近刊検索 デルタ

2023年3月28日発売

薫風社

地球を壊す人、救う人々

宮田律/著

定価:1,540円(1,400円+税)

判型:四六

※地方・小出版流通センター扱い

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内容紹介
戦争は最大の環境破壊をもたらし、地球環境の悪化は紛争やテロを生み出す。戦争や暴力を克服して平和に至るために、環境問題がいかに政治や社会の安定に密接に深く関連するかを、現在の紛争地の例などを踏まえて明らかにする。また、アフガニスタンで用水路の建設などの支援活動を行なっていた中村哲医師をはじめとして、日本の先人には環境問題に取り組んできた人々が数多くいる。彼らの先駆的な活動を紹介しながら、困難に直面しながらも地球規模の問題に取り組んだ気概やバイタリティー、そして彼らの目指したところに迫る。
目次
第1章 中村哲医師がアフガニスタンで気づいた気候変動
水と食料の提供で暴力の抑制を目指した中村哲医師/気候変動を克服する道は用水路にあり/一本の井戸が数千人を救う/教わることの多いアフガニスタンの考え方/現地との共生がムスリムに響いた/多くの人に惜しまれた中村医師の死/平和の実現は何によってなされるか

第2章 対テロ戦争の失敗をもたらした環境問題
米国が撤退したアフガニスタンの混迷/諸外国の思惑に翻弄され続けたアフガニスタンの近現代史/タリバンとは何者か/欧米の価値観がすべてではない/タリバン再支配の背景となった「腐敗」/武器では守られない子どもたちの未来/アフガニスタン難民と教皇の祈り/高く評価された日本の「平和力」

第3章 世界の環境を破壊する戦争
なぜ、人間社会は戦争をしてはいけないのか/戦争は未来に大きな爪痕を残す/ウクライナがロシア支配を嫌う背景/ウクライナ侵攻で再認識された環境危機/パン価格の上昇と中東の社会不安/忘れられた紛争地、イエメン/世界の矛盾を表すシリア人傭兵/ウクライナ侵攻で利潤を得る軍産複合体/ガザの不屈とパレスチナの正義
/平和の象徴、オリーブに託される歌/イスラエルの人権侵害に抗議する映画人たち/学生新聞と環境アパルトヘイト

第4章 砂漠の緑化に取り組み平和を構想した日本人たち
狭量なナショナリズムを克服する環境問題への取り組み/フィリピンの環境改善に努めた元日本兵--土居潤一郎/中国の緑化に取り組んだ日本の植樹部隊--吉松隊/砂漠に三〇〇万本のポプラを--遠山正瑛/伝統的井戸掘り技術で世界を救え--中田正一/古代の知恵で「沙漠」化を防止せよ--小堀巌/「みどり一本」運動--犬養道子/タイに梅の木二万二〇〇〇本--梅林正直/西アフリカ・マリで井戸を掘る歯科医師--村上一枝/干上がったアラル海の旧湖底に植林を--石田紀郎/「ゴミ」でニジェールの平和を考える地理学者--大山修一

第5章 芸術は気候変動への警鐘を鳴らし戦争反対の声を上げる
芸術が訴える世界の矛盾と平和への祈り/中村哲医師を称えるルーミーの詩/社会正義がにじむボブ・ディランの詞/ボブ・ディランが心酔した四行詩/ビートルズに平和を説いた哲学者/「プラハの春」のロシアへの教訓/トルコの詩人が感じた地球の環境危機/持続可能な社会とは逆行する戦争
著者略歴
宮田 律(ミヤタ オサム miyata osamu)
1955年山梨県生まれ。一般社団法人現代イスラム研究センター理事長。慶應義塾大学文学部史学科東洋史専攻卒。83年、同大学大学院文学研究科史学専攻を修了後、米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院修士課程修了。87年、静岡県立大学に勤務し、中東アフリカ論や国際政治学を担当。2012年3月、現代イスラム研究センターを創設。専門はイスラム地域の政治および国際関係。『現代イスラムの潮流』(集英社新書)、『物語 イランの歴史』『中東イスラーム民族史』(いずれも中公新書)、『石油・武器・麻薬 中東紛争の正体』(講談社現代新書)、『オリエント世界はなぜ崩壊したか』(新潮選書)、『武器ではなく命の水をおくりたい 中村哲医師の生き方』(平凡社)など著書多数。
タイトルヨミ
カナ:チキュウヲコワスヒト スクウヒトビト
ローマ字:chikyuuokowasuhito sukuuhitobito

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