近刊検索 デルタ

2007年2月20日発売

京都大学学術出版会

出版社名ヨミ:キョウトダイガクガクジュツシュッパンカイ

保全鳥類学

このエントリーをはてなブックマークに追加
内容紹介
移動性が大きく多様な食性を示す鳥類は,森林や河川・湖沼,農地など多様な環境のなかで,物質循環に大きな役割を果たしている.鳥類の個体数や多様性は,環境の健全さの指標の一つとなる.保全というとコウノトリなど希少な鳥に目がいきがちだが,一見ありふれた鳥たちもまた,生態系の大切な構成要素として注目しなければならない.
目次
序章 わが国における野生鳥類保全の問題点 ✎ 山岸 哲

第Ⅰ部 鳥類保全の単位
第1章 鳥類の保全と分類学 ✎ 山崎剛史
第2章 保全の単位としての種と亜種 ✎ 高木昌興
第3章 クマタカの遺伝的多様性 ✎ 浅井芝樹

第Ⅱ部 絶滅の危機に向き合って
第4章 大型海鳥アホウドリの保護 ✎ 長谷川博
第5章 ライチョウの保全 ✎ 中村浩志
第6章 希少鳥類の野生復帰 ✎ 大迫義人

第Ⅲ部 群集と生態系の保全
第7章 鳥類群集の保全 ✎ 村上正志
第8章 陸上生態系と水域生態系をつなぐもの ✎ 亀田佳代子
第9章 日本の外来鳥類の現状と対策 ✎ 金井 裕
第10章 鳥類は環境変化の指標になるか? ✎ 永田尚志

第Ⅳ部 鳥類保全にハイテクを使う
第11章 ラジオトラッキングを用いた猛禽類の研究 ✎ 山崎 亨
第12章 人工衛星で渡りの追跡 ✎ 尾崎清明

第Ⅴ部 鳥類保全と人間生活
第13章 鳥類の保全と重金属研究 ✎ 市橋秀樹
第14章 鳥類と感染症 ✎ 高崎智彦・伊藤美佳子
第15章 油汚染と海鳥 ✎ 岡奈理子
第16章 鳥類の保全と人の心 ✎ 松原 始

あとがき ✎ 山岸 哲

読書案内
索引
著者略歴
山岸 哲(ヤマギシ サトシ yamagishi satoshi)
山階鳥類研究所(ヤマシナチョウルイケンキュウジョ yamashinachouruikenkyuujo)
タイトルヨミ
カナ:ホゼンチョウルイガク
ローマ字:hozenchouruigaku

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

もうすぐ発売(1週間以内)

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを利用しています。