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定価:2,200円(2,000円+税)
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内容紹介
書き下ろし長篇歴史小説
2022年NHK大河ドラマ
『鎌倉殿の13人』を差配した影の主役、北条政子!
北条時政の長女であって宗時、義時の姉。源頼朝の正妻にして頼家・実朝の母。頼朝没後は尼将軍として鎌倉幕府を実質差配。幕府守護のためには実子も見捨て、承久の変では三上皇を隠岐などに配流した鋼鉄の女帝。
万寿(政子)は義時の正室の兄にあたる伊賀光季(みつすえ)と、大江広元の子息の大江親広(ちかひろ)を、京都守護として派遣した。後鳥羽院に無言の圧力をかける方策だった。
これらはすべて万寿が将軍職を代行して発令したものだった。実朝在世の時期からすでに万寿は鎌倉の最高権威であったが、将軍が不在となったいまは、その権威をあからさまに示して御家人たちを差配することになった。(中略)実際は万寿が幕府を差配し、「尼将軍」と呼ばれていた。――本文より
2022年NHK大河ドラマ
『鎌倉殿の13人』を差配した影の主役、北条政子!
北条時政の長女であって宗時、義時の姉。源頼朝の正妻にして頼家・実朝の母。頼朝没後は尼将軍として鎌倉幕府を実質差配。幕府守護のためには実子も見捨て、承久の変では三上皇を隠岐などに配流した鋼鉄の女帝。
万寿(政子)は義時の正室の兄にあたる伊賀光季(みつすえ)と、大江広元の子息の大江親広(ちかひろ)を、京都守護として派遣した。後鳥羽院に無言の圧力をかける方策だった。
これらはすべて万寿が将軍職を代行して発令したものだった。実朝在世の時期からすでに万寿は鎌倉の最高権威であったが、将軍が不在となったいまは、その権威をあからさまに示して御家人たちを差配することになった。(中略)実際は万寿が幕府を差配し、「尼将軍」と呼ばれていた。――本文より
著者略歴
三田誠広(ミタマサヒロ mitamasahiro)
(みた・まさひろ)小説家、武蔵野大学名誉教授。1948年生まれ。1977年、「僕って何」で芥川賞受賞。主な作品に、『いちご同盟』、『釈迦と維摩 小説維摩経』『桓武天皇 平安の覇王』、『空海』、『日蓮』、『[新釈]罪と罰 スヴィドリガイロフの死』、『[新釈]白痴 書かれざる物語』、『[新釈]悪霊 神の姿をした人』、『親鸞』などがある。日本文藝家協会副理事長。
タイトルヨミ
カナ:アマショウグン
ローマ字:amashougun
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