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2022年6月14日発売

反差別国際運動

現代的形態の奴隷制

存続し変化する21世紀の人権問題
IMADRブックレット
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内容紹介
世界には奴隷状態のもと働いている人が4,000 万人いると言われている。強制労働、債務労働、人身取引、児童婚など、異なる形態をとる。現代奴隷の慣行の被害者の多くは、女性、子ども、そして社会的に脆弱な立場にある人びとだ。人、モノ、資本の自由な移動のうえに成り立つグローバル経済は、これら労働者の犠牲なくしては成り立たない。現代奴隷の問題は世界そして日本に存在する。
本書では、3人の専門家がそうした実態を明らかにし、現代的奴隷の被害者救済への道筋を探る。
目次
・はじめに
・現代的形態の奴隷制に関する国連のとりくみ 小保方智也
・技能実習生は現代奴隷?
   ローテーション政策に持続可能性はあるか 旗手明
・サプライチェーンにおける現代奴隷の問題 佐藤暁子
著者略歴
反差別国際運動(ハンサベツコクサイウンドウ hansabetsukokusaiundou)
小保方 智也(オボカタ トモヤ obokata tomoya)
小保方 智也 英国キール大学(Keele University)国際人権法教授(2012 年から)。専門分野は現代的形態の奴隷制と国際組織犯罪で、この分野で多数出版および論文を発表している。キール大学の前はQueen’s UniversityBelfast(北アイルランド)とUniversity of Dundee(スコットランド)で教鞭を執っていた。2000 年は法務補佐として国連難民高等弁務官在日本事務所で難民保護に従事。2020 年5 月から国連人権理事会の任命にもとづき「現代的形態の奴隷制に関する国連特別報告者」を務めている。
旗手 明(ハタデ アキラ hatade akira)
旗手 明 自由人権協会理事。移住者と連帯する全国ネットワーク運営委員。 1980年代後半より外国人労働者問題に関わり、とりわけ技能実習制度の問題を中心に、相談・講演・執筆活動、政策提言、関係省庁との意見交換等を行っている。また、2016年には、参議院法務委員会の技能実習法案審議において参考人として意見を述べた。近共著に、『開かれた移民社会へ』(別冊「環」24号、2019 年)、『労働相談事例集改訂3版』(労働教育センター、2020年)、『アンダーコロナの移民たち』(明石書店、2021年)などがある。
佐藤 暁子(サトウ アキコ satou akiko)
佐藤 暁子 弁護士。人権方針、人権デューディリジェンス、ステークホルダー・エンゲージメントのコーディネート、政策提言などを通じて、ビジネスと人権の普及・浸透に取り組む。 認定NPO法人ヒューマンライツ・ナウ事務局次長・国際人権NGOビジネスと人権リソースセンター日本リサーチャー/代表、Social Connection for Human Rights 共同代表、認定NPO法人国際協力NGOセンター(JANIC)理事、企業と社会フォーラム理事。一橋大学法科大学院、International Institute of Social Studies(オランダ・ハーグ)開発学修士(人権専攻)。
タイトルヨミ
カナ:ゲンダイテキケイタイノドレイセイ
ローマ字:gendaitekikeitainodoreisei

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