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定価:1,980円(1,800円+税)
判型:四六
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内容紹介
第一次大戦後のソヴィエト-ポーランド戦争。オデッサ出身のユダヤ系作家イサーク・バーベリは自らの文学の題材を見出すために、この戦争に従軍するが……。
戦争の過酷な現実を描写する散文と、生の豊穣な本質を顕現させる詩との境界線上で、危うい均衡を保ちながら奇跡的に成立したバーベリの傑作が、新訳で蘇る。
戦争の過酷な現実を描写する散文と、生の豊穣な本質を顕現させる詩との境界線上で、危うい均衡を保ちながら奇跡的に成立したバーベリの傑作が、新訳で蘇る。
目次
騎兵隊
ズブルチ河を越えて
ノヴォグラドのカトリック教会
手紙
軍馬補充課主任
アポレクさま
イタリアの太陽
ゲダリ
私の初めてのガチョウ
ラビ
ブロディへの道
タチャンカに関する一考察
ドルグショフの死
第二旅団長
キリストのサーシカ
マトヴェイ・ロジオーヌィチ・パヴリチェンコ伝
コジンの墓地
プリシチェパ
ある馬の話
コンキン
ベレステチコ
塩
夕べ
アフォニカ・ビダ
聖ヴァレンチンのもとで
中隊長トルノフ
イワンたち
ある馬の話の続き
寡婦
ザモスチエ
裏切り
チェスニキ
戦いの後で
歌
ラビの息子
解説 (中村唯史)
ズブルチ河を越えて
ノヴォグラドのカトリック教会
手紙
軍馬補充課主任
アポレクさま
イタリアの太陽
ゲダリ
私の初めてのガチョウ
ラビ
ブロディへの道
タチャンカに関する一考察
ドルグショフの死
第二旅団長
キリストのサーシカ
マトヴェイ・ロジオーヌィチ・パヴリチェンコ伝
コジンの墓地
プリシチェパ
ある馬の話
コンキン
ベレステチコ
塩
夕べ
アフォニカ・ビダ
聖ヴァレンチンのもとで
中隊長トルノフ
イワンたち
ある馬の話の続き
寡婦
ザモスチエ
裏切り
チェスニキ
戦いの後で
歌
ラビの息子
解説 (中村唯史)
著者略歴
イサーク・バーベリ(バーベリ イサーク baaberi isaaku)
黒海沿岸の国際貿易都市オデッサの、ユダヤ人商人の家庭に生まれる。オデッサという多民族・多言語の環境で育ちながら、ユダヤ人としての意識を保ち続けた。
長じて当時のペトログラード(現サンクト・ペテルブルグ)に移り、その後各地で文学修業を積む。
1919年に始まったソヴィエト-ポーランド戦争に赤軍コサック騎兵隊の特派員として従軍後、故郷オデッサのユダヤ人ギャングの暗躍を語った連作『オデッサ物語』と、後に本書『騎兵隊』にまとめられる諸短篇を発表、1920年代半ばのロシア文学界に衝撃を与えた。
ほかに『私の鳩小屋の話』から始まる自伝的短編群や、戯曲『黄昏』『マリア』などがある。
1939年5月に外国人スパイとの接触等の嫌疑で逮捕され、翌40年1月に銃殺された。
中村 唯史(ナカムラ タダシ nakamura tadashi)
1965年札幌生。東京大学大学院人文科学研究科露語露文学専攻博士課程退学。
現在、京都大学大学院文学研究科教授。専門はロシア文学・ソ連文化論。
著書に『再考ロシア・フォルマリズム─言語・メディア・知覚』(共編著、せりか書房)、『映像の中の冷戦後世界─ロシア・ドイツ・東欧研究とフィルム・アーカイブ』(共編著、山形大学出版会)、『自叙の迷宮─近代ロシア文化における自伝的言説』(共編著、水声社)などがある。
訳書にイサーク・バーベリ『オデッサ物語』(群像社)、ヴィクトル・ペレーヴィン『恐怖の兜』(角川書店)、レフ・トルストイ「ハジ・ムラート」『トルストイ─ポケットマスターピース04』(集英社文庫)所収、『二十六人の男と一人の女─ゴーリキー傑作選』(光文社古典新訳文庫)などがある。
タイトルヨミ
カナ:キヘイタイ
ローマ字:kiheitai
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