目次

「重罰化」の時代とその背景を考える
越境犯罪と法人処罰
結果帰属における「一連の行為」論と「介在事情」構成
「許された危険」とは何か
治療行為における「遅れると危険」と推定的同意
目的犯における目的の併存
期待可能性についての覚書
窃盗症〈クレプトマニア〉・摂食障害と刑事責任をめぐる近時の裁判例の動向
いわゆる「一部行為の全部責任」法理について
不正権益維持・拡大目的〈組織的犯罪処罰法3条2項〉と共犯
「暴行・脅迫」の意義・程度とそれを手段とする犯罪の検討
誤振込みと詐欺罪
「自己の」刑事事件に関する証拠の隠滅等と刑事司法制度
周旋罪における「周旋」概念について
営業秘密侵害罪における目的要件
侵害コンテンツダウンロード罪の罪質
児童ポルノ法違反の罪相互の罪数関係
ゲノム編集技術に対する法規制と倫理規制
愛護動物虐待等罪における「愛護動物」の意義
GPS機器の利用に伴う刑事法的違法性のパラレル構造
ドイツにおける少年に対する不定期刑の消長
進化の視点からみた組織文化・責任論