近刊検索 デルタ

2024年6月12日発売

ビイング・ネット・プレス

出版社名ヨミ:ビイングネットプレス

オカルトがなぜ悪い!

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内容紹介
心霊、呪術、魔術、超科学、超古代、UFO……今も昔も、オカルトは止むこと無く、多くの人を惹きつけ、一方でオカルトへの批判もテレビや新聞で繰り返されます。しかしその批判は、オカルトの本質を理解しない薄っぺらなものがほとんどです。
では、オカルトの本質は何なんだろう?なぜ人の心にオカルト衝動は潜むのだろう。人間存在への探求がなくては、オカルトの本質を理解することはできません。本書は古くて新しいオカルトの問題を提起して、その本質を探ります。
目次
鼎談 1 オカルトがなぜ悪い!……井村宏次・稲生平太郎・吉永進一
第1部 浅薄な批判に断固反論
隠された知の体系──オカルトの起源/宗教に包含されるシャーマンの系譜──オカルティズムとキリスト教/知と熱狂のバランスシート──繰り返されるオカルト批判/無意識的詐欺を呼び込むもの──オカルトと心霊研究
第2部 真実と信念の違い
無神論vs. 有神論のイデオロギー闘争──客観的真理とオカルト批判/アノマリーな現象への冒険的アプローチ──オカルトと科学的実験/人はなぜ迷信に陥るか──オカルトへの嫌悪、恐怖、魅惑/メディア徹底批判!?──社会現象としてのオカルト
第3部 批判するより勉強せよ
封印できない二つの衝動──セックスとオカルト/解明されない意識と身体の関係──暗示とオカルト/オカルト批判は止まらない!?──オカルト放談

鼎談 2「異端」と「正統」の思考……井村宏次・稲生平太郎・吉永進一
近代におけるパラダイムシフト──正統から異端へ/血の呪縛からの解放──メスメリズムの流れ/パターン認識と異端──見えないものを見る、聞こえないものを聞く/日本人が受容した異端──日本近代のトラウマ/異端を生み出すエネルギー──世界をブラック・ボックス化する近代科学 

人類を呪縛してきたオカルト衝動……井村宏次
人間のニーズが秘密を解く鍵/日本と西洋で異なるオカルトの意味/〝真実の光〟を求める者たち/恐怖に満ちた魔女の時代/人類を駆りたてるオカルト衝動/解かれたオカルトの封印/オカルトを延命させる体験談の威力

オカルトという言葉の正体 ──未整理な「経験」に貼り付けられたラベル……吉永進一
言葉は生きている/イメージは「いかがわしさ」/広い領域をカバーした魔術という言葉/出揃ったオカルトの要素/排除された知識の捨て場

「異端科学狩人」たちのオカルト狩りを笑いとばす……吉永進一
温い否定か冷静な肯定/R・A・ウィルソンについて/サイコップの実態

天に光、地に妖精──UFO体験をめぐって……稲生平太郎
人間の存在にかかわる鍵がある/UFO体験の存在を出発点に/空に何かが見える/搭乗員との遭遇/人間を誘拐する妖精たち/幻想と現実の区別ではなく/パラレルな事象──性的虐待

初出一覧
解説 ……横山茂雄
人名索引  
著者略歴
井村 宏次(イムラ コウジ imura kouji)
1942?—2014。超心理学研究家、東洋医学研究家、鍼灸師。著書に『サイ・テクノロジー』(工作舎)、『新・霊術家の饗宴』(心交社)、『気の医学』(アニマ2001)、『霊術家の黄金時代』(ビイング・ネット・プレス)など。
稲生 平太郎(イノオ ヘイタロウ inoo heitarou)
1954— 。作家。横山茂雄の筆名。著書に『アクアリウムの夜』(角川書店)、『定本 何かが空を飛んでいる』(国書刊行会)など。
吉永 進一(ヨシナガ シンイチ yoshinaga shinichi)
1957—2022。宗教学者。著編書に『神智学と仏教』(法藏館)、『近現代日本の民間精神療法』(共編、国書刊行会)など。
横山 茂雄(ヨコヤマ シゲオ yokoyama shigeo)
1954— 。英文学者。著書に『増補 聖別された肉体』(創元社)、『神の聖なる天使たち』(研究社)など。
タイトルヨミ
カナ:オカルトガナゼワルイ
ローマ字:okarutoganazewarui

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