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2023年3月31日発売

関東学院大学出版会

出版社名ヨミ:カントウガクインダイガクシュッパンカイ

軍港都市 横須賀・下町地区の都市形成

防火建築帯によるまちづくり
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内容紹介
これまであまり語られてこなかった戦後横須賀のまちづくり。本書は幕末の横須賀製鉄所の建設から始まり、海軍の影響下で進められた軍港都市横須賀の形成過程を、その中心市街地である下町地区を対象として読み解いていく。
明治期の絵地図に見る都市景観の変遷、街区内に取り残された関東大震災前の道路空間、戦後の都市計画と都市防災を目的とした防火建築帯の一例である三笠ビル等の分析と共に、横須賀下町地区のまちづくりの過程を多角的に描き出す。
目次
目次
はじめに
横須賀下町地区について
第一章 軍港都市 横須賀のなりたち
横須賀のはじまり
海面埋立てによるまちづくり
明治期における下町の変遷
軍港都市としての発展
第二章 震災復興と下町地区のまちづくり
関東大震災の被害と復興
震災復興によるまちづくり
震災復興後の下町地区
第三章 太平洋戦争前後の横須賀中心市街地
軍港都市の財政事情
戦時体制への移行
軍港都市から基地の街へ
第四章 耐火建築促進法と全国の防火建築帯
耐火建築促進法制定の背景
耐火建築促進法の施行
今泉善一と日本不燃建築研究所
防火建築帯の造成
第五章 下町地区の防火建築帯・・・三笠ビル
三笠ビル建設の経緯
三笠ビルの建築的特徴
第六章 下町地区の防災建築街区・・・あずまビル
高度成長期の横須賀市街地
防災建築街区造成法の施行
三笠ビル完成後の下町地区
あずまビル(横須賀市防災建築街区第四区)の建設
第七章 軍港都市 横須賀のまちづくり
あとがき
図版出典
主要資料・参考文献
著者略歴
黒田 泰介(クロダ タイスケ kuroda taisuke)
関東学院大学建築・環境学部教授。専門分野:イタリア都市形成史、歴史的建築の再生・利活用計画(レスタウロ)。 1967 年 東京都生まれ。1991 年 東京芸術大学美術学部建築科卒業。1995-98 年M. カルマッシ建築設計事務所(フィレンツェ)に勤務。2000 年 東京芸術大学大学院美術研究科博士課程修了。博士(美術)。 著書に「ルッカ 一八三八年」(アセテート、2006 年)、「LUCCA 1838」(Maria Pacini Fazzi Editore、2008 年)、「イタリア・ルネサンス都市逍遙」(鹿島出版会、2011 年)、共著に「Twelve Houses restored in Japan and Italy」(Aracne Editrice、2011 年)、「リノベーションからみる西洋建築史」(彰国社、2020 年)など。
亀井 泰治(カメイ タイジ kamei taiji)
横須賀市生涯学習課 文化財(建造物)担当。関東学院大学工学総合研究所 研究員。 公益社団法人 横浜歴史資産調査会 研究員。一級建築士。学芸員有資格。 1960 年 横須賀市生まれ。1982 年 関東学院大学工学部建築学科卒業。2020 年 関東学院大学大学院工学研究科建築学専攻 博士前期課程修了。 横須賀市建築部営繕課、横浜市都市デザイン室(歴史を生かしたまちづくり担当)、 横須賀市公共建築課長、横須賀市自然・人文博物館(近現代都市史担当)を経て、現職に至る。
タイトルヨミ
カナ:グンコウトシ ヨコスカ・シタマチチクノトシケイセイ
ローマ字:gunkoutoshi yokosuka・shitamachichikunotoshikeisei

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