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2023年7月31日発売

同時代社

出版社名ヨミ:ドウジダイシャ

市民が育む持続可能な地域づくり

地域メディアの役割と文化拠点としてのミュージアム
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内容紹介
地元の魅力を発信しよう! 
シビックプライドの醸成に何が重要か?
全国各地の市民自治による地域再生の取り組みを紹介。
目次
まえがき

第Ⅰ部 地域の情報を伝えるメディア
第1章 誕生から30年を迎えたコミュニティ放送(北郷 裕美)
1コミュニティ放送 30年間の軌跡
2まちづくりのメディアとして
3災害時のメディアとして
4経営課題の再考
5JCBAの役割
6将来に向けて

第2章 「住民」がニュースを発信する新たな報道を目指して(安藤 歩美)
1「住民参加」のニュースのしくみを設計する
2「住民参加」が報道にもたらす価値
3プロジェクトとしての地域メディア、アクターとしての通信員
4「住民参加」がスタンダードになるための課題

第3章 メディアを活用した商店街魅力化の取り組み(牛山 佳菜代)
1ハッピーロード大山商店街とは
2ハッピーロード大山商店街魅力化の取り組み
3ハッピーロード大山TVを通じた商店街の情報発信の取り組み
4ハッピーロード大山TVの放送継続要因と配信効果

第Ⅱ部 地域の情報文化拠点としての博物館
第4章 地方の産業博物館の現状と抱える課題(松本 恭幸)
1企業が運営する産業博物館
2地域産業を伝える産業博物館
3過去の地域産業の記録と記憶を伝える産業博物館
4地方の産業博物館の抱える課題

第5章 平和教育、環境教育における博物館の活用促進に向けて(松本 恭幸)
1もうひとつの歴史館・松代の取り組み
2足尾鉱毒事件田中正造記念館の取り組み
3山梨平和ミュージアムの取り組み
4満蒙開拓平和記念館の取り組み
5学校との連携に向けた博物館の課題

第6章 震災の記録と記憶を伝える博物館(松本 恭幸)
1「稲むらの火」の逸話から誕生した防災教育施設
2中越地震の震災メモリアル施設
3東日本大震災後の仙台市の取り組み
4近年誕生した東日本大震災の震災伝承施設
5市民団体による東日本大震災の震災伝承施設
6個人による私設の原子力災害考証館

第7章 過疎化が進む地方での持続可能な博物館経営に向けて(松本 恭幸)
1市町村合併した自治体における博物館の統合
2エコミュージアムの概念にもとづく博物館構想
3市民による私設博物館のネットワーク
4博物館による地域回想法の取り組み
5地域の記録と記憶の継承に向けて
6課題解決型博物館を目指して

第Ⅲ部 市民が育む地域の情報メディア環境    
第8章 シビックプライドの醸成が図書館を変える(吉成 信夫)
1図書館の常識を変える
2歴史を軸に情報を集約する
3メディアコスモスのこれから

第9章 廃校に誕生した「奥多摩ブックフィールド」の物語(どむか〈本屋さんウォッチャー〉)
1「奥多摩ブックフィールド」に至る活動について
2「奥多摩ブックフィールド」の活動
3「本を置く場所」への考察

第10章 一枚の写真からコミュニティをつくり、終わらないアーカイブの場をつくる(佐藤 正実)
1生活遺産でもある市民所有の写真
2市民が撮った東日本大震災アーカイブ「3.11キヲクのキロク」
3写真が内包する様々な可能性をアーカイブへ転用
4震災アーカイブをもとにした「語る場」で生まれたもの
5「記録」と「記憶」をアーカイブする重要性
6市民が日常で活かせるアーカイブへ

第11章 コミュニティの記憶を誰のために集めるのか(松浦 さと子)
1地域住民が語り合うフィルム上映会
2次世代に残したい映像
3地域の文化の「保存・継承・創造」
4完成したアーカイブ
5地域の歴史を次世代はどのように学び継承するのか

第12章 双方向なつながりと国境を越えて協働する地域(渡辺 裕一)
1地球対話ラボの活動と双方向性
2東日本大震災・原子力災害後に始まった活動
3インドネシア・アチェでのコミュニティアート・プロジェクト
4おわりに

第13章 選挙を通して子どもたちと一緒に作る4年に1度の地域メディア(高橋 茂)
1それは茅ヶ崎から立ち上がった
2子どもの声を政治に届ける
3公選法の壁と「未成年模擬選挙」の存在
4地域メディアが注目し認知度が上がっていく
5子どもたちが変わっていく
6リアルとバーチャル
7子ども目線のメディアが日本を変えるとき


