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定価:1,650円(1,500円+税)
判型:四六
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内容紹介
戦前から戦後を生きた父と、戦後70〜80年代に青春時代を生きた主人公。介護の現実の中でその関係を見つめ直した表題作と、「エヴァモア」「息子たちへの手紙」を合わせた本書は、著者渾身の三部作であり、同時代を生きる者たちへの応援歌とも言えるだろう。
「わたしは父を通じて、わたしが生まれる以前の社会、その空気を知っている。それは明らかな痕跡として、わたしには感じられる。…(中略)…そしてそれは、異なった時代と社会に育ったわたしに、微妙な感覚のズレ、違和感を感じさせる」─本文より
「わたしは父を通じて、わたしが生まれる以前の社会、その空気を知っている。それは明らかな痕跡として、わたしには感じられる。…(中略)…そしてそれは、異なった時代と社会に育ったわたしに、微妙な感覚のズレ、違和感を感じさせる」─本文より