近刊検索 デルタ

2023年5月1日発売

ナイデル

出版社名ヨミ:ナイデル

カテリーナの伝えたい5つのこと

このエントリーをはてなブックマークに追加
内容紹介
ウクライナの民族楽器・バンドゥーラ奏者として、全国で年間300公演を超えるコンサート活動を行うカテリーナ。
チェルノブイリ原発から2.5kmの町で生まれ、生後1か月で原発事故に遭遇。その後、被災者の子どもたちの音楽団での活動を経て、19歳から日本で演奏活動を行うようになりました。
そしていま、祖国ウクライナが戦禍に巻き込まれ、平和を願うコンサートを、より活動的に展開しているカテリーナ。

そんな彼女が、戦争のこと、自分を支えてきた音楽のこと、祖国ウクライナのこと、そして生い立ちなど、ステージでは伝えられない胸中を明かしました。
目次
1 生い立ちについて
 ・生まれたのは、チェルノブイリ原発から二・五キロほど離れた場所。
  その約1か月後に原発事故が起こりました。
 ・六歳になったとき、私の「遊び」は終わってしまいました。
 ・日本ってどこにあるの? そう思っていたけど、
  初めて空港に降りた瞬間から、好きになった。

2 音楽について
 ・ウクライナにあった二つのバンドゥーラ工場。
  それはもう戦争でなくなってしまいました。
 ・その場で感じて思ったこと。
  それをそのまま伝え、歌うようにしています。
 ・ずっと好きで歌い続けてきた
  「しあわせの鳥」。

3 戦争のこと
 ・自分の家に帰れなくなる。電話もメールもできなくなる。
  事故や病気ではなく、戦争で。
 ・嬉しいことでも悲しいことでも、
  伝えたいことは、すぐに伝えた方がいい。
 ・自分だけ平和で安全なところにいる。
  親戚や友達、みんな戦争が始まったところにいる。

4 ウクライナのこと
 ・ウクライナはウクライナ。
  ロシアとは文化、伝統、言葉も違うのです。
 ・ウクライナは私にとって「第一のふるさと」。
  そして日本も「ふるさと」なのです。
 ・ウクライナ。それは国民にとっての
  「おかあさん」でもあります。
 ・戦争前の綺麗な景色。そして現在のウクライナの景色。
  ふたつの景色を伝えていきたい。
 
5 そして…夢
 ・前に一歩踏み出すのは、すごく怖い。それでも挑戦する。
  家族と別れて一人になっても、味方がいない時でも。
 ・ほんとうに願うことがあるのなら、
  決してあきらめないでほしいのです。

あとがき
著者略歴
カテリーナ(カテリーナ kateryna)
ウクライナの民族楽器・バンドゥーラ奏者。 チェルノブイリ原子力発電所から2.5km離れた町、プリピャチで生まれる。生後約30日の時に原発事故で被災し、一家は町から強制退去させられる。 ​6歳の時に原発事故で被災した子供たちで構成された音楽団「チェルボナカリーナ」に入団。以降、欧州や日本などの海外公演に多数参加。19歳の時に音楽活動の拠点を東京に移す。 ​現在、日本で数少ないバンドゥーラ奏者の1人として、さまざまなコンサートで公演活動を展開中。
タイトルヨミ
カナ:カテリーナノツタエタイイツツノコト
ローマ字:kateriinanotsutaetaiitsutsunokoto

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを使用しています。

-- 広告 -- AD --

-- 広告 -- AD --

もうすぐ発売(1週間以内)
新着:ランダム(5日以内)

>> もっと見る

※近刊検索デルタの書誌情報はopenBDのAPIを利用しています。