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2022年4月5日発売

小鳥遊書房

出版社名ヨミ:タカナシショボウ

ヘミングウェイ批評 三〇年の航跡

三〇年の航跡
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内容紹介
〈ヘミングウェイという大海原〉を、作家的、そして作品的アプローチによって、縦横無尽に航海(=研究)してきた「日本ヘミングウェイ協会」三〇年のエッセンスがこの一冊に凝縮!
協会が選りすぐった特集論文、投稿論文、そして学会誌『ヘミングウェイ研究』創刊号から第20号の表紙と目次も収録
目次
◉まえがき—日本ヘミングウェイ協会の源流と活動を顧みて(島村法夫)
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◉海図—ヘミングウェイ研究の三〇年(小笠原亜衣)
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【特別寄稿】
◉ヘミングウェイ—作家の「知的な」振る舞いと美学(今村楯夫)
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【特集論文】
◉不況時代のアメリカ—『持つと持たぬと』の背景(千葉義也)

◉ヘミングウェイと記憶の中のミシガン(島村法夫)
◉アンドロジニー論のゆくえ—ハドレーと二人のキャサリン(前田一平)
◉「エリオット夫妻」のセクシュアリティ(谷本千雅子)
◉「スペイン」を巡る「物語」
—Kenと"The Old Man at the Bridge" を中心に(長谷川裕一)
◉ナルシスティック/シネマティック・ゲルニカ
—ヘミングウェイ、イヴェンス、『スペインの大地(塚田幸光)
◉戦場へのレクイエム—atomic jokesと『河を渡って木立の中へ』(柳沢秀郎)
◉Hemingway's Acceptance in China:A Historical Viewpoint(Jun Lu)
◉ヘミングウェイの語りの文体(倉林秀男)
◉偽装された主人公—話法から読み直すFor Whom the Bell Tolls(新関芳生)
◉ヘミングウェイの詩と文体(真鍋晶子)
◉ヘミングウェイのヴァナキュラー・スタイル
—『誰がために鐘は鳴る』、人種、WPA(辻秀雄)
◉ジェイムズ、ヘミングウェイ、覗きの欲望(高野泰志)
◉追憶のパリ
—死後出版作品群における「1920年代パリ」の記憶とその機能(フェアバンクス香織)
◉瞬間の生、永遠の現在
—“パリのアメリカ人”ヘミングウェイとバーンズの移動性(小笠原亜衣)
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【投稿論文】
◉エモーションの換気とその持続
—「ビッグ・トゥー-ハーティッド・リヴァー」を中心に(大森昭生)
◉交差する言語と身体
—「白い象のような山々」における発話の行為遂行性(辻(古谷)裕美)
◉人種的視点から見た20年代パリとヘミングウェイ
—『日はまた昇る』に見るヘミングウェイの人種意識(本荘忠大)
◉『日はまた昇る』から消された黒人の声
—創作過程と時代状況から考える(中村亨)
◉The Bull and the Matador;
Death in the Afternoon as Hemingway's Investigation of Death
(Masaaki Wakamatsu)
◉「大きな二つの心臓のある川」再読
—「黒いバッタ」と「茶色のバッタ」(長尾晋宏)
◉サウンド・アンド・サイレンス
—『日はまた昇る』における「音」の機能(勝井(戸田)慧)
◉コーンの鼻はなぜ平たくなければならないのか
—20世紀初頭のアメリカにおける混血恐怖と美容整形術を中心に(中村嘉雄)
◉彼女たちを語らなかった彼をどう読むか
—ヘミングウェイ作品における女性インディアン表象再考(田村恵理)
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◉『ヘミングウェイ研究』創刊号〜第20号の目次と表紙
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◉あとがき—進水と航跡(前田一平)

索引
著者略歴
日本ヘミングウェイ協会(ニホンヘミングウェイキョウカイ nihonheminguweikyoukai)
日本ヘミングウェイ協会(The Hemingway Society of Japan) 1992年設立。日本におけるヘミングウェイ研究を推進し、会員の研究を相互に高 め合うことを目的に、毎年、研究大会やワークショップを開催し、ニューズレ ターや学会誌『ヘミングウェイ研究』を発行している。また、協会編の研究書も 発刊してきた。海外のヘミングウェイ研究者、研究機関、学会等との交流も図っている。 協会編の論集: 『ヘミングウェイを横断する―テクストの変貌』(本の友社、1999年) 『アーネスト・ヘミングウェイ―21世紀から読む作家の地平』(臨川書店、2012年)
タイトルヨミ
カナ:ヘミングウェイヒヒョウ
ローマ字:heminguweihihyou

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