近刊検索 デルタ

2023年6月5日発売

アダチプレス

出版社名ヨミ:アダチプレス

フィッティングルーム

〈わたし〉とファッションの社会的世界
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内容紹介
〈ファッションをつくる〉人びとの、生の呼吸。

手応え、喜び、信頼、希望。あるいは違和感、憤り、怒り、絶望――。ファッションの社会的世界に足を踏み入れてから、自ら創業した会社を離れるまでの30年間、〈わたし〉はファッションに何を求め、何をつくり出そうとしてきたのだろう。そこから見えてくる、〈もうひとつの創造〉の可能性とは? ファッションを支配するシステムへの葛藤と挑戦をつぶさに描き、個人的な経験を43の光景(ザ・シーン)によって世界にひらく、オートエスノグラフィー。

「フィッティングルームから出てきた女性の頰が、ピンク色に高揚する瞬間に出会ったことある? ほんとうに、最高なの」(シーン19より)
目次
1 小さな感動
2 世界へ流れ出す
3 世界とのかかわり
4 海外ブランド信仰への違和感
5 自分たちで価値をつくる
6 働く場所を決めること
7 バイヤーの仕事
8 資本主義完全支配前夜
9 ショーとヒエラルキー
10 女性による女性のための店
11 9.11 2001年
12 つながる
13 破壊のために戦わない、つくるために戦うデザイナーたち
14 プレスプレビュー
15 外から見えたもの
16 共感とコミュニティ
17 ウェブサイトに掲げたビジョン
18 1号店オープン
19 フィッティングルーム
20 わたしたちのラグジュアリー
21 3.11 2011年 
22 3.11 2011年とそれから1ヶ月
23 成長への誘惑
24 拡大とネットワーク
25 不穏なパリ
26 パリ展示会
27 世界での競争の始まり
28 小さなプレゼンテーション
29 デザイナー神話とスペクタクル
30 インスピレーション
31 スタイリストの仕事とその値段
32 クリエイティブクラスの生態
33 クリエイティブクラスとそのシステム
34 ショーへのハードル
35 ショーステイタス
36 王国のディストピア
37 もうひとつの創造
38 別れ
39 「このドレスは今日会う人へのわたしの想いなのです」
40 身体のその先にあるもの
41 35度の猛暑とセミの声、冬のコート
42 久しぶり
43 未来

自著解題
〈わたし〉の経験を意味づけ、もうひとつのファッションの社会的世界を想像し、創造する

謝辞
著者略歴
小野瀬慶子(オノセ ケイコ onose keiko)
慶應義塾大学商学部、文化服装学院ファッション工科専門課程アパレルデザイン科卒業。伊藤忠ファッションシステム、ユナイテッドアローズをへて、2006年にYOUR SANCTUARYを設立。翌年「ザ シークレットクロゼット」1号店をオープンし、国内外のブランドと自社コレクションを販売。16-17年秋冬シーズンよりウィメンズコレクション「シクラス」を立ち上げ、パリのショールームを拠点に世界各地の小売店に販売。パリ・ファッションウィーク公式メンバーとして、18-19年秋冬シーズンよりプレゼンテーションを、19-20年秋冬シーズンにショーを行う。19年、同社代表取締役を退任。22年、慶應義塾大学政策・メディア研究科修士課程修了。現在、同後期博士課程在籍。専門はファッションの社会/人類学。
タイトルヨミ
カナ:フィッティングルーム
ローマ字:fittinguruumu

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