近刊検索 デルタ

2020年11月5日発売

名古屋大学出版会

戦前日本のユニバーサルバンク

財閥系銀行と金融市場
このエントリーをはてなブックマークに追加
内容紹介
証券市場が高度に発達した戦前日本において、三井、三菱、住友など財閥系銀行はいかにしてその隔絶した地位を築きえたのか。見過ごされてきた証券・国際業務を軸に、近世来の両替商がユニバーサルバンクへと発展する姿を鮮やかに示し、巨大銀行と金融市場の関係に新たな光を投げかける。
目次
序 章 証券・国際業務と金融市場
1 本書の課題
2 本書の構成

第I部 両替商から銀行へ
――短期金融市場の形成

第1章 近世・近代における両替商の動向と銀行設立
1 はじめに
2 大坂における両替商の参入と退出
3 屋号の盛衰
4 1867年の大坂の両替商
5 江戸の両替商
6 明治期における両替商と銀行の設立
7 おわりに

第2章 為替と金融市場の展開
――近世から近代へ
1 はじめに
2 第一国立銀行における手形・小切手決済
3 東京と大阪の手形取引所における為替・手形取引
4 東京手形交換所における手形・小切手決済
5 金融恐慌後のコール市場
6 おわりに

第3章 三井銀行の資金循環と季節調整
――安田銀行と対比して
1 はじめに
2 日本銀行信用の変化
3 三井銀行の「預金銀行」化
4 安田金融網と日本銀行依存
5 おわりに

第4章 三菱銀行の資金循環と季節調整
1 はじめに
2 三菱銀行の借用金の動向と本支店貸借の概観
3 資金繰りの推移
4 当座貸越と借用金との関連
5 おわりに

第II部 ユニバーサルバンクの証券業務と国際業務

第5章 有力銀行の形成と証券・国際業務
1 はじめに
2 分析対象と変数の選択
3 クラスター分析の結果
4 おわりに

第6章 債券引受と債券市場
――証券会社・地方銀行との関係を中心に
1 はじめに
2 普通銀行の有価証券保有の規定要因――府県別データにもとづく分析
3 普通銀行の債券売買
4 おわりに

第7章 国際展開と外国為替業務
1 はじめに
2 日本の銀行の外国為替業務の開始
3 普通銀行の外国為替業務――特殊銀行と対比しつつ
4 為替銀行の顧客基盤
5 おわりに

第III部 ユニバーサルバンクの人的資源管理

第8章 三井銀行の人的資源管理
1 はじめに
2 三井銀行の雇用の特徴と人事制度
3 新卒採用の定着と雇用期間の長期化
4 採用
5 職務ローテーション
6 転勤
7 昇進
8 退職
9 おわりに

第9章 三菱銀行の人的資源管理
1 はじめに
2 職員制度と名簿および銀行合同
3 職員配置・転勤および昇進・職務経験と採用区分
4 森村銀行転入行員と三菱銀行在籍行員との比較
5 付論――女性について
6 おわりに

終 章 金融市場の発展とユニバーサルバンク
――戦後都市銀行へ
1 これまでの考察のまとめ
2 本書の結論

参考文献
あとがき
初出一覧
図表一覧
索引
著者略歴
粕谷 誠(カスヤ マコト kasuya makoto)
1961年、埼玉県に生まれる。1989年、東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。東京大学社会科学研究所助手、名古屋大学経済学部助教授等を経て、現在、東京大学大学院経済学研究科教授、博士(経済学)。著書、『豪商の明治――三井家の家業再編過程の分析』(名古屋大学出版会、2002年)、『ものづくり日本経営史――江戸時代から現代まで』(名古屋大学出版会、2012年)、『コア・テキスト 経営史』(新世社、2019年)他
タイトルヨミ
カナ:センゼンニホンノユニバーサルバンク
ローマ字:senzennihonnoyunibaasarubanku

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

名古屋大学出版会の既刊から
松原知生/著
近藤孝弘/編 岡本隆司/著 武小燕/著 小笠原弘幸/著 貴堂嘉之/著
デイヴィッド・コッティントン/著 松井裕美/訳
左近幸村/著
もうすぐ発売(1週間以内)
共栄書房:宮田一郎 
日本実業出版社:谷厚志 
KADOKAWA:堂場瞬一 
KADOKAWA:横関俊材 
新潮社:パトリック・スヴェンソン 大沢章子 

連載記事

発売してからどうです(仮)

>> もっと見る

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを利用しています。