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定価:1,650円(1,500円+税)
判型:四六
※西村書店扱い
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内容紹介
野瀬光二は温かな人柄で多くの人々に愛され、慕われていた。俳句、陶芸作品、エッセイなど、いずれにもその魅力が溢れている。本人は「はぐれ螢」というタイトルまで考えていたが、存命中は句集を作るには至らず、憲子夫人が膨大な資料を整理し、思い出を加筆、
ここに上梓するに至った。どなたもきっと一読してその文学の造詣の深さと天使的な優しさに慰められることだろう。
天上は黄金(くがね)の色や赤とんぼ
エプロンの白さや妻の松の裡
草の葉に草より青し青がへる
むかご採り村は三時に日が落ちる
はぐれ螢への字に河を越えゆけり
ここに上梓するに至った。どなたもきっと一読してその文学の造詣の深さと天使的な優しさに慰められることだろう。
天上は黄金(くがね)の色や赤とんぼ
エプロンの白さや妻の松の裡
草の葉に草より青し青がへる
むかご採り村は三時に日が落ちる
はぐれ螢への字に河を越えゆけり
目次
第一章
山房周辺 22
杣の里 28
杉の春 32
昆虫記 37
天高く 41
ちんころ抄 44
垣のうち 49
赤のまんま 51
冬木空 54
花筏 58
山村秋色 62
昼の月 64
夏薊 68
春の雪 71
逢魔が時 74
冬銀河 78
別れ霜 82
夏から秋へ 86
書架の塵 90
更衣 95
帰り花 100
夏きざす 103
越生にて 106
凍ゆるむ 108
秋思(比企郡都幾川村慈光寺にて) 112
寒の水 114
走り梅雨 116
山に住み 119
夏に入る 123
拾遺集 八八歳のメモより 131
第二章
たらなあ談義 文化講演会講演録 136
牧野吉晴の秘書の思い出 156
姿三四郎と西郷四郎 講演抄録―富田常雄について 169
秘書の思い出 ―牧野吉晴と富田常雄 180
第三章
師の霊は生きている 188
『魔の誘い』へのあとがき 野瀬光二 196
名栗村から 198
私の陶芸事始め 245
サンダル泥棒――名栗村から―― 249
孫 萌ちゃんへの手紙(1) 257
孫 萌ちゃんへの手紙(2) 259
従弟 山田博章さんへの手紙 261
詩人 久宗睦子様宛て書簡 265
親友 清水邦行様宛て 書簡 267
尾崎秀樹氏 272
第四章
野瀬光二の思い出 野瀬憲子 278
野瀬光二略年譜 308
あとがき 316
山房周辺 22
杣の里 28
杉の春 32
昆虫記 37
天高く 41
ちんころ抄 44
垣のうち 49
赤のまんま 51
冬木空 54
花筏 58
山村秋色 62
昼の月 64
夏薊 68
春の雪 71
逢魔が時 74
冬銀河 78
別れ霜 82
夏から秋へ 86
書架の塵 90
更衣 95
帰り花 100
夏きざす 103
越生にて 106
凍ゆるむ 108
秋思(比企郡都幾川村慈光寺にて) 112
寒の水 114
走り梅雨 116
山に住み 119
夏に入る 123
拾遺集 八八歳のメモより 131
第二章
たらなあ談義 文化講演会講演録 136
牧野吉晴の秘書の思い出 156
姿三四郎と西郷四郎 講演抄録―富田常雄について 169
秘書の思い出 ―牧野吉晴と富田常雄 180
第三章
師の霊は生きている 188
『魔の誘い』へのあとがき 野瀬光二 196
名栗村から 198
私の陶芸事始め 245
サンダル泥棒――名栗村から―― 249
孫 萌ちゃんへの手紙(1) 257
孫 萌ちゃんへの手紙(2) 259
従弟 山田博章さんへの手紙 261
詩人 久宗睦子様宛て書簡 265
親友 清水邦行様宛て 書簡 267
尾崎秀樹氏 272
第四章
野瀬光二の思い出 野瀬憲子 278
野瀬光二略年譜 308
あとがき 316
著者略歴
野瀬 光二(ノセ コウジ nose kouji)
1926年長野県飯田上荒町に生まれる。日本児童文芸家協会会員、日本陶磁協会会員、中谷孝雄主宰の俳句誌『鈴』同人。「小説倶楽部」「小説読物」等の編集長を務め、作家牧野吉晴および富田常雄の秘書となる。56歳のときローマカトリックに入信。俳句、陶芸などを通して多くの文人との交流があり、名栗村をはじめいつも人々の訪問が絶えなかった。2018年没。
タイトルヨミ
カナ:ハグレボタル
ローマ字:hagurebotaru
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