近刊検索 デルタ

2023年4月17日発売

錦正社

出版社名ヨミ:キンセイシャ

陸軍航空の形成 軍事組織と新技術の受容

軍事組織と新技術の受容
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内容紹介
膨大な史料をもとに、陸軍航空の草創期を本格的かつ系統的に明らかにした実証研究。
組織とイノベーションの関係を考えるうえでも示唆に富み、今日的なインプリケーションも多く含む。
近代日本の軍事史研究に必読の書。
目次
はじめに
凡  例
序  章
 第一節 研究の目的と意義
 第二節 先行研究の整理
 第三節 研究法と史料の扱い
 第四節 本書の構成
第一章 初期陸軍航空の実情と課題
 本章の概要
 第一節 第一次世界大戦以前の世界の航空界
 第二節 初期の陸軍航空組織
  一 臨時軍用気球研究会の発足
  二 陸軍航空組織の課題
 第三節 初期の陸軍航空要員の補充・養成
  一 航空要員の補充・養成方法
  二 航空要員の補充・養成上の課題
 第四節 初期の陸軍航空器材の補給・整備
  一 航空器材の補給・整備の方法
  二 航空器材の補給・整備上の課題
 本章のまとめ
第二章 第一次世界大戦、シベリア出兵と陸軍航空
 本章の概要
 第一節 第一次世界大戦における航空戦力
 第二節 第一次世界大戦と陸軍航空
  一 青島戦役における陸軍航空隊の活動
  二 青島戦役における戦訓
  三 航空器材の輸入停止と航空器材国産化の試み
 第三節 シベリア出兵と陸軍航空
  一 航空部隊の大拡張計画と飛行機の大量購入
  二 シベリア出兵における陸軍航空隊の活動
  三 シベリア出兵における教訓と課題
 第四節 諸外国における航空戦力の実態調査
  一 大戦中の欧米航空戦力に対する陸軍の関心
  二 陸軍による航空事業の推進と独立管理
  三 航空要員の補充・養成
  四 航空器材の補給・整備
  五 民間航空の活用
 本章のまとめ
第三章 陸軍航空発展の契機
 本章の概要
 第一節 大正六年特別大演習と航空関係組織の改編
  一 大正六年特別大演習における飛行機事故
  二 陸軍航空関係組織の改善案
 第二節 航空先進国からの影響(一) イタリア
  一 イタリアへの日本航空団派遣の経緯
  二 イタリアにおける日本航空団の教育内容
  三 イタリア派遣日本航空団の評価
 第三節 航空先進国からの影響(二) フランス
  一 フランス航空教育団来日の経緯
  二 フランス航空教育団による教育内容
  三 フランス航空教育団の講習への評価
 本章のまとめ
第四章 陸軍航空の近代化
 本章の概要
 第一節 陸軍航空の近代化の始まり
  一 陸軍航空部隊の拡大と編制分科の始まり
  二 陸軍航空部の新設とフランス式の採用
  三 陸軍航空部新設の評価とその後の課題
 第二節 陸軍航空要員の補充と養成方針の変化
  一 「航空術修業員分遣規則」の制定
  二 陸軍航空学校の新設と航空教育の専門化
  三 教範類の作成と航空運用思想の形成
  四 航空運用思想の発展と航空教育上の制約
 第三節 陸軍航空器材の生産及び補給方針の変化
  一 フランス式航空器材の採用
  二 器材独立方針
  三 整備方法の模索
  四 航空器材整備の課題
 本章のまとめ
第五章 陸軍航空の独立と外部資源活用の模索
 本章の概要
 第一節 陸軍航空における航空の独立管理への模索
  一 宇垣軍縮と陸軍航空本部の発足
  二 航空兵科独立
  三 陸軍航空関係行政組織の改編の功罪
 第二節 民間航空基盤の育成
  一 世界の民間飛行界の状況
  二 日本の民間航空界の状況
  三 航空局設置と民間航空活用の模索
  四 民間航空活用上の問題
 第三節 海軍航空基盤の活用
  一 海軍の飛行機に対する関心と陸軍からの評価
  二 陸軍による独立空軍創設の模索と海軍の反発
  三 「現制維持」の結論とその要因
 本章のまとめ
終章 帝国陸軍の航空建設期における課題と対応の分析
 第一節 各章の整理
 第二節 井上幾太郎の改善案とその達成度合
 第三節 第一次世界大戦の教訓から陸軍航空が目指したもの
 第四節 制約要因と推進要因
  一 制約要因
  二 推進要因
 第五節 現代へのインプリケーション

付  録
付録1 「航空制度改善に関する意見」
付録2 「発動機製作班に関する仏国航空団終末報告(抜粋)」
付録3 陸軍航空・飛行学校における教育(一九一九年~一九二四年)
付録4 軍用飛行機及び発動機の種類(一九二〇年一〇月一五日)
付録5 飛行機・発動機の名称(一九二一年一〇月二七日)
付録6 「日本陸軍航空に関する仏国『ジョノー』少佐の意見」
付録7 航空兵科独立をめぐる井上少将とフォール大佐のやりとり
付録8 民間航空事業監督奨励に就て
付録9 「空軍組織問題に関する特別委員会の意見(概要)」
あとがき
索  引
人名索引
事項索引
著者略歴
松原治吉郎(マツバラジキチロウ matsubarajikichirou)
防衛省防衛研究所企画部企画調整課。 1976年生まれ。東京大学経済学部卒業、タフツ大学フレッチャー法律外交大学院修士課程終了、政策研究大学院大学博士課程(安全保障・国際問題プログラム)修了。博士(国際関係論)。 2000年防衛庁(当時)に入庁後、防衛政策局防衛政策課、運用企画局国際協力課、財務省国際局調査課、防衛省人事教育局人事計画・補任課、防衛装備庁法務室などを経て現職。 主要業績:「帝国陸軍による民間航空の育成とその限界」(『軍事史学』第58巻第1号、2022年6月)、「シベリア出兵と帝国陸軍の近代化―航空兵力の建設を中心として―」(『安全保障戦略研究』第3巻第1号、2023年2月)、(共訳)アザー・ガット著、歴史と戦争研究会訳『文明と戦争―人類二百万年の興亡―(下)』(中央公論新社、2022年10月)など。
タイトルヨミ
カナ:リクグンコウクウノケイセイ
ローマ字:rikugunkoukuunokeisei

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