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2023年1月26日発売

信山社出版

出版社名ヨミ:シンザンシャシュッパン

信念体系としての国際法

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内容紹介
◆なぜ国際法に拘束力を感じるのか ― 国際法の新たな捉え方を映し出す◆
学者や裁判官等の国際法律家は、なぜ国際法に拘束力を感じるのか。それは拘束力を感じることについて、国際法の法源や解釈・責任等が「教義」として正当化の余地を与え、その環境下で国際法論議や他者の拘束感に触れるからである。こう論じる本書は、国際法学の新星による“International Law as a Belief System”(2018)の全訳である。論旨は訳者解説が敷衍し、訳者補遺がウクライナ危機に適用する。巻末に訳者による「解説」、「補遺」を付す。
目次
『信念体系としての国際法』

  ジャン・ダスプルモン 著/根岸陽太 訳・解説

【目 次】

寄稿序文
著者序文
日本語翻訳版への著者序文

◆第1章 信念体系としての国際法

 第1節 解説的主張――信念体系としての国際法
 第2節 文脈――国際法の信念体系の過去と現在
 第3節 大志――信念体系の一時的な中断
 第4節 周縁――正統性,神秘主義および体系性
 第5節 内容――次に続く各章

◆第2章 国際信念体系の構造

 第1節 信念体系の対象――法的推論の様式群としての基本的諸教義
 第2節 国際信念体系の諸条件――規則性・想像的系譜・自己言及性
  1 規則としての基本的諸教義――規則性
  2 形式的保管庫から導出される基本的諸教義――想像的系譜
  3 自己説明的枠組としての基本的諸教義――自己言及性
 第3節 国際信念体系の作用――拘束感の経験

◆第3章 国際信念体系における自己言及性

 第1節 法源を通じた基本的諸教義の形成の説明
 第2節 解釈を通じた基本的諸教義の機能の説明

◆第4章 国際信念体系の発現

 第1節 編成された考案過程――責任教義
 第2節 形式的保管庫の発見――国家性教義
 第3節 想像的系譜の発明――慣習法教義
 第4節 正当化の余地の提供――強行規範教義

◆第5章 国際信念体系の中断

 第1節 法源に基づく自己言及性を脱学習する
 第2節 解釈に基づく自己言及性を脱学習する

◆第6章 エピローグ

◇訳者解説 鏡の間に生きる国際法律家――共約不可能な他者との会話に向けて
◇訳者補遺 ロシア・ウクライナ危機における国際法言説――「ルールに基づく国際秩序」の擁護・批判・改革

・訳者あとがき

・索 引
著者略歴
ジャン・ダスプルモン(ジャン ダスプルモン jan dasupurumon)
根岸 陽太(ネギシ ヨウタ negishi youta)
タイトルヨミ
カナ:シンネンタイケイトシテノコクサイホウ
ローマ字:shinnentaikeitoshitenokokusaihou

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