近刊検索 デルタ

2018年3月12日発売

ななみ書房

出版社名ヨミ:ナナミショボウ

授業実践の限界を超えて

このエントリーをはてなブックマークに追加
内容紹介
授業で展開されている「アクティブラーニング」については授業のテクニックとして用いるのではなく、学級経営とリンクさせてこそ初めて、効果を示すものである。子どもたちの主体的な活動が始まるのは、教師の仕掛けよりも、教師の意図を超えたところで、子どもたちが自発的に展開していくところからである。本庄冨美子の教育実践について、主体である本庄本人を著者にすることで言語的に明確化させ、新たな教育実践として他者に多くの示唆を与えることを期待して刊行した。
目次
序 章 本庄冨美子の教育実践の特色
 第1節 学力のみによって教育は語れるか
 第2節 学力偏重の中での子どもたち
 第3節 現代の学校の問題点と教師の病理
 第4節 本庄教諭との出会い
 第5節 本庄実践の日常について語る
      -エスノグラフィへの導入として-
第1章 子ども一人ひとりが生きる学級経営 ―障碍児が健常児と共に―
 第1節 集団生活の中でケアの精神が生かされる(その1)
      -障碍児H子をめぐる学級生活-
 第2節 集団生活の中でケアの精神が生かされる(その2)
      -障碍児S子と共に楽しむ縄跳び活動-
第2章 集団的知性としての学力 ―学級活動の発展として―
 第1節 身体知の集団的遊び
      -ボール回しの活動を通して-
 第2節 集団による意味理解
      -劇活動〈ごんぎつね〉のリハーサルを通して①-
 第3節 「観る?観られる」関係における相互的学びと発見
      -劇活動〈ごんぎつね〉のリハーサルを通して②-
 第4節 パフォーマンスと意味生成の関連性
      -古典朗読劇のリハーサルを通して-
第3章 子どもが主導する授業
 第1節 学級活動の役割分有に始まる学習主体性の確立
      -4年生理科〈水のゆくえ〉が教えてくれるもの-
 第2節 役割の分有を介して表現の総合性を獲得する喜び
      -学級全員による分担奏を通して-
 第3節 学級仲間の知性を尊重し学び合う授業
      -4年生理科〈関節〉の授業を通して-
第4章 生きたモデルとしての本庄冨美子の教育実践
 第1節 新人教師の授業の援助
      -「ノリ」の共有を高める介入-
 第2節 同僚と共に学び合う自主的な現職研修

      -学ぶ共同体としての「スマイル」-
第5章 臨床教育研究における実践者と研究者
 第1節 自己の教育実践を語る
      -実践者の立場から-
 第2節 臨床教育研究における研究者と
      教育実践者の関係はどうあるべきか
      -研究者の立場から-
 第3節 今後の教育研究のために
著者略歴
小川 博久(オガワ ヒロヒサ ogawa hirohisa)
岩田 遵子(イワタ ジュンコ iwata junko)
本庄 冨美子(ホンショウ トミコ honshou tomiko)
タイトルヨミ
カナ:ジュギョウジッセンノゲンカイヲコエテ
ローマ字:jugyoujissennogenkaiokoete

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

-- 広告 -- AD --

【AD】
今、注目すべき第三書館の本
シネシネナンデダ日記
本物の狂気はあんまり格好よくないです(著者)

-- 広告 -- AD --

もうすぐ発売(1週間以内)

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを利用しています。