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定価:1,199円(1,090円+税)
判型:新書
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内容紹介
ウクライナ侵攻などの影響で、最近は戦争関連のニュースを耳にしない日が少なくなりました。一方で哲学において、戦争がどのような問題になりうるか、あるいはどのような問題になってきたか、あまり論じられることがありませんでした。例えば、プラトンについて教える際、プラトンと戦争の関わりについては、ほとんど語られることはありませんでした。“ 永遠平和主義 ”のような文脈でしばしば語られるカントについても、実は戦争一般を否定しているわけではありません。「戦争と哲学」というと、真逆の領域のように思えるかもしれませんが、むしろ哲学者は常に戦争について語ってきた部分があります。しかし、哲学の入門書や哲学書などで、戦争について論じられていることは極めて少なく、戦争という問題を現実的に考えなくてはならない局面においては、道標となる武器、つまり、考えるための手段が改めて必要です。それゆえ、今まで哲学において戦争がどのように語られてきたのかを、改めてもう一度、まとめ直す必要があります。戦争を肯定するとか、否定するとか、そういったスタンスで論じていくのではなく、なぜ哲学が戦争と関わるのか、戦争を通して哲学をどの様に見るべきなのか、そういった問題を本書では解説していきます。戦争と哲学の関係性について、歴史上の流れと、理想主義vs現実主義、この二つを軸に問い直す一冊です。
目次
序 章 戦争には大義が必要
第1章 ウクライナ戦争を考える
第2章 ポリスのための戦争
第3章 神のための戦争
第4章 王と市民の戦争
第5章 国家・国民・民族のための戦争
第6章 革命のための戦争
第7章 総動員としての戦争
第8章 ポストモダンの戦争
第1章 ウクライナ戦争を考える
第2章 ポリスのための戦争
第3章 神のための戦争
第4章 王と市民の戦争
第5章 国家・国民・民族のための戦争
第6章 革命のための戦争
第7章 総動員としての戦争
第8章 ポストモダンの戦争
著者略歴
岡本裕一朗(オカモトユウイチロウ okamotoyuuichirou)
タイトルヨミ
カナ:センソウトテツガク
ローマ字:sensoutotetsugaku
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