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2023年12月1日発売

TANG DENG

出版社名ヨミ:タンデン

Solo Tumult

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内容紹介
ジュリアン・クリンスウィックス(b1995–)はカリフォルニアを拠点に、写真やビデオ、音楽、テキスト、ファッションなど多様な表現形態を用いて唯一無二のヴィジョンを表現・探求するアーティストです。彼はパーソナルであると同時に、シンボリックでポップな言語で現代社会を語る作品を制作しています。

クリンスウィックスのキャリアはビデオグラファーとして始まりました。2015年、ロシアのファッションブランドGosha Rubchinskiyのビデオを撮影したのを皮切りに、ビヨンセやカニエ・ウェスト、ジェイ・Z、ヴァージル・アブロー、スティーヴ・レイシーをはじめとしたトップクリエイター、あるいはLouis VuittonやMiu Miu、MARC JACOBSなどのブランドと数々の協働を重ねてきました。MVやファッションキャンペーンといったコマーシャルな分野で特異な地位を確立する一方、短篇映画の監督や実験的なドキュメンタリーの制作、もしくは作曲までおこなうのも彼の特徴です。2018〜2019年にはグラミー賞を受賞したドキュメンタリー『Homecoming』でビヨンセやParkwood Entertainmentと協働し、活動休止からコーチェラのヘッドライナーを務めるまでのビヨンセの姿を映像作家/映像編集者/ミュージシャンとして表現しました。10代で始めたスケートボードとの関わりも深く、ヴァンズやラスベートやナイキと協働するほか、2022年にはストリートとポピュラーカルチャーにおいて最も影響力のある人物リスト「Hypebeast100」に選出されています。

そんなクリンスウィックスは近年、パーソナルワークの制作に積極的に取り組んでいます。現代アメリカの象徴として高速道路を走るポップな色合いのセミトレーラーに焦点を当てた写真連作《BOYS GROWN TALL》(2019)はその後、深夜に走行するセミトレーラーを撮影した《NACHTWAGEN(Night Trucks)》(2022)へ続き、継続的なシリーズに発展しました。

本書は、クリンスウィックスの最新作《Solo Tumult》を集めた作家初の写真集です。
コマーシャルの撮影でオアフ島にある世界有数のサーフスポット、ワイメア湾を訪れたクリンスウィックスは偶然、その年最大のビッグウェーブの到来を目撃し、夢中でシャッターを切り続けました。自然と人間、静寂と動感、精神と身体。そうした相反する要素を捉えた《Solo Tumult》には、混沌のなかで調和を探そうとする人間の姿が寓話的に現れています。それは、めまぐるしい速度で回るコマーシャル空間における作家自身のステータスを示唆するものであると同時に、慌ただしい現代に暮らすわれわれの肖像でもあります。
ポップな表象のなかに重層的なメタファーを忍ばせるジュリアン・クリンスウィックスの世界をお楽しみください。
著者略歴
Julian Klincewicz(ジュリアン クリンスウィックス jurian kurinsuwikkusu)
ジュリアン・クリンスウィックス(1995年生まれ)は、カリフォルニア州ロサンゼルスを拠点に活動する多分野にわたり活躍するアーティスト。 クリンスウィックスのアートに対する鮮烈な質感と感情豊かなアプローチ、また彼の多面的なスタイルは、ここ数年で彼をカルチャーのメインストリームに押し上げた。ビヨンセ、ジェイ・Z、カニエ・ウェスト、ヴァージル・アブロー、ルイ・ヴィトンなどの世界的なトップ・ミュージシャンやラグジュアリー・ブランドとのコラボレーションを手がける。 個展「IRON MIKE / BGT: NACHTWAGEN」(2022年、ベルリン)、グループ展「Coming Of Age」(2022年、ルイ・ヴィトン財団パリ)、グループ展「UNPOPULAR」(2022年、パワーハウス美術館、シドニー)など、国内外の著名な美術館やアート財団で作品を発表。ストリートとポピュラーカルチャーで最も影響力のある人物のリストで知られている "Hypebeast100(2022年)"とディズニーが選出する "Create 100(2023年)"にも選ばれている。また、ビヨンセ監督のドキュメンタリー映画 "Homecoming" では編集を担当し、グラミー賞を受賞。
タイトルヨミ
カナ:ソロトゥマルト
ローマ字:sorotumaruto

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

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