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定価:2,420円(2,200円+税)
判型:四六
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内容紹介
「私の時代まではね、浜に遊びながら縁が結んでね。夫婦になった人もたくさんおった」
──月の出る夜、潮騒と三線(さんしん)の音が聞こえる浜で、若い男女が出会った〝毛遊びー(もうあしびー)〟。そこにはおおらかでいとおしい〈性と生〉のいとなみがあった。
農漁村に生きた明治生まれの女性たちの記録。庶民の歴史。
下巻=沖縄篇。大門正克氏(早稲田大学特任教授・日本近現代史)の解説「接ぎ穂を折らずに耳を傾ける」を収録。
──月の出る夜、潮騒と三線(さんしん)の音が聞こえる浜で、若い男女が出会った〝毛遊びー(もうあしびー)〟。そこにはおおらかでいとおしい〈性と生〉のいとなみがあった。
農漁村に生きた明治生まれの女性たちの記録。庶民の歴史。
下巻=沖縄篇。大門正克氏(早稲田大学特任教授・日本近現代史)の解説「接ぎ穂を折らずに耳を傾ける」を収録。
目次
1 沖縄の遙かな日々へ
ヤマトンチューに破壊された毛遊びー
幻の子守唄を訪ねて、保良へ
歴史を紡ぐ女たち──芭蕉布と上布
2 南の島の新村興亡
消えた村々
石垣島の糸満女
観光で生きるかつての餓死島・竹富
臍阿母(フスチアボ)
3 囲いのない廓
辻の女 その1
辻の女 その2
4 もう一つの沖縄戦
ノロの家から満州へ
大東亜共栄圏の夢の果て──パラオからの引揚者
解説 接ぎ穂を折らずに耳を傾ける 大門正克
ヤマトンチューに破壊された毛遊びー
幻の子守唄を訪ねて、保良へ
歴史を紡ぐ女たち──芭蕉布と上布
2 南の島の新村興亡
消えた村々
石垣島の糸満女
観光で生きるかつての餓死島・竹富
臍阿母(フスチアボ)
3 囲いのない廓
辻の女 その1
辻の女 その2
4 もう一つの沖縄戦
ノロの家から満州へ
大東亜共栄圏の夢の果て──パラオからの引揚者
解説 接ぎ穂を折らずに耳を傾ける 大門正克
著者略歴
川田 文子(カワタ フミコ kawata fumiko)
1943年生まれ。群馬県桐生市で育つ。早稲田大学文学部卒業後、出版社勤務を経て文筆業に。著書に『赤瓦の家──朝鮮から来た従軍慰安婦』(1987年筑摩書房、2020年新版・高文研)、『イアンフとよばれた戦場の少女』(高文研)、『「慰安婦」問題が問うてきたこと』(岩波ブックレット・共著)、『ハルモニの唄──在日女性の戦中・戦後』(岩波書店)など多数。
タイトルヨミ
カナ:オンナタチガカタルレキシ ゲカン オキナワヘン
ローマ字:onnatachigakatarurekishi gekan okinawahen
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