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定価:2,420円(2,200円+税)
判型:四六
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内容紹介
「鬼の動労」をつくりだし、国鉄分割・民営化後はJR東労組を率い「抵抗とヒューマニズム」を掲げ安全問題や国際連帯の創造などに取り組んだ労働運動家・松崎明。果たして彼が目指してきたものは何だったのか。
死後10年――生い立ちから労働運動への歩みと情熱、「黒寛」との出会いと衝突、闘争、そして裏切りと弾圧、晩年の苦悩まで――。松崎明を支えることに力を尽くした著者が、膨大な資料と証言からその真実に迫った本格評伝。
死後10年――生い立ちから労働運動への歩みと情熱、「黒寛」との出会いと衝突、闘争、そして裏切りと弾圧、晩年の苦悩まで――。松崎明を支えることに力を尽くした著者が、膨大な資料と証言からその真実に迫った本格評伝。
目次
目次
はじめに
第一部 生い立ち
一、比企郡高坂村
末っ子/戦争の影/兄の死/高坂国民学校/精米機を供出
二、成長
敗戦の日/小島五郎先生/西田哲学/マルクス主義/川越工業高校
三、国鉄
臨時雇用員/民青埼玉県委員/日本共産党/機関車労働組合/新潟闘争
第二部 進撃
一、スターリン主義からの決別
決別宣言/黒田寛一/労働者大学/トロツキスト諸グループ/組織内の軋轢/荒波
二、『ケルン』の発行
創刊/発行停止/背景/再刊/安保・三池/総括/動労青年部
三、運転保安の闘い
輸送力の増強/動労の「体質改善」/二つの判決/三河島事故/運転保安闘争/党と労働組合/黒田の松崎批判
四 尾久・田端統廃合反対闘争
一九六三年一二月一三日/「炎の中の労働者」/列車を止める/逮捕
五、「同志会」「政研」の誕生と賃金論争
「4・8声明」/「同志会」/津山会談から青森大会へ/「政策研究会(政研)」/「同志会」の春闘方針/「本格的な賃金論争を」/賃金闘争論
六、革マル派との対立
ソ連訪問/内部対立/「カチカチ山」/何が問題だったのか
七、門司港事件
議長不信任案/門司港事件/動労第18回大会/退場、そして流会/何が問題だったのか/決着
八、「五万人合理化」との闘い
合理化計画/「共闘」体制/助士廃止問題/空前の規模/集約へ/敗北の中の前進
九、マル生攻撃との闘い
一九七〇年代/反安保ストライキ/報復弾圧/マル生攻撃/合理化推進・組織破壊攻撃/マル生中止/ 二五日間の順法闘争/なお続く動労攻撃/春闘の転換
第三部 模索
一、時代の曲がり角
目黒選挙/「スタグフレーション」/賃上げの抑え込み/「賃金自粛」の動き/75春闘の総括/スト権 奪還スト/DL分散配置
二、「貨物安定輸送宣言」
動労型労働運動/貨物輸送の削減/政研での議論/「貨物安定輸送宣言」/続く政研の議論
三、七〇年代から八〇年代へ
千葉地本の分裂/分裂の背景/労働戦線の統一/8・15集会/決着
四、逆包囲網の形成
国鉄経営の見直し/逆風/反撃/「オルグ」とは/「闘いの道みえぬまま」/逆包囲網/三本柱
五、最後の動労委員長
経営形態/陣頭指揮/民営化後を目指して
六、国鉄の分割・民営化
「緊急避難」/「労使共同宣言」/臨時全国大会/JR発足/直訴状/カルガモ騒動
七、労働組合づくり
「ルンペン出動」/「ニアリー・イコール」論/「責任追及から原因究明へ」/「抵抗とヒューマニズム」 /「松崎をこのままにしていいとは思わない」
