( )
定価:2,860円(2,600円+税)
判型:四六
書店在庫をチェック
内容紹介
◆第四句集
冬ぬくきスープカップに耳ふたつ
のんびりと俳句を楽しんでいる場合ではないのであるが、不安なる故に自分事をもっと大事にしなければと、焦る心が芽生えたのも事実だ。
(あとがき)
◆作品紹介
遠野火の深閑と這ふ速さかな
父の手になる折鶴は囀りさう
花束のセロハン光る春の雪
麦の穂や風に聞かせるだけの歌
己が空己で磨く水すまし
自らの歩幅よりなし蝸牛
羅といふひとひらの雲を着る
強き順知つてゐる子の木の実独楽
天かすのさつと広がる時雨空
木がほうと息つくやうに雪しづり
冬ぬくきスープカップに耳ふたつ
のんびりと俳句を楽しんでいる場合ではないのであるが、不安なる故に自分事をもっと大事にしなければと、焦る心が芽生えたのも事実だ。
(あとがき)
◆作品紹介
遠野火の深閑と這ふ速さかな
父の手になる折鶴は囀りさう
花束のセロハン光る春の雪
麦の穂や風に聞かせるだけの歌
己が空己で磨く水すまし
自らの歩幅よりなし蝸牛
羅といふひとひらの雲を着る
強き順知つてゐる子の木の実独楽
天かすのさつと広がる時雨空
木がほうと息つくやうに雪しづり
著者略歴
松永典子(マツナガフミコ matsunagafumiko)
昭和22年生れ
昭和54年 「沖」入会
昭和63年 「沖」「門」同人 のち退会
平成9年 「船団」入会
平成11年 第1句集『木の言葉から』上木
平成12年 俳句サイト「探鳥句会」立上げ
現在迄HP「探鳥句会」編集代表
平成17年 第2句集『埠頭まで』上木
平成19年より「青垣」創刊参加 のち退会
令和4年 毎日俳句大賞受賞
第3句集『路上ライブ』上木
タイトルヨミ
カナ:ミミフタツ
ローマ字:mimifutatsu
※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。
松永典子 最近の著作
もうすぐ発売(1週間以内)
近刊:ランダム
※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを利用しています。