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定価:5,060円(4,600円+税)
判型:四六
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内容紹介
〈消費者〉は社会を変えられるのか?
戦後消費社会の出現とともに語られる〈消費者〉は、戦前期からすでに知識人の構想のなかに蠢いていた。
戦後の生活協同組合を支える論理を生み出した賀川豊彦・奥むめお・本位田祥男、流通行政の礎を築いた向井鹿松・谷口吉彦・福田敬太郎らの戦前・戦中期の思想=活動に肉薄し、近代日本に通底する社会改良主体/庇護対象としての〈消費者〉像を掘り起こす。
これまで黙殺されてきた/にも関わらず私たちの生を根底から規定する、消費者主権の思想史。
戦後消費社会の出現とともに語られる〈消費者〉は、戦前期からすでに知識人の構想のなかに蠢いていた。
戦後の生活協同組合を支える論理を生み出した賀川豊彦・奥むめお・本位田祥男、流通行政の礎を築いた向井鹿松・谷口吉彦・福田敬太郎らの戦前・戦中期の思想=活動に肉薄し、近代日本に通底する社会改良主体/庇護対象としての〈消費者〉像を掘り起こす。
これまで黙殺されてきた/にも関わらず私たちの生を根底から規定する、消費者主権の思想史。
目次
はじめに
序論
第一章 〈消費者〉言説の分析の方法
第二章 近代日本における消費者概念の受容過程
第三章 社会改良主体としての〈消費者〉
第四章 庇護対象としての〈消費者〉
第五章 〈消費者〉としての国民の「自覚」
結論
あとがき
注
参考文献
主要用語・人名索引
序論
第一章 〈消費者〉言説の分析の方法
第二章 近代日本における消費者概念の受容過程
第三章 社会改良主体としての〈消費者〉
第四章 庇護対象としての〈消費者〉
第五章 〈消費者〉としての国民の「自覚」
結論
あとがき
注
参考文献
主要用語・人名索引
著者略歴
林 凌(ハヤシ リョウ hayashi ryou)
林 凌(はやし りょう)
1991年生まれ。 東京大学大学院学際情報学府博士課程単位取得退学、博士(社会情報学)。
現在、日本学術振興会特別研究員(PD)。専門は消費社会論、歴史社会学。論文に「出来事としての都市を考えるために」(『惑星都市理論』所収、以文社、2021年)、「労働問題の源泉としての「新自由主義」?」(『労働と消費の文化社会学』所収、ナカニシヤ出版、2023年)など。
タイトルヨミ
カナ:ショウヒシャノタンジョウ
ローマ字:shouhishanotanjou
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