近刊検索 デルタ

2024年7月8日発売

ふらんす堂

出版社名ヨミ:フランスドウ

鳴鳴

第一句集シリーズ
第一句集シリーズ
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内容紹介
曳いて来し山羊に曳かれて青き踏む
九年共に暮らした山羊のうしお君との思い出は尽きない。最期を看取った順一さんの姿
は本当の家族そのものだった。山羊の好んで食べていたものなどを見るたびにこれからも
思い出されることだろう。本集はうしお君追悼の思いで編むことを決意されたという。幸
せな山羊だったとつくづく思う。
(序より・名村早智子)

●自選十句
屈ませるちから菫のそのどこに
踏まれたる草の芽むんと戻りけり
本といふ窓の形や緑さす
滝に身を貫かれたく仰ぎけり
身の冷えてなほ一瀑を去り難し
尾頭は地球の裏か鱗雲
この膝も岩場の一つ赤とんぼ
梟の飛ぶ構へして糞放つ
放たれし山羊吸はれゆく夏野かな
秋草の香りもろとも子山羊抱く
目次
序・名村早智子
第一章 春
第二章 夏
第三章 秋
第四章 冬
第五章 山羊
 あとがき
 著者略歴
著者略歴
緒方順一(オガタジュンイチ ogatajunichi)
1974年8月29日生 2018年 「玉梓」入会 現 在 「玉梓」同人、俳人協会幹事、京都俳句作家協会幹事、メーメー句会管理人、古書店「全適堂」店主
タイトルヨミ
カナ:メーメー
ローマ字:meemee

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

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