あとがき
筆者紹介
著者略歴
松本 恭幸(マツモト ヤスユキ matsumoto yasuyuki)
早稲田大学大学院経済学研究科修士課程修了。摂南大学現代社会学部准教授。著書は『市民メディアの挑戦』(リベルタ出版)、『コミュニティメディアの新展開-東日本大震災で果たした役割をめぐって』(学文社)、『令和のローカルメディア-防災・関係人口拡大に向けた課題』(共著・あけび書房)、『地域でつくる・地域をつくる-メディアとアーカイブ』(編著・大月書店)など。
北郷 裕美(キタゴウ ヒロミ kitagou hiromi)
北海道大学大学院国際広報メディア研究科博士課程修了。国際広報メディア学博士。現在 、法政大学大学院政策創造研究科教授。 NPO法人放送批評懇談会ギャラクシー賞選奨事業委員会ラジオ部門委員。著書は『コミュニティFMの可能性 公共性・地域・コミュニケーション』(単著・青弓社)、『新・公共経営論:事例から学ぶ市民社会のカタチ-「ソーシャルメディアと市民放送局」』(共著・ミネルヴァ書房)など。
安藤 歩美(アンドウ アユミ andou ayumi)
1987年千葉県生まれ。東京大学公共政策大学院修了後、産経新聞記者として宮城県に赴任し、東日本大震災後の東北各地を取材。独立後2016年に住民参加型ニュースサイト「TOHOKU360」を立ち上げ、代表・編集長。NHK仙台放送局のニュース番組「てれまさ」みやぎUPDATEのコーナーにも出演中。
牛山 佳菜代(ウシヤマ カナヨ ushiyama kanayo)
目白大学メディア学部教授。立教大学文学部卒業後、CATV局制作担当、早稲田大学大学院、シンクタンク研究員を経て現職。コミュニケーション学博士。主要著作『地域メディア・エコロジー論(芙蓉書房出版、2013)』、『最新インターンシップ(学文社、2023)』他。地域メディア・地域PRに関係する取材・連携した活動を行っている。
吉成 信夫(ヨシナリ ノブオ yoshinari nobuo)
1956年生まれ。CIコンサルティング会社(東京)などに勤務。その後、県立児童館いわて子どもの森館長、岐阜市立図書館長を経て、現在はみんなの森ぎふメディアコスモス総合プロデューサー。東海国立大学機構参与。著書『ハコモノは変えられる! 子どものための公共施設改革』(学文社)がある。
どむか(ドムカ domuka)
本屋さんウォッチャー。本屋をテーマにしたリトルマガジン『本屋さんか』を学生時代の1984年に創刊。『東京ブックマップ』(書籍情報社)で本屋の項を担当。『出版ニュース』の連載や雑誌の本屋特集への寄稿多数。書皮友好協会、日本出版学会、地域デザイン学会などに所属。Facebookなどで個人的に本屋関連情報の発信を行っている。
佐藤 正実(サトウ マサミ satou masami)
“仙台の原風景を観る、知る”をテーマに、2005年「風の時編集部」を設立。仙台の古写真集や今昔地図帳、仙台市博物館との共同企画「仙台まちあるきシリーズ」など約40商品を企画・発行する。2009年3社でNPO20世紀アーカイブ仙台を設立。震災後は「3.11オモイデアーカイブ」を立ち上げ、沿岸部交流および記録化を進める。
松浦 さと子(マツウラ サトコ matsuura satoko)
龍谷大学政策学部教授。中京テレビ放送報道部を経て、名古屋大学大学院人間情報学研究科博士後期課程修了。 著書は、『そして、干潟は残った』(リベルタ出版)、『非営利放送とは何か』(ミネルヴァ書房)、『コミュニティメディアの未来』(晃洋書房)、『日本のコミュニティ放送』(同)、『英国コミュニティメディアの現在』(書肆クラルテ)など。
渡辺 裕一(ワタナベ ユウイチ watanabe yuuichi)
映像作家、NPO法人地球対話ラボ理事。2002年から日常では出会えない人々の間で「地球対話」を続ける。他のメディア・プロジェクトとしては市民放送「いま私たち市民にできること」、自分が住む団地が地上げで消えるまでをカウントダウンしたWebドキュメント「美野里ハイタウン・消えゆく町の記録」など。
高橋 茂(タカハシ シゲル takahashi shigeru)
1960年長野県上田市生まれ。電子楽器の開発エンジニアだった2000年に長野県知事選挙に関わったことがきっかけとなり、東京で政治家のインターネット活用をサポートする会社を創業。2006年には日本全国すべての選挙のデータベースサイト『ザ・選挙』を立ち上げる。株式会社VoiceJpan、株式会社世論社代表取締役。『選挙ドットコム』顧問。
タイトルヨミ
カナ:シミンガハグクムジゾクカノウナチイキヅクリ
ローマ字:shimingahagukumujizokukanounachiikizukuri

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