近刊検索 デルタ

2016年6月27日発売

彩流社

出版社名ヨミ:サイリュウシャ

マグノリアの花 珠玉短編集

フィギュール彩
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内容紹介
リアリティと民話が共存する空間!
    その美しさに読者は強く共鳴する!

ハーストンは現代の多くの作家たちにインスピレーションを
与えた作家で文化人類学者。
アフリカ系アメリカ人女性としての精神や物語の手法は、
多くの作家が受け継ぎ、作品に活かされた。
ハーストンには長編『彼らの目は神を見ていた』
(新宿書房、1995)や『騾馬とひと』(平凡社、1997)があるが、
その魅力に読者が手軽に触れることができるのが、
ここに集めた短編。
表題の「マグノリアの花」は、川が語るという形式をとった
民話のようなつくりで、冒頭から詩的で絵のような情景に
引きこまれ、人物描写も戯画的な部分がある。
しかし父娘の衝突や民族を取り巻く複雑な感情の描写、
情感の把握の確かさ、そして民族の歴史をふまえた
作家の意識が見られ、たんなる民話とは片付けることができない。
目次
【内容】
(1)ジョン・レディング、船乗りになる
(2)お日様でいっぱい
(3)スパンク
(4)マグノリアの花
(5)イートンヴィルのあれこれ
(6)汗
(7)金メッキの75 セント
(8)征服者ハイ・ジョン
(9)法廷の良心
著者略歴
ゾラ・ニール・ハーストン(ゾラニールハーストン zoraniiruhaasuton)
Zora Neale Huston.(1891-1960) フロリダ州イートンヴィル生まれ。 アフリカ系アメリカ人女性作家。 アフリカ系アメリカ文化を深く愛し、小説、演劇 などを執筆するとともに、民俗学者、文化人類学者 として伝承文化を採集・記録。現代のアフリカ系 アメリカ人作家の文学的母親とされている。 アメリカ南部のアフリカ系の人々を鮮やかに 写す作品を残した。
松本 昇(マツモト ノボル matsumoto noboru)
まつもと・のぼる 長崎県口之津生まれ。国士舘大学教授。 明治大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。 訳書にハーストン『彼らの目は神を見ていた』、 ラルフ・エリスン『見えない人間』、 ヘンリー・ルイス・ゲイツ・ジュニア 『シグニファイング・モンキー』(監訳)、 ヒューストン・A・ベイカー・ジュニア 『ブルースの文学』(共訳)ほか。
西垣内 磨留美(ニシガウチ マルミ nishigauchi marumi)
にしがうち・まるみ 静岡県三島市出身。長野県看護大学教授。 奈良女子大学大学院人間文化研究科博士課程満期退学。 ハーストン研究の論文を収録した著作として、 共著に『文学と女性』、『黒人研究の世界』、『カリブの風』、 『ハーストン、ウォーカー、モリスン』、 共編著に『エスニック研究のフロンティア』ほか。
タイトルヨミ
カナ:マグノリアノハナ シュギョクタンペンシュウ
ローマ字:magunorianohana shugyokutanpenshuu

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