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2016年6月10日発売

彩流社

出版社名ヨミ:サイリュウシャ

アメリカ帝国の胎動

ヨーロッパ国際秩序とアメリカの独立
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内容紹介
「帝国」アメリカは
どのような世界に生まれ、どのような世界を生み出したか。
独立のプロセスを丹念にたどった歴史書!

アメリカの独立と建国とは、「野蛮」と位置づけられた
アメリカが「文明」を自負する「ヨーロッパ国際社会」の
一員となるための苦闘であったーー。
「諸国家の中の国家」という視点から近代国家の発展を捉える
本書は、新たなグローバルヒストリーの挑戦である。

本書を通じて、明治維新など地域や時代が離れた
多くの事件が独立革命に重なり合い、事件の持つ新たな
意味合いが提示されていく。
現在の中東やアメリカで起こっている事態に対しても、
グローバル化が起こす国際秩序の変動を見据えることで、
歴史的な視点から理解するための必読の書といえる。
目次
【主な目次】
訳者まえがき    
日本語版序文    
序 諸国家の中の国家    
●第一章 ヨーロッパの辺境(On the Margins Nations)   
 第一節 ヨーロッパ国際条約の「共和国」
 第二節 辺境の民を統治する苦悩   
 第三節 七年戦争――アメリカとヨーロッパの一体化の開始 
●第二章 奴隷制の法(The Law of Slavery) 
 第一節 アメリカの自由と奴隷制 
 第二節 奴隷制の普遍性    
 第三節 奴隷制を巡る国際法秩序の確立
●第三章 パックスブリタニカ(Pax Britanica)
 第一節 平和を希求する海の改革
 第二節 北米に平和を 
 第三節 想像の帝国
●第四章 独立(Independdence)
 第一節 独立のための戦いという困難 
 第二節 「地上の列強」のなかで    
 第三節 合衆国憲法が切り開いた道    
 第四節 「国際条約に値する国」になること  
●第五章 奴隷所有共和国(A Slaveholding Republic)  
 第一節 奴隷制を巡る地理的な法秩序の変容 
 第二節 奴隷制を巡る国家主権の確立    
 第三節 奴隷所有共和国の確立   
●第六章 新世界と旧世界(The New-World and the Old) 
 第一節 イギリスの影   
 第二節 落日のスペイン帝国   
 第三節 文明と野蛮のあいだ   
 第四節 アメリカの平和   
エピローグ モンロー氏の平和(Mr. Monroe's Peace) 
     解説および訳者あとがき/参考文献/原註/索引
著者略歴
イリジャ・H・グールド(イリジャ エイチ グールド irija eichi guurudo)
Eliga H. Gould. ニューハンプシャー州立大学歴史学部教授。 初期アメリカ史研究の第一人者。 博士論文に基づいた 最初の著書『帝国の持続(The Persistence of Empire)』 (2000 年)は、オモハンドロ初期アメリカ歴史文化学会 ジェイムズタウン賞を受賞するなど、学会からの高い評価を得た。
森 丈夫(モリ タケオ mori takeo)
もり・たけお 所属:福岡大学
松隈 達也(マツクマ タクヤ matsukuma takuya)
まつくま・たつや 所属:福岡大学(非常勤)
笠井 俊和(カサイ トシカズ kasai toshikazu)
かさい・としかず 所属:静岡県立大学(非常勤)
石川 敬史(イシカワ タカフミ ishikawa takafumi)
いしかわ・たかふみ 所属:東京理科大学基礎工学部
朝立 康太郎(アサダチ コウタロウ asadachi koutarou)
あさだち・こうたろう 所属:西南学院大学国際文化学部
田宮 晴彦(タミヤ ハルヒコ tamiya haruhiko)
たみや・はるひこ 所属:独立行政法人水産大学校
タイトルヨミ
カナ:アメリカテイコクノタイドウ
ローマ字:amerikateikokunotaidou

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