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2022年3月31日発売

関西学院大学出版会

出版社名ヨミ:カンセイガクインダイガクシュッパンカイ

響創する日本型マーケティング

理論と実践
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内容紹介
周囲の力を借りながら自己、組織、社会をかえていくしなやかさこそが日本型マーケティングの特徴であり、おもてなし、ウェルビーイング追求、マーケティング戦略、マーケティング教育という4つの切り口を通して論じる。
目次
はじめに
第I部 日本型おもてなしの視座
第1章 日本型おもてなしの源流と特徴  Abdulelah Al-alsheikh
 はじめに
 1 日本のおもてなしを形成した要因
 2 日本のおもてなしの原点としての型
 3 武士道と寺子屋教育によるおもてなし精神の洗練と普及
 4 ハイコンテクスト文化とおもてなし
 5 結論
第2章 文化的文脈価値と二重価値創造プロセスモデル ──一流懐石料理店における主客価値創造を中心に  Mark E. Parry
 はじめに
 1 Sato and Parryによる二重経験価値創造モデル
 2 文化的文脈価値に及ぼす無形の文化的影響
 3 文化的文脈価値に及ぼす有形文化の影響
 4 文化的文脈と二重経験価値創造モデル
 5 ディスカッション
第3章 おもてなしにおける場の生成  相島淑美
 はじめに
 1 おもてなしにおける「場」と価値共創
 2 空気を読む力とタクト
 3 しつらいとサービススケープ
 4 場と価値共創
 5 結び
第II部 日本型ウェルビーイング追求
第4章 ソーシャル・プロダクトに対する消費者行動の変容に関する研究  平岩英治
 はじめに
 1 先行研究
 2 研究方法
 3 考察
 4 結論と今後の方向性
第5章 チャリティ・クラウドファンディングの日中比較研究──コミュニケーションと共感の視点から  段 送爽
 はじめに
 1 研究の目的、背景、先行研究レビュー
 2 ケースの概要
 3 インフォメーション・フレームに基づく日中事例比較分析
 4 結論および今後の研究の方向性
 5 結び
第6章 協働による社会的課題の解決とikigaiの発見  湯川寛学
 はじめに
 1 先行研究
 2 研究方法
 3 ケースの紹介
 4 3つのケースの分析
 5 本研究の貢献と今後の課題
第III部 日本型マーケティング戦略
第7章 成長する中小企業におけるダイナミック・ケイパビリティの考察──研究開発型ニッチトップ中堅企業の事例から  桑山政明
 はじめに
 1 中小企業成長に関する先行研究の整理と確認
 2 事例研究:研究開発型中堅企業メック株式会社について
 3 今後の研究の方向性
第8章 日本型リレーションシップ・マーケティングにおける信頼と共感の醸成──馴染み・継続・協働で育む関係性  出野和子
 はじめに
 1 リレーションシップ・マーケティングの先行研究
 2 研究方法
 3 生命保険営業の事例
 4 都市近郊ワイナリー
 5 考察
 6 結論と今後の研究課題
第9章 営業起点による事業変革──経営危機からのV字回復事例に見る新しい営業の役割  本下真次
 はじめに
 1 営業に関する先行研究
 2 事例研究
 3 営業の役割の進化に向けた考察
 4 本研究のまとめと今後の研究課題
第IV部 日本型マーケティング教育
第10章 マーケティング授業におけるPBL型演習授業の教育実践──非構造化された課題における学修プロセス  山本誠一
 はじめに
 1 アクティブラーニングとアクションラーニング
 2 PBLとは、その先行研究と課題
 3 PBL型演習授業の実践内容
 4 PBL型演習授業の分析とその進め方、アクションリサーチと結果検証
 5 今後に向けたPBLの可能性と課題
第11章 芸術文化観光専門職大学における臨地実務実習の展開──PALAR視点からのリフレクション  辻村謙一
 はじめに
 1 アクションラーニングとアクションリサーチの統合
 2 専門職大学における実習の位置づけと内容
 3 臨地実務実習の実施
解 説 日本型マーケティングを考える──教育・研究のダイナミズム  佐藤善信
 はじめに
 1 第Ⅰ部「日本型おもてなしの視座」を構成する論文
 2 第Ⅱ部「日本型ウェルビーイング追求」を構成する論文
 3 第Ⅲ部「日本型マーケティング戦略」を構成する論文
 4 第Ⅳ部「日本型マーケティング教育」を構成する論文
 5 研究方法としてのアブダクティブ・アプローチ
 6 本稿を結ぶにあたって

広く深く──佐藤善信先生 研究の足跡
索 引
著者略歴
佐藤 善信(サトウ ヨシノブ satou yoshinobu)
関西学院大学大学院経営戦略研究科教授。博士(経営学)兵庫県立大学。岡山商科大学、流通科学大学をへて現職。流通科学大学においてヴァージニア大学ダーデンビジネススクール留学。帰国後、流通科学大学中内ビジネススクール校長を2期務める。教育にケースメソッドを活用、定着させた第一人者であり、研究にエスノグラフィーやアクションリサーチを積極的に取り入れ、「現場と理論の往復運動」を体現。扱うテーマはチャネル論から起業家論、グローバル・マーケティング、ソーシャル・マーケティング等多岐にわたる。日本商業学会学会誌『流通研究』元編集長、日本マーケティング学会理事。
本下 真次(ホンゲ シンジ honge shinji)
岡山理科大学経営学部准教授、株式会社コトバノミカタ共同創業者・取締役。博士(先端マネジメント、関西学院大学)。 デザイン会社でのコピーライター、営業マネジャー等を経て現職。専門は営業・マーケティング研究。
相島 淑美(アイシマ トシミ aishima toshimi)
神戸学院大学経営学部准教授。博士(先端マネジメント、関西学院大学)。 日本経済新聞記者、英文学教員を経て現職。 専門は文化を基盤としたマーケティング研究とおもてなし研究。
山本 誠一(ヤマモト ノブタダ yamamoto nobutada)
大阪国際大学経営経済学部准教授、独立行政法人中小企業基盤整備機構中小企業支援アドバイザー、上級ウェブ解析士。経営管理修士(専門職、関西学院大学)。 大手広告会社、コンテンツプロバイダー等からコンサルティング業を経て現職。専門は、マーケティング、地域創生、人材育成の研究。
タイトルヨミ
カナ:キョウソウスルニホンガタマーケティング
ローマ字:kyousousurunihongatamaaketingu

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