近刊検索 デルタ

2021年1月22日発売

めるくまーる

出版社名ヨミ:メルクマール

富岡多惠子論集「はぐれもの」の思想と語り

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内容紹介
再び台頭する若い世代の差別への抗議に応えジェンダー制度を見つめ直した一冊。
制度化された生と性の物語に回収されることを拒否する富岡多惠子のはぐれものたち――本書は、富岡文学の前衛性を明らかにし、差別の構造を解体するラディカルな表現を分析したフェミニズム批評である。
目次
序文――富岡多惠子と場所の記憶 水田宗子
▷水田宗子
家族のトラウマと語り――『逆髪』まで
富岡多惠子の「語り」と女性のナラティヴ――『動物の葬禮』と参列者
「冬の国」からの旅、ガリヴァーの行かなかった共和国へ
  ――『ひべるにあ島紀行』  
▷北田幸恵
異形とジェンダー越境――『逆髪』を読む
〈哀れな女〉から〈自由なハグレ者〉へ
  ――富岡多惠子の評論「女の表現」におけるハウスキーパー像の転換
▷長谷川 啓
富岡多惠子の過激な反逆精神
  ――『砂に風』『波うつ土地』『白光』をめぐって
▷デイヴィッド・ホロウェイ(和智綏子・訳)
恥辱を超越する身体――性、聖域、そして『芻狗』
▷リー・エヴァンス・フリードリック(和智綏子・訳)
天邪鬼の声:富岡多惠子による拒否の詩
▷与那覇恵子
富岡多惠子の詩の世界
富岡多惠子の文学世界――年譜風に
富岡多惠子・著作目録
著者略歴
水田 宗子(ミズタ ノリコ mizuta noriko)
比較文学者(アメリカ文学、比較女性文学、ジェンダー文化論、現代詩批評)、詩人。主な著書に『Reality and Fiction in Modern Japanese Literature』『エドガー・アラン・ポオの世界』『鏡の中の錯乱─シルヴィア・プラス詩選』『ヒロインからヒーローへ』『フェミニズムの彼方』『物語と反物語の風景』『20世紀の女性表現』『ことばが紡ぐ羽衣』『女性学との出会い』『尾崎翠[第七官界彷徨]の世界』『モダニズムと戦後女性詩の展開』『詩の魅力/詩の領域』など多数。詩集『春の終りに』『幕間』『帰路』『青い藻の海』『影と花と』『水田宗子詩選集』『うさぎのいる庭』『音波』他物語詩三部作など。
タイトルヨミ
カナ:トミオカタエコロンシュウ ハグレモノ ノシソウトカタリ
ローマ字:tomiokataekoronshuu haguremono noshisoutokatari

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