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2017年10月6日発売

パブリブ

出版社名ヨミ:パブリブ

第二帝国 上巻

政治・衣食住・日常・余暇
帝国趣味インターナショナル
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内容紹介
それは第三帝国へと繋がる道だったのか

『ニセドイツ』伸井太一編著で

ドイツ第二帝政時代を

豊富な図版で解説する。

■ドイツ帝国を率いたプロイセン、誇り高きバイエルン、科学技術に優れたザクセン、 偉大な学者を生み出したヴュルテンベルク、自由主義の温床バーデン、フランスとの 間に挟まれたエルザス= ロートリンゲン等の諸邦を解説。


■目立ちたがりなバカ殿ヴィルヘルム2世と、若い頃は破天荒だった名宰相ビスマルク


■ニベアやクノール、バイエル、メルクリンこの頃創業し、市民消費社会が定着


■ジャポニズムに傾斜し過ぎて厄介払いされたお雇いドイツ人建築家達


■後発帝国主義国として南西アフリカ、南太平洋等の獲得に必死


■後にヒトラーユーゲントの活動と繋がるワンダーフォーゲルやユースホステル


■ナチ期の優生思想・人種主義や東ドイツの自由身体文化とも繋がる裸体運動


■後に人類最大の蛮行を繰り広げるヒトラー、ヒムラーらの可愛らしい少年時代
目次
2 はじめに(上巻)
6 「国々」:神聖ローマ帝国─オーストリア≒?
8 プロイセン王国:「新興国家」プロイセンの軌跡
14 バイエルン王国:保守的か? 革新的か?
18 ザクセン王国:発明王国ザクセンの最大の発明とは?
20 ヴュルテンベルク王国:したたかな黒色の獅子と金色の鹿
22 バーデン大公国:自由主義の源泉地
24 「兄系ロイス」と「弟系ロイス」:兄弟みなハインリヒ!
25 エルザス=ロートリンゲン:二つの大国のはざまで
26 初代皇帝ヴィルヘルム1世:自由主義の敵か? 味方か?
27 2代皇帝フリードリヒ3世:帝政期の希望か?
28 ヴィルヘルム2世:最後の皇帝はグミがお好き
32 ドイツ帝国の体現者:その血統と決闘の日々
36 ポスト・ビスマルクの宰相たち:「権力の真空」を埋めるのは誰だ?
38 メイド・イン・ジャーマニー:モノモノしき帝国の成立
40 デパートの開店:商品たちの百貨争鳴
44 パン・ドイツ主義:軍用パンと女性マイスターの誕生
46 マーガリン:人口を支えた人工食品
48 クッキー「ライプニッツ」 :ギザギザ52という普遍数字
52 ドイツの伝統菓子? バウムクーヘン:ドイツではそんなに食わへん
56 チョコレート:スポーティなチョコ? リッター・シュポルト
58 ダルマイヤーの商業戦略:黄色で曲がった物、売ってました
59 コーヒー商と芸術運動:コーヒーから立ちのぼる「褐色」の香り
62 ビール帝国ドイツ:冷製と醸造のあいだ
66 オクトーバーフェスト:王家よりもビールが好き?
68 日本とドイツ・ビール:日本の麦酒、麦誕
70 クノール:即席力は即戦力
72 帝政期の料理:やはりジャガイモ……
74 台所と戦場キッチン:第二帝コック
76 魔法瓶:魔法と神の世界
78 ヴェック:ビン詰め保存の目覚め
80 サッカー:遅れてきた「サッカー革命
84 卓球:「ピンポン! ピンポン! ピンポン!」
86 武術:柔の道の交差点
90 裸体運動:身裸万象を体感
94 ブラジャー:女性の解放か? 締め付けか?
96 コンドーム:性と生のコントロール
100 靴クリームの時代:シュトゥンデ・塗る
102 ニベア:雪の巨人
104 バイエル社とアスピリン:「万能薬」アスピリン
108 テディベアと女性の社会進出:わたしのステディ
112 メルクリン:イエス・マイ・レール
114 みつばちマーヤ:世界を飛び回るマーヤ
116 ボードゲーム『イライラしないで』:イライラ時代の盤上遊戯
122 「国立」図書館の誕生:ドイ知の蓄積
124 帝都ベルリン:軍都か? 文化都市か?
130 フィルハーモニー:ベルリン市民と楽団のハーモニー
134 旅行業:パッケージ・ツアーの始まり
136 鉄道旅行:旅皇帝と機関車ヘーゲル
140 観光地の発明:アルプス旅行
144 ゾンマーフリッシェ(避暑・保養):軽井沢の原型、ここにあり
148 ワンダーフォーゲル:窮屈な教室を半ズボンで飛び出せ!
152 ユースホステル:ユースフルな宿泊施設
158 温泉と海水浴:ドイツ式リゾートの発明
162 浜のかご:北の海辺の過ごし方
166 パノラマ:19世紀の想像力をかき立てた箱
168 アフリカ植民地:世界帝国ドイツの野望
172 南太平洋植民地:南の島のドイツ帝国
174 青島:第二帝国とアジア・日本が邂逅する地
176 南米の新ゲルマニア:「兄ニーチャンは死んだ」Byニーチェ妹
177 ヘッケルの『生物の驚異的な形』:進化論の深化と真価
178 動物園:「自然」のなかの「都会生活」
186 ドイツ色に染まる日本?:皇国日本と帝国ドイツ
190 第三帝国の少年像:ヒトラー最初の12年間
192 第三帝国の少年像:ゲッベルスと映画の時代
194 第三帝国の少年像:ゲーリングと騎士へのあこがれ
196 第三帝国の少年像:ヒムラーとカトリックの敬虔さ
198 『第二帝国』地図
200 『第二帝国』を知るための年表
202 注
207 上巻のおわりに
著者略歴
伸井太一(ノビイ タイチ nobii taichi)
北海道大学文学部卒、東京大学大学院総合文化研究科・単位取得退学。ドイツ文化に関するライター(実は、東京の某女子大学の歴史学教員)。著書に、東西ドイツの製品史を扱った『ニセドイツ』シリーズ(社会評論社)。本名(柳原伸洋)では『日本人が知りたいドイツ人の当たり前』(共著、三修社)や『教養のドイツ現代史』(共編著、ミネルヴァ書房)など。
齋藤正樹(サイトウ マサキ saitou masaki)
東海大学工学部卒、早稲田大学第一文学部卒、東海大学大学院修士課程修了、早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。修士(工学、文学)。専門はドイツ近現代史。2006-2011年までベルリン在住。現在、教職、翻訳業、ライター業等をしつつ、近現代ドイツの民族主義、人種主義と宗教の関連性についても研究している。
タイトルヨミ
カナ:ダイニテイコク ジョウカン
ローマ字:dainiteikoku joukan

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