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定価:6,820円(6,200円+税)
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内容紹介
◆コモン・ローと中国法の両立と相克を克明に跡づける理論書◆
「一国二制度」の下,1997年返還後の香港では法状況が大きく変動している。その中で香港基本法解釈権を有する全人代常務委と香港法院はいかなる役割を果たしてきたのか。香港基本法解釈権の全容を理論的体系的に整理し,香港法の国際化(国際人権法の積極的受容)を考察する。
「一国二制度」の下,1997年返還後の香港では法状況が大きく変動している。その中で香港基本法解釈権を有する全人代常務委と香港法院はいかなる役割を果たしてきたのか。香港基本法解釈権の全容を理論的体系的に整理し,香港法の国際化(国際人権法の積極的受容)を考察する。
目次
『香港基本法解釈権の研究(学術選書184)』
廣江倫子(大東文化大学国際関係学部准教授) 著
【目 次】
◇序 章
第1節 香港基本法解釈権が含有する問題状況
第2節 香港における人権保障の国際化が及ぼす影響
第3節 本書の目的と構成
◆第1部 香港における人権保障の国際化◇
◇第1章 香港終審法院の外国籍裁判官―国際人権法受容の観点から
はじめに
第1節 香港の法院制度、裁判官選任制度および法曹教育―イギリス法の遺産
第2節 香港終審法院の設立―イギリス枢密院司法委員会との連続および断絶
第3節 香港における外国籍裁判官―コモン・ロー適用地区の一地域としての香港
おわりに
◇第2章 香港における国際人権法の実施―香港人権条例の成立と運用
はじめに
第1節 香港人権条例の制定
第2節 香港人権条例成立の波紋
第3節 香港人権条例の運用
おわりに
◇第3章 返還後における香港人権条例の発展過程についての一考察
はじめに
第1節 香港人権条例の発展過程
第2節 香港返還以降の香港人権条例の発展
おわりに
◇第4章 香港基本法の解釈基準としての国際人権法 ― ヨーロッパ人権裁判所における法概念を中心に
はじめに
第1節 法概念の援用(1)―「評価の余地」理論
第2節 法概念の援用(2)―比例テスト
おわりに
◆第2部 香港基本法解釈権の展開◇
◇第5章 香港基本法解釈権の発展―終審法院判決の累積
はじめに
第1節 香港基本法解釈権の実践
第2節 香港基本法解釈権の発展―返還後20年間の終審法院判決を通して
おわりに
◇第6章 居留権事件をめぐる全人代常務委の解釈
はじめに
第1節 居留権事件の概要
第2節 終審法院および全人代常務委の香港基本法解釈
第3節 居留権事件における香港基本法解釈の特色と課題
おわりに
◇第7章 普通選挙および行政長官任期をめぐる全人代常務委の解釈
はじめに
第1節 立法会と行政長官に対する普通選挙要求―香港基本法23条の立法化を契機として
第2節 普通選挙をめぐる全人代常務委の解釈
第3節 行政長官任期をめぐる全人代常務委の解釈
第4節 2004年および2005年の全人代常務委解釈の特色と課題
おわりに
◇第8章 外国人メイドの香港居留権をめぐる全人代常務委の解釈の拘束力―Vallejos Evangeline B.v. Commissioner of Registration事件における香港基本法解釈
はじめに
第1節 外国人メイドと香港―問題の所在
第2節 外国人メイド事件の概要
第3節 香港における外国人メイドの就労制度
第4節 下級審判決
第5節 終審法院判決
おわりに
◇第9章 コンゴ事件における終審法院による香港基本法解釈要請と全人代常務委の解釈―コンゴ民主共和国対FG Hemisphere社事件
はじめに
第1節 コンゴ事件の概要
第2節 終審法院の全人代常務委への解釈要請
第3節 全人代常務委の香港基本法解釈
第4節 終審法院の香港基本法解釈要請における意義と問題点
おわりに
◇第10章 立法会宣誓事件をめぐる全人代常務委の解釈
はじめに
第1節 雨傘運動と独立派議員の誕生
第2節 立法会宣誓事件と全人代常務委の解釈
第3節 第一審裁判所判決および終審法院の上訴棄却理由の検討
第4節 立法会宣誓事件における全人代常務委解釈の特色と課題
おわりに
◇終 章
香港基本法解釈権の発展
香港における人権保障の国際化
・あとがき
・索 引
廣江倫子(大東文化大学国際関係学部准教授) 著
【目 次】
◇序 章
第1節 香港基本法解釈権が含有する問題状況
第2節 香港における人権保障の国際化が及ぼす影響
第3節 本書の目的と構成
◆第1部 香港における人権保障の国際化◇
◇第1章 香港終審法院の外国籍裁判官―国際人権法受容の観点から
はじめに
第1節 香港の法院制度、裁判官選任制度および法曹教育―イギリス法の遺産
第2節 香港終審法院の設立―イギリス枢密院司法委員会との連続および断絶
第3節 香港における外国籍裁判官―コモン・ロー適用地区の一地域としての香港
おわりに
◇第2章 香港における国際人権法の実施―香港人権条例の成立と運用
はじめに
第1節 香港人権条例の制定
第2節 香港人権条例成立の波紋
第3節 香港人権条例の運用
おわりに
◇第3章 返還後における香港人権条例の発展過程についての一考察
はじめに
第1節 香港人権条例の発展過程
第2節 香港返還以降の香港人権条例の発展
おわりに
◇第4章 香港基本法の解釈基準としての国際人権法 ― ヨーロッパ人権裁判所における法概念を中心に
はじめに
第1節 法概念の援用(1)―「評価の余地」理論
第2節 法概念の援用(2)―比例テスト
おわりに
◆第2部 香港基本法解釈権の展開◇
◇第5章 香港基本法解釈権の発展―終審法院判決の累積
はじめに
第1節 香港基本法解釈権の実践
第2節 香港基本法解釈権の発展―返還後20年間の終審法院判決を通して
おわりに
◇第6章 居留権事件をめぐる全人代常務委の解釈
はじめに
第1節 居留権事件の概要
第2節 終審法院および全人代常務委の香港基本法解釈
第3節 居留権事件における香港基本法解釈の特色と課題
おわりに
◇第7章 普通選挙および行政長官任期をめぐる全人代常務委の解釈
はじめに
第1節 立法会と行政長官に対する普通選挙要求―香港基本法23条の立法化を契機として
第2節 普通選挙をめぐる全人代常務委の解釈
第3節 行政長官任期をめぐる全人代常務委の解釈
第4節 2004年および2005年の全人代常務委解釈の特色と課題
おわりに
◇第8章 外国人メイドの香港居留権をめぐる全人代常務委の解釈の拘束力―Vallejos Evangeline B.v. Commissioner of Registration事件における香港基本法解釈
はじめに
第1節 外国人メイドと香港―問題の所在
第2節 外国人メイド事件の概要
第3節 香港における外国人メイドの就労制度
第4節 下級審判決
第5節 終審法院判決
おわりに
◇第9章 コンゴ事件における終審法院による香港基本法解釈要請と全人代常務委の解釈―コンゴ民主共和国対FG Hemisphere社事件
はじめに
第1節 コンゴ事件の概要
第2節 終審法院の全人代常務委への解釈要請
第3節 全人代常務委の香港基本法解釈
第4節 終審法院の香港基本法解釈要請における意義と問題点
おわりに
◇第10章 立法会宣誓事件をめぐる全人代常務委の解釈
はじめに
第1節 雨傘運動と独立派議員の誕生
第2節 立法会宣誓事件と全人代常務委の解釈
第3節 第一審裁判所判決および終審法院の上訴棄却理由の検討
第4節 立法会宣誓事件における全人代常務委解釈の特色と課題
おわりに
◇終 章
香港基本法解釈権の発展
香港における人権保障の国際化
・あとがき
・索 引
著者略歴
廣江 倫子(ヒロエ ノリコ hiroe noriko)
タイトルヨミ
カナ:ホンコンキホンホウカイシャクケンノケンキュウ
ローマ字:honkonkihonhoukaishakukennokenkyuu
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