を上げ、変革の意思を示すべき

補章 大学ファンド――失敗に学ばず、更なる統制強化へ[大森不二雄]
 第1節 はじめに
 第2節 トップダウン型ガバナンスを求めた国際卓越研究大学の選定
 第3節 政府介入の常態化と垂直統制のためのガバナンス構造
 第4節 内閣府等による文部科学省を通じた間接統治
 第5節 国際卓越研究大学制度はエビデンスに基づいた政策か
 第6節 おわりに
著者略歴
田中 秀明(タナカ ヒデアキ tanaka hideaki)
明治大学 公共政策大学院教授。専門:財政学、社会保障・高等教育財政、公共政策。 著書:The Handbook of Japanese Public Administration and Bureaucracy(共編著,JapanDocuments Publishing/MHM Limited,2024年)、『「新しい国民皆保険」構想:制度改革・人的投資による経済再生戦略』(慶應義塾大学出版会,2023年)、『人口動態変化と財政・社会保障の制度設計』(共著,日本評論社,2021年)、The Democratic Party of Japan in Power(共著,Routledge,2017年)、『財政規律と予算制度改革:なぜ日本は財政再建に失敗しているか』(日本評論社,2011年)など。
大森 不二雄(オオモリ フジオ oomori fujio)
東北大学 高度教養教育・学生支援機構教授。専門:教育社会学、高等教育、教育政策。 著書:『科学立国のための大学教育改革:エビデンスに基づく科学教育の実践』(共監訳,カール・ワイマン著,玉川大学出版部,2021年)、『混迷する評価の時代:教育評価を根底から問う』(共編著,東信堂,2010年)、『IT時代の教育プロ養成戦略:日本初のeラーニング専門家養成ネット大学院の挑戦』(編著,東信堂,2008年)、『「ゆとり教育」亡国論:現役文部官僚が直言 学力向上の教育改革を!』(PHP研究所,2000年)など。
杉本 和弘(スギモト カズヒロ sugimoto kazuhiro)
東北大学 高度教養教育・学生支援機構教授。専門:比較教育、教育社会学、高等教育。 著書:『高等教育における戦略的データ活用とリーダーシップ:国際シンポジウムの記録を基礎に』(共編著,広島大学大学教育研究センター,2018年)、『激動するアジアの大学改革:グローバル人材を育成するために』(共著,上智大学出版,2012年)、『高等教育質保証の国際比較』(共編著,東信堂,2009年)、『戦後オーストラリアの高等教育改革研究』(単著,東信堂,2003年)など。
大場 淳(オオバ ジュン ooba jun)
広島大学高等教育研究開発センター准教授。専門:高等教育、教育行政、比較教育。 著書:『フランス高等教育における職業教育〈高等教育研究叢書169〉』(共著,広島大学高等教育研究開発センター,2023年)、『フランスのバカロレアにみる論述型大学入試に向けた思考力・表現力の育成』(共編著,ミネルヴァ書房,2020年)、『大学教授職の国際比較:世界・アジア・日本』(共著,東信堂,2020年)など。
タイトルヨミ
カナ:コウトウキョウイクカイカクノセイジケイザイガク
ローマ字:koutoukyouikukaikakunoseijikeizaigaku

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