近刊検索 デルタ

2023年10月30日発売

社会評論社

出版社名ヨミ:シャカイヒョウロンシャ

誰もが自分の「いのちにありがとう」と言って生き合う社会へ —遠藤滋とともに歩んだ45年—

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内容紹介
後遺症を「障害」と呼び、後遺症を伴って生きる人を「障害者」と呼ぶ日本社会で生きる私たちへの問いかけ。<生まれる時のちょっとした事故や病気の後遺症を伴って生きてきたが故に、出会った当時も、「(障害者)と(健常者)生きる世界が違う」と、語られてきたことを、何とかくつがえす立ち位置を見いだしてやろうと、考え付いたことをやり取りしてきた45年。その途上の2010年、これまでとりあえず無事に63歳になるまで支えてきてくれた自分たちの「いのち」に自分たちだけは「ありがとう」と言って、死ぬまで生きていこうという思いを語り合った。それ故に見えてきたことがある。「いのちにありがとう」と思わせなかった何かがあったのだと。それは何か、と問いかけた時、日本人の意識世界の現実の全体像が見えてきた。>(本書「おわりに」より)
目次
目次
第1章 戦後の保守政治の「自己責任論」
1.「いのち」をめぐる戦後の政策 優生保護法
2.「いのち」をめぐる戦後の政策 らい予防法
3.「いのち」をめぐる戦後の政策 精神保健法
4.基本的人権を歪めた保守政治の「自己責任論」
5.企業が日本列島にまき散らした有害物質に汚染されている生活環境
6.化学物質の放置が人体に与える影響
7.「自己責任」と現代人が思い込んだ「不安や悩みや劣等感」
8.「いのちにありがとう」と思わない暮らしの「生きざま」
9.「思い込み」が生む軋轢と犯罪
10.日本の宗教と悪魔
第2章 自分の「いのちにありがとう」を言うまで
1.私たちに影響を与えた先輩世代の存在
2.遠藤滋が白砂巖と出会うまで
3.遠藤滋とグループ「たびだち」と梅が丘駅のスロープ設置
4.白砂巖が遠藤滋と出会うまで
5.関西のサマーキャンプに参加
6.『芝本さんと私』
7.「生活」そのものを問い返される闘い(介護人派遣制度の改善に取り組む)
8.教師としての採用身分の差別に取り組む
9.「歌はムゴにききやい」
10.すれちがい
11.『心をしばって下さい』と「障害者自立センター」
12.死刑囚にされた赤堀政夫の支援活動に参加
第3章 『だから人間なんだ』の本作り
1.『だから人間なんだ』を作った時の遠藤滋と私の感想 いのちそのものの肯定
2.自殺をめぐって起きていること
3.『だから人間なんだ』後の遠藤滋と私
4. ドキュメンタリー映画『えんとこ』が完成
5.遠藤滋 歌を詠み始める(短歌)
6.ルーツを追って『日本の家族』を作成
7.歴史の中の列島人が見つめた「いのち」とは
8.通称・袴田事件で実際に行われた犯行を調べる
9.温暖化・災害対策の生ごみ発電と支え合い型の多世代の集合住宅
第4章 自分の「いのちにありがとう」と言って生きると決めて
1.「いのち」に「感謝」から「ありがとう」へ
2.出会った人と「いのちにありがとう」
3.「いのち」に「ありがとう」と言い合えば
4.医師デニ・ムクウェゲさんの話と「いのちにありがとう」
5.ドキュメンタリー映画『えんとこの歌』と75歳までの約束
6.「いのちにありがとう」人間宣言
7.「(障害)ならびに(障害者)」は差別語か
8.「(障害)ならびに(障害者)」表記は差別語か?
9.改めて差別とは
10.差別語(障害者)とNHKとやまゆり園
11.まくら詞
12.「差別語を使って差別なくそうとは?」
13.差別がある限り「いのちにありがとう」なんていえない?
14.2021.10.30の衆議院議員選挙について
15.「いのちにありがとう」の時代を開けるその矢先に
第5章 現代日本は保守政治のツケを払わされている
1.保守政治の経済政策のツケとは
2.保守政治の心のツケとは
3.日本人の人権
4.「性の違和感」
5.海水温を上昇させている原発と火力発電の冷却
6.温暖化による気象災害
7.日本列島の形成と日本の地震について調べ始める
8.日本列島の地震と原発のゴミ
9.地政学から台湾島の生成は中国大陸とは無関係
10.長野主婦2人刺殺・警察官2人銃殺事件
日本の気になった問題など
後遺症を伴う者としての要求
創価学会ならびに創価学会員に支持される公明党は
私たちが提起した要求と「支え合う集合住宅」の実現について
おわりに
追記  弥次喜多道中  大津留 直
自分の「いのちにありがとう」の言葉から見えてきた意識世界
著者略歴
白砂巌(シラスナイワオ shirasunaiwao)
タイトルヨミ
カナ:ダレモガジブンノイノチニアリガトウトイッテイキアウシャカイヘ エンドウシゲルトトモニアユンダヨンンジュウゴネン
ローマ字:daremogajibunnoinochiniarigatoutoitteikiaushakaihe endoushigerutotomoniayundayonnjuugonen

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