近刊検索 デルタ

2023年4月11日発売

羽鳥書店

出版社名ヨミ:ハトリショテン

東京時影 1964/202X

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内容紹介
パンデミックで揺れ、変貌しつづける東京を歴史の地層から掘り起し、錯綜するイメージを切り取る。表象文化論からの果敢なアプローチ。
東京大学大学院総合文化研究科桑田ゼミにおけるリサーチを基礎に企画し、漫画、音楽、映画、文学、建築、美術──1964 年の東京、コロナ禍と五輪を経た現在の東京、両者を比較する表象分析の論考とエッセイ13 本を収録する。
目次
宙吊りの時間を記録する  桑田光平
序──「東京と」  田口仁

Part I/動
歩くこと──「人間の尺度」の回復   桑田光平
われら内なる動物たち──寺山修司、ダナ・ハラウェイ、AKI INOMATA  田口仁

Part II/時
Waves From A Seaside City in 1964──サーフィン、GS、City Pop 田口仁
都市のレイヤーを描く──マンガの中の東京、その地下  陰山涼
半醒半睡のシネマトグラフ──映画における東京と眠りの共同体について  高部遼
「壁」景から「窓」景へ──写真表現における東京を見る人の表象をめぐって  西川ゆきえ
無柱のメカニクス/かたちのポピュリズム──フラー・山田守・坪井善勝・丹下健三  吉野良祐
東京肉体拾遺──ボクシング、ミステリー、水  伊澤拓人
失踪者のための回路──都市における失踪表現の変遷  小林紗由里

Part III/標
赤瀬川原平の楕円幻想  桑田光平
ガールたちの無自覚な反乱──源氏鶏太と愛とBG  平居香子
ジオラマ都市のカタストロフ──ゴジラが去ったそのあとに  吉野良祐

Part X/夢
捏造のランデブー──樺美智子と土方巽  平居香子

あとがき  吉野良祐
人名索引/事項索引/図版一覧/執筆者紹介
著者略歴
桑田光平(クワダ コウヘイ kuwada kouhei)
1974年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。[著書等]『ロラン・バルト——偶発事へのまなざし』(水声社)、『世界の8大文学賞』(共著、立東舎)など。
田口仁(タグチ ヒトシ taguchi hitoshi)
1982年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程在籍。[論文等]「『略称・連続射殺魔』再考――抵抗形式としてのエクスパンデッド・シネマ」(『映像学』109号)など。
吉野良祐(ヨシノ リョウスケ yoshino ryousuke)
1994年生まれ。東京大学大学院工学系研究科建築学専攻博士後期課程、日本学術振興会特別研究員、京都芸術大学非常勤講師。[論文等]「1920~30年代の日本における劇場近代化志向と海外情報受容の相関 洪洋社を中心とする建築系雑誌メディアの分析から」(『日本建築学会計画系論文集』)、「集団意識と建築 ~1910年からの問いかけ~」(片岡安賞受賞、『建築と社会』掲載)。
タイトルヨミ
カナ:トウキョウジエイ センキュウヒャクロクジュウヨン ニセンニジュウエックス
ローマ字:toukyoujiei senkyuuhyakurokujuuyon nisennijuuekkusu

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