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2021年3月29日発売

彩流社

出版社名ヨミ:サイリュウシャ

フィリップ・ロス研究 ヤムルカと星条旗

ヤムルカと星条旗
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内容紹介
現代アメリカ文学を代表する作家、フィリップ・ロス(1933-2018)。
ロス文学の根幹をなす「ユダヤ性」に注目。各時期の代表作を通して、
ロス文学の特徴とその変化を追う。

本邦では、全米図書賞受賞のデビュー作、『グッバイ、コロンバス』の
新訳が朝日出版社から3月に刊行予定!

【フィリップ・ロス 略歴】
26歳の若さで、『さようなら、コロンバス』が全米図書賞を受賞。
以降、ピューリッツァー賞、全米批評家協会賞、ペン/フォークナー賞、
ブッカー国際賞など数多くの賞を受賞し、常に注目され続けた。
ノーベル文学賞候補にも目され、コーマック・マッカーシー、
ドン・デリーロ、トマス・ピンチョンと並び、
現代アメリカ文学を代表する4人の作家の一人とされる。
2006年、『ニューヨーク・タイムズ・ブック・レビュー』による、
過去25年間の優れた作品22作のうち、ロス作品は6作も選出された。
目次
第1章  ロス文学とは
第2章  作家としての旅立ち
         ──『さようなら、コロンバス』(1959)
第3章  束縛とのたたかい──『レッティング・ゴー』(1962)
             と『ルーシーの哀しみ』(1967)
第4章  解放──『ポートノイの不満』(1969)
第5章  本当の自分を描くということ
            ──『男としての我が人生』(1974)
第6章  ネイサン・ザッカマン登場──『ザッカマン・バウンド
             ──三部作とエピローグ』(1985)
     『ゴースト・ライター』(1979)/
     『解き放たれたザッカマン』(1981)/
     『解剖学講義』(1983)
第7章  イスラエルという視点──『カウンターライフ』(1986)
         と『オペレーション・シャイロック』(1993)
第8章  身体が伝えるユダヤ性──『父の遺産』(1991)
第9章  ユダヤ的思考の完成に向けて
             ──『サバスの劇場』(1995)
第10章 アメリカを問う──アメリカ史三部作
     『アメリカン・パストラル』(1997)/
     『私は共産主義者と結婚していた』(1998)/
     『人間の染み』(2000)
第11章 歴史改変小説
     ──『プロット・アゲインスト・アメリカ』(2004)
第12章 エピローグに代えて
著者略歴
坂野 明子(サカノアキコ sakanoakiko)
さかの・あきこ Akiko Sakano 専修大学文学部教授。 共編著に 『ゴーレムの表象──ユダヤ文学・アニメ・映像』(南雲堂、2013)、 共著に 『ユダヤの記憶と伝統』(2019)、 『ホロコースト表象の新しい潮流 ──ユダヤ系アメリカ文学と映画をめぐって』(2018)、 『ホロコーストとユーモア精神』(2016)【以上、彩流社】、 『亡霊のアメリカ文学──豊饒なる空間』(国文社、2012)、 『バード・イメージ──鳥のアメリカ文学』(金星堂、2010)など。
タイトルヨミ
カナ:フィリップロスケンキュウ
ローマ字:firippurosukenkyuu

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