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定価:2,970円(2,700円+税)
判型:A5
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内容紹介
50年の教師歴を持ち、全国連合小学校長会会長を務めた著者が〈令和の教育現場〉をリアルに描く。
学校は日々、「有事」の連続だ──。東日本大震災、コロナ禍、学力低下、小学校での英語授業の開始、働き方改革、地域に開かれた教育課程、GIGAスクール構想など時代からの要請。いじめ、不登校、体罰、児童虐待、校内暴力、読解力の低下、地域連携、国私立中志向の激化、教師の授業力の向上、教員志望者数の減少などの課題……。しかし、学校はいつの時代も様々な課題に向き合い、それを乗り超えてきた。今日も懸命の努力を続けている全国の校長・教頭、教員たちの〈令和の教育現場〉からの報告。東日本大震災の津波で74名の児童が死亡・行方不明になった「大川小学校津波」訴訟をめぐる関係者の証言と現場検証をふまえた論考、および、小学校における黎明期の教科担任制とその後の経緯・課題を各種報道や文科省等の動きをふまえて詳説する論考も収録。
学校は日々、「有事」の連続だ──。東日本大震災、コロナ禍、学力低下、小学校での英語授業の開始、働き方改革、地域に開かれた教育課程、GIGAスクール構想など時代からの要請。いじめ、不登校、体罰、児童虐待、校内暴力、読解力の低下、地域連携、国私立中志向の激化、教師の授業力の向上、教員志望者数の減少などの課題……。しかし、学校はいつの時代も様々な課題に向き合い、それを乗り超えてきた。今日も懸命の努力を続けている全国の校長・教頭、教員たちの〈令和の教育現場〉からの報告。東日本大震災の津波で74名の児童が死亡・行方不明になった「大川小学校津波」訴訟をめぐる関係者の証言と現場検証をふまえた論考、および、小学校における黎明期の教科担任制とその後の経緯・課題を各種報道や文科省等の動きをふまえて詳説する論考も収録。
目次
"■第1部 学校は今日も「有事」だ──新米・鈴木五郎校長奮闘編
「担任を代えてくれ!」保護者から苦情/「仰げば尊し」をめぐる騒動/同窓会が内紛/産休育休教師の対応に追われる/校長には「地域理解」が必要だ/誰も知らない給食の値段/全盲児童の入学/学校のブランディングを考える etc.
■第2部 学校は「有事」の連続──3年目・鈴木五郎校長活躍編
夏季プールは外部に丸投げでいい?/児童虐待の気配/変わりつつある運動会の風景/団地が消えると学校も消える?/ランドセルを柔らか頭で軽くする/図工の自由主義は是か非か/「体罰」の基準をわかっているのか? etc.
■第3部 変化する社会と学校の苦悩
◆第1章 大川小学校津波訴訟と学校教育──最高裁の求める学校の防災教育
衝撃の最高裁判決/大川小学校津波訴訟を巡る動き/大川小学校事故検証報告書Ⅰ・Ⅱ/学校事故と教職の専門性 etc.
◆第2章 揺らぐ伝統的な学級担任制──小学校における教科担任制度の導入
教科担任制を巡る動き/黎明期の教科担任制/品川区教育委員会の主導する教科担任制/教科担任制についての11の提言 etc.
■第4部 特別対談「〈真の教育〉を深掘りする──令和時代の学校づくり」
明石要一(千葉大学名誉教授/元・千葉敬愛短期大学学長)×向山行雄
育てる美学/ドキュメント学校経営/コロナ禍で学校は「行事学校」から「勉強学校」に変わった/学校週5日制と「子供の体験」の格差/学校バッシングの陥穽と死角/貧しさと飢えと/教師は味に敏感であるべし/地域に開かれ、地域を育てる学校へ etc."
「担任を代えてくれ!」保護者から苦情/「仰げば尊し」をめぐる騒動/同窓会が内紛/産休育休教師の対応に追われる/校長には「地域理解」が必要だ/誰も知らない給食の値段/全盲児童の入学/学校のブランディングを考える etc.
■第2部 学校は「有事」の連続──3年目・鈴木五郎校長活躍編
夏季プールは外部に丸投げでいい?/児童虐待の気配/変わりつつある運動会の風景/団地が消えると学校も消える?/ランドセルを柔らか頭で軽くする/図工の自由主義は是か非か/「体罰」の基準をわかっているのか? etc.
■第3部 変化する社会と学校の苦悩
◆第1章 大川小学校津波訴訟と学校教育──最高裁の求める学校の防災教育
衝撃の最高裁判決/大川小学校津波訴訟を巡る動き/大川小学校事故検証報告書Ⅰ・Ⅱ/学校事故と教職の専門性 etc.
◆第2章 揺らぐ伝統的な学級担任制──小学校における教科担任制度の導入
教科担任制を巡る動き/黎明期の教科担任制/品川区教育委員会の主導する教科担任制/教科担任制についての11の提言 etc.
■第4部 特別対談「〈真の教育〉を深掘りする──令和時代の学校づくり」
明石要一(千葉大学名誉教授/元・千葉敬愛短期大学学長)×向山行雄
育てる美学/ドキュメント学校経営/コロナ禍で学校は「行事学校」から「勉強学校」に変わった/学校週5日制と「子供の体験」の格差/学校バッシングの陥穽と死角/貧しさと飢えと/教師は味に敏感であるべし/地域に開かれ、地域を育てる学校へ etc."
著者略歴
向山 行雄(ムコウヤマ ユキオ mukouyama yukio)
敬愛大学教育学部特任教授・全国連合小学校長会顧問。
公立学校教員、文京区教育委員会指導主事、東京都教育委員会指導主事、品川区教育委員会指導課長、葛飾区立清和小学校長、中央区立阪本小学校長、同泰明小学校長兼幼稚園長。全国連合小学校長会会長、東京都公立小学校長会会長、東京都小学校社会科研究会副会長、帝京大学大学院教職研究科教授、敬愛大学教育学部長などを歴任。
著書に『平成の校長学──学校バッシングとどう向きあうか』『ミドル教師──ニューリーダーとしての自己啓発ノート』(共に明治図書出版)、『平成の学校づくり──日本の学校のチカラ』『平成の学校歳時記──続 日本の学校のチカラ』(共に第一公報社)等、編著に『心を揺さぶる校長講話』『校長になるための教頭の習慣術33』(共に教育開発研究所)等、共著に『新・社会科授業研究の進め方ハンドブック』(明治図書)、『アクティブ・ラーニングでつくる新しい社会科授業──ニュー学習活動・全単元一覧』(学芸みらい社)、『校長1年目のあなたに伝えたいこと』『教頭・副校長1年目のあなたに伝えたいこと』(共に教育開発研究所)等、多数。
タイトルヨミ
カナ:ホウドウサレナイ ガッコウユウジ
ローマ字:houdousarenai gakkouyuuji
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