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定価:2,860円(2,600円+税)
判型:四六
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内容紹介
◆第一句集
耳輪鳴る海亀海へ帰るとき
神の証の耳輪の音がシャランと響いたその瞬間、日本人の遥かな時空とふるさと四国の海の景が一つにつながり晃一俳句の原郷となっていく。
(序・対馬康子)
◆自選十二句
空の高さたしかめて蛇穴に入る
野火に降る雨応仁の乱の雨
ゆらゆらとアスファルト炎え象の死よ
生れくる命や月の観覧車
地球史の一日爪弾くあめんぼう
鏡くもらせ受難日の舌の色
驟雨来る今年神輿の出ぬ町に
野球部の声どんぐりの光り出す
枯野人遥かにわれも枯野人
雪女分厚い切符持つてゐる
寒林や最後は燃やす紙芝居
さそり座は旅する一座洗ひ髪
耳輪鳴る海亀海へ帰るとき
神の証の耳輪の音がシャランと響いたその瞬間、日本人の遥かな時空とふるさと四国の海の景が一つにつながり晃一俳句の原郷となっていく。
(序・対馬康子)
◆自選十二句
空の高さたしかめて蛇穴に入る
野火に降る雨応仁の乱の雨
ゆらゆらとアスファルト炎え象の死よ
生れくる命や月の観覧車
地球史の一日爪弾くあめんぼう
鏡くもらせ受難日の舌の色
驟雨来る今年神輿の出ぬ町に
野球部の声どんぐりの光り出す
枯野人遥かにわれも枯野人
雪女分厚い切符持つてゐる
寒林や最後は燃やす紙芝居
さそり座は旅する一座洗ひ髪
著者略歴
坂田晃一(サカタコウイチ sakatakouichi)
1956年 香川県生まれ
1997年12月頃より日経俳壇投句開始(選者 黒田杏子先生)
2005年2月 黒田杏子先生主宰の「藍生」入会、投句開始
2009年3月 「藍生」退会。鍵和田秞子先生主宰の「未来図」入会、投句開始
2015年5月 「未来図」同人
2020年9月 鍵和田秞子主宰ご逝去(6月)により「未来図」終刊
2021年1月 「未来図」後継誌である「磁石」創刊同人
2021年7月 「磁石」同人会長
2022年7月 「磁石」退会
2022年12月 「麦」入会
現 在 「麦」同人、現代俳句協会・俳人協会会員
タイトルヨミ
カナ:ミミワナル
ローマ字:mimiwanaru
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近刊:ランダム
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