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定価:3,520円(3,200円+税)
判型:四六
※大学図書出版扱い
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内容紹介
もはや「小説は芸術ではない」。ならば、「批評」はいま何処に居住すればよいのか? 「記号」の錯乱形成を冴えやかに語りながら、石川義正が無慈悲なほど正確に指呼するのは、その吹きさらしの場所である。……おそらくは、すでに臨戦状態の!
——渡部直己
——渡部直己
目次
0 イメージは無料ではない
0‐0 「住宅」の誕生
0‐1 高さと広さ――空間的包摂
0‐2 「デザイン」としての文学
1 小島信夫の「家」
1‐0 住宅あるいは崩壊のアレゴリー
1‐1 住宅の変容
1‐2 近代のプログラム
1‐3 近代の内破
1‐4 近代の帰結
2 大岡昇平の「東京タワー」
2‐0 バベル333あるいは破局都市
2‐1 東京の一九五八年
2‐2 フィクションと真実
2‐3 記号の散逸
2‐4 芸術あるいは死の擬態
3 大江健三郎の「塔」
3‐0 塔という背理
3‐1 塔/範列的分析
3‐2 塔/歴史的分析
3‐3 福島第一原発事故と塔
4 村上春樹の「システム」
4‐0 デタッチメント/自閉/穴
4‐1 一九八五年のウロボロス
4‐2 伊東豊雄を導入する
4‐3 同時代人としての柄谷行人
4‐4 システムからデザインへ
4‐5 従順なサーヴァントたち
4‐6 ウィリアム・モリスの子どもたちはみな踊る
4‐7批評はいかに可能か
5 大江健三郎の「総力戦」
5‐0 廃墟
5‐1 戦場
5‐2 住宅
5‐3 徴候
0‐0 「住宅」の誕生
0‐1 高さと広さ――空間的包摂
0‐2 「デザイン」としての文学
1 小島信夫の「家」
1‐0 住宅あるいは崩壊のアレゴリー
1‐1 住宅の変容
1‐2 近代のプログラム
1‐3 近代の内破
1‐4 近代の帰結
2 大岡昇平の「東京タワー」
2‐0 バベル333あるいは破局都市
2‐1 東京の一九五八年
2‐2 フィクションと真実
2‐3 記号の散逸
2‐4 芸術あるいは死の擬態
3 大江健三郎の「塔」
3‐0 塔という背理
3‐1 塔/範列的分析
3‐2 塔/歴史的分析
3‐3 福島第一原発事故と塔
4 村上春樹の「システム」
4‐0 デタッチメント/自閉/穴
4‐1 一九八五年のウロボロス
4‐2 伊東豊雄を導入する
4‐3 同時代人としての柄谷行人
4‐4 システムからデザインへ
4‐5 従順なサーヴァントたち
4‐6 ウィリアム・モリスの子どもたちはみな踊る
4‐7批評はいかに可能か
5 大江健三郎の「総力戦」
5‐0 廃墟
5‐1 戦場
5‐2 住宅
5‐3 徴候
著者略歴
石川 義正(イシカワ ヨシマサ ishikawa yoshimasa)
石川義正(いしかわ・よしまさ)文芸評論家。
1966年生まれ。慶應義塾大学卒業。主な評論に「新国立競技場問題をめぐるふたつのフィクション——天皇制と市民社会」(『子午線』4号)、「芸術・大逆・システム——尾辻克彦の小説をめぐって」(『文藝別冊 赤瀬川原平』)、「谷崎潤一郎と言説の抗争」(『文藝別冊 谷崎潤一郎』)、「『宙返り』のあとで」(『ドストエフスキー——カラマーゾフの預言』)など。
タイトルヨミ
カナ:サクランノニホンブンガク
ローマ字:sakurannonihonbungaku
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