八、分裂・裏切り・弾圧
グリーンユニオン/繰り返された襲撃事件/背後で動くJR東日本経営者/『JRの妖怪』の正体/討論 のしかた/裏切り/松崎逮捕を狙った公安警察
九、最後の日々
『われらのインター』/二〇一〇年
あとがき
註
年譜
はじめに
第一部 生い立ち
一、比企郡高坂村
末っ子/戦争の影/兄の死/高坂国民学校/精米機を供出
二、成長
敗戦の日/小島五郎先生/西田哲学/マルクス主義/川越工業高校
三、国鉄
臨時雇用員/民青埼玉県委員/日本共産党/機関車労働組合/新潟闘争
第二部 進撃
一、スターリン主義からの決別
決別宣言/黒田寛一/労働者大学/トロツキスト諸グループ/組織内の軋轢/荒波
二、『ケルン』の発行
創刊/発行停止/背景/再刊/安保・三池/総括/動労青年部
三、運転保安の闘い
輸送力の増強/動労の「体質改善」/二つの判決/三河島事故/運転保安闘争/党と労働組合/黒田の松崎批判
四 尾久・田端統廃合反対闘争
一九六三年一二月一三日/「炎の中の労働者」/列車を止める/逮捕
五、「同志会」「政研」の誕生と賃金論争
「4・8声明」/「同志会」/津山会談から青森大会へ/「政策研究会(政研)」/「同志会」の春闘方針/「本格的な賃金論争を」/賃金闘争論
六、革マル派との対立
ソ連訪問/内部対立/「カチカチ山」/何が問題だったのか
七、門司港事件
議長不信任案/門司港事件/動労第18回大会/退場、そして流会/何が問題だったのか/決着
八、「五万人合理化」との闘い
合理化計画/「共闘」体制/助士廃止問題/空前の規模/集約へ/敗北の中の前進
九、マル生攻撃との闘い
一九七〇年代/反安保ストライキ/報復弾圧/マル生攻撃/合理化推進・組織破壊攻撃/マル生中止/ 二五日間の順法闘争/なお続く動労攻撃/春闘の転換
第三部 模索
一、時代の曲がり角
目黒選挙/「スタグフレーション」/賃上げの抑え込み/「賃金自粛」の動き/75春闘の総括/スト権 奪還スト/DL分散配置
二、「貨物安定輸送宣言」
動労型労働運動/貨物輸送の削減/政研での議論/「貨物安定輸送宣言」/続く政研の議論
三、七〇年代から八〇年代へ
千葉地本の分裂/分裂の背景/労働戦線の統一/8・15集会/決着
四、逆包囲網の形成
国鉄経営の見直し/逆風/反撃/「オルグ」とは/「闘いの道みえぬまま」/逆包囲網/三本柱
五、最後の動労委員長
経営形態/陣頭指揮/民営化後を目指して
六、国鉄の分割・民営化
「緊急避難」/「労使共同宣言」/臨時全国大会/JR発足/直訴状/カルガモ騒動
七、労働組合づくり
「ルンペン出動」/「ニアリー・イコール」論/「責任追及から原因究明へ」/「抵抗とヒューマニズム」 /「松崎をこのままにしていいとは思わない」
八、分裂・裏切り・弾圧
グリーンユニオン/繰り返された襲撃事件/背後で動くJR東日本経営者/『JRの妖怪』の正体/討論 のしかた/裏切り/松崎逮捕を狙った公安警察
九、最後の日々
『われらのインター』/二〇一〇年
あとがき
註
年譜
著者略歴
四茂野 修(ヨモノ オサム yomono osamu)
1949年東京都生まれ。東京大学文学部哲学科中退。動労本部に就職して労働運動に従事、JR東労組、JR総連役員、JR総連国際委員長、国際労働者交流センター(ICLS)事務局長を歴任。
タイトルヨミ
カナ:ヒョウデンマツザキアキラ
ローマ字:hyoudenmatsuzakiakira
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