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定価:4,400円(4,000円+税)
判型:四六
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内容紹介
西欧16世紀は宗教改革の時代であった。ルターがローマ・カトリック教会に叛旗を翻して以来、新説を唱える改革派諸派、学者が誕生した。しかし中でもスペインの医師セルベトはキリストの神性を否定し、ローマ教会からも改革派諸派からも異端者の代表と見なされていた。たまたまセルベトが改革派神権都市ジュネーヴに立ち寄った際、その指導者カルヴァンとベーズに捕縛され、焚殺されてしまった。これに憤ったのが神学者カステリヨンであり、異端者を処刑するのは、カトリック教会が改革派たちを火刑にするのと同じではないか、とその権力構造の類似を言い、彼らに孤独な論争を挑んだ。本書はかけがえのない寛容の先駆者の言葉を伝えてくれる。
著者略歴
中央大学人文科学研究所(チュウオウダイガクジンブンカガクケンキュウジョ chuuoudaigakujinbunkagakukenkyuujo)
タイトルヨミ
カナ:イタンシャヲショバツスベカラザルヲロンズ
ローマ字:itanshaoshobatsusubekarazaruoronzu
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