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2024年1月15日発売

関西大学出版部

出版社名ヨミ:カンサイダイガクシュッパンブ

現代中国語の文語

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内容紹介
本書は学術的な洞察と実践的な応用のバランスを取りながら、法律や食品包装など実用的な文語の理解を助け、比喩やプロソディ、告知文のリズムなど言語の認知的側面を解説しています。また中国語の標点符号の適切な使用、若年層の文語利用の割合など、多岐にわたる話題を提供しつつ、中国語の文語の世界へと導きます。
目次
序章

第1章 法律における文語表現
 序
 1 基礎資料
 2 法律の構成
 3 文法的特徴
  3.1 「授受」に関する表現について
  3.2 「授受」に用いられる処置文
  3.3 「授受」における主題と介詞の使い分け
  3.4 兼語文
  3.5 介詞の分布と用法
  3.6 否定を示す語の分布
   3.6.1 “无”
   3.6.2 “未”と“没有”
   3.6.3 “非”
  3.7 指示代名詞の分布と用例
  3.8 受身文
  3.9 多項関係節
  3.10 法律文書の文法特徴
 4 語彙の特徴
  4.1 「以上」、「以下」、「未満」などの表現
   4.1.1 口語
   4.1.2 文語
  4.2 文語と口語の対照
 小結
 参考文献
 資料

第2章 食品表示における文語表現
 序
 1 基礎資料
  1.1 標準と通則
  1.2 食品パッケージ
 2 表示義務
  2.1 栄養成分表示
   2.1.1 項目 “项目” Items
   2.1.2 単位 “每” Per
   2.1.3 栄養素摂取目安量 “营养素参考值” NRV
  2.2 原材料名と食品添加物の表示
   2.2.1 “標準” における記載
   2.2.2 食品パッケージにおける記載
   2.2.3 アレルギー表示
 3 標準規格と食品表示にかかる当為表現
  3.1 義務
   3.1.1 標準規格の義務表現
   3.1.2 食品のパッケージの義務表現
  3.2 推奨
   3.2.1 標準規格の推奨表現
   3.2.2 食品のパッケージの推奨表現
  3.3 許容(任意)
   3.3.1 標準規格の許容表現
   3.3.2 食品のパッケージの許可・許容表現
  3.4 禁止
   3.4.1 標準規格における禁止表現
   3.4.2 食品のパッケージにおける禁止表現
  3.5 他の標準規格における当為表現
 4 語彙と表現の特徴
  4.1 栄養成分の語彙
  4.2 標準規格の表現と語彙
 小結
 参考文献

第3章 医薬品における文語表現
 序
 1 基礎資料
 2 説明書の構成
 3 文法的特徴
 4 語彙の特徴
  4.1 “禁用”、“忌用”、“慎用”、“不宜”の違い
  4.2 その他の禁止・注意表現
 5 文語と口語の対照
 小結
 参考文献
 資料

第4章 告知文と公文書にみる比喩と表現
 序
 1 基礎資料
  1.1 “二更” について
  1.2 《疫战 传递温暖人心的力量》について
  1.3 新型肺炎白書
  1.4 Covid-19の告知文
 2 比喩表現
  2.1 動画における比喩表現
  2.2 『白書』における比喩表現
  2.3 比喩のまとめ
 3 中国語のプロソディと告知文のリズム
  3.1 3音節区切り
  3.2 4音節区切り
  3.3 7音節区切り
  3.4 3音節区切りと7音節区切りの組み合わせ
 小結
 参考文献

第5章 口頭でなされる文語表現
 序
 1 基礎資料
 2 面接での質問と表現
  2.1 就職活動でよく質問される事柄
  2.2 語彙からみた表現の特徴
   2.2.1 頭字語の使用
   2.2.2 「失敗」を表す比喩表現
    2.2.2.1 「死」を用いた比喩
    2.2.2.2 「落とし穴」を用いた比喩
 3 面接における文語の使用
  3.1 自己紹介の回答
  3.2 欠点を説明する回答
  3.3 志望動機の回答
  3.4 キャリアに関する回答
  3.5 オフィシャルな場における文語的表現
 4 人的評価の表現
  4.1 長所を述べるときの表現
  4.2 短所を述べるときの方略
   4.2.1 能願動詞の使用
   4.2.2 非恒常的であることを示す表現
   4.2.3 “不够/不算/不太”の使用
   4.2.4 短所を述べる表現
 小結
 参考文献
 資料

第6章 若年層の作文にみる中国語の文語
 序
 1 基礎資料
 2 文語の品詞
 3 「文語形態素」を用いた口語と文語の識別
  3.1 “之”
  3.2 “而”
   3.2.1 前置タイプ “而~”
   3.2.2 後置タイプ “~而”
   3.2.3 接続詞 “而”
  3.3 “如”
   3.3.1 前置タイプ “如~”
   3.3.2 後置タイプ “~如”
   3.3.3 単独タイプ “如”
  3.4 “于”
  3.5 “此”
   3.5.1 前置タイプ “此~”
   3.5.2 後置タイプ “~此”
   3.5.3 単独タイプ “此”
  3.6 “总”
  3.7 “未”
  3.8 “何”
   3.8.1 前置タイプ “何~”
   3.8.2 後置タイプ “~何”
  3.9 “有”
  3.10 “曾”
  3.11 “所”
  3.12 “为”
  3.13 “其”
   3.13.1 前置タイプ “其~”
   3.13.2 後置タイプ “~其”
  3.14 “相”
  3.15 “以”
   3.15.1 前置タイプ “以~”
   3.15.2 後置タイプ “~以”
  3.16 “已”
  3.17 “忽”
  3.18 “否”
  3.19 “深”
  3.20 “互”
  3.21 “皆”
  3.22 “系”
  3.23 “宜”
  3.24 文語表現と成語との関係
 4 各学年の分析
  4.1 小学1年生から3年生の作文
  4.2 小学4年生から6年生の作文
  4.3 中学1年生から3年生の作文
  4.4 高校1年生から3年生の作文
 5 “而”、“之”、“如”、“于”の使用状況
  5.1 “而”
  5.2 “之”
  5.3 “如”
  5.4 “于”
  5.5 有効性の低い項目
 小結
 参考文献
 資料

第7章  現代中国語におけるくぎり符号 “標点符号” について
 序
 1 基礎資料と翻訳の範囲
 2 句読法の分類と種類
 3 翻訳に関して
 4 翻訳
    くぎり符号 “标点符号” の用法
    附録 A(規範に関する附録)くぎり符号 “标点符号” の用法に関する補則
    附録 B(資料性の附録)くぎり符号 “标点符号” のいくつかの用法説明
 小結
 参考文献

終章

あとがき
索引
著者略歴
石崎 博志(イシザキ ヒロシ ishizaki hiroshi)
1970年石川県金沢市生まれ 関西大学文学部教授、博士(文化交渉学・関西大学) 単著 2015年『琉球語史研究』好文出版 2015年『しまくとぅばの課外授業』ボーダーインク 2018年『走る日本語、歩くしまくとぅば』ボーダーインク 受賞 2012年 第16回窪德忠琉中関係研究奨励賞 2013年 第35回沖縄文化協会賞(金城朝永賞) 2015年 第43回金田一京助博士記念賞
タイトルヨミ
カナ:ゲンダイチュウゴクゴノブンゴ
ローマ字:gendaichuugokugonobungo